親子で読む歴史漫画おすすめ7選!中学受験にも役立つ日本史・世界史の選び方
「パパ、織田信長って誰?」
5歳の娘からの突然の質問に、私は言葉に詰まりました。大河ドラマを見ていた妻の横で、娘が画面を指さしていたのです。外資系コンサルタント時代にプレゼンテーションは得意だったはずなのに、5歳児に歴史を説明することがこんなに難しいとは思いませんでした。
KADOKAWAの調査によると、東大・早慶といった難関大学に合格した学生の56.8%が、子どもの頃に「学習まんが」を買ってもらって嬉しかったと回答しています。これは図鑑や絵本、学習参考書を抑えてトップの数字です。
2児の父である私が、5歳の娘と実際に読んでいる歴史漫画を7冊ご紹介します。中学受験を見据えた出版社選びから、親子で楽しむコツまで、実践的な情報をお伝えします。
日本史漫画が子供の学習に効果的な理由
脳科学が証明する学習漫画の記憶効果
「漫画で勉強なんて」と思っていませんか。私も最初はそう考えていました。しかし、研究データがその考えを覆しています。
別府大学の研究(2017年)によると、学習マンガで提示された内容は、3週間後まで記憶が保持されやすいことがわかっています。文字だけの教材と比較して、理解や記憶といった認知的処理が深く行われるのです。
また、日本教育工学会の研究では、マンガによるストーリー提示が成績を有意に高めることが明らかになりました。特に推論や知識の応用が必要なテストで効果が顕著だったそうです。
歴史嫌いを防ぐ「物語」の力
学研教育総合研究所の2024年調査によると、小学生の嫌いな教科5位に「社会」がランクインしています。「暗記科目」というイメージが、歴史への苦手意識を生んでいるのでしょう。
しかし、歴史には「物語」「流れ」「人物」という要素があります。これは漫画と同じ構造です。5歳の娘が「ねこねこ日本史」で大笑いしながら「信長って面白いね」と言ったとき、私は歴史教育の本質を理解しました。暗記ではなく、物語として楽しむことが大切なのです。
親子で読む日本史漫画おすすめ7選
1. 歴史入門に最適:『ねこねこ日本史』
歴史上の人物がすべて猫になって登場する異色の歴史漫画です。NHK Eテレでアニメ化され、子供たちに大人気。ギャグ要素が強く、5歳の娘でも大笑いしながら読んでいます。
「坂本龍馬が猫だから、すぐ飽きちゃうんだよね」というくだりは、史実を踏まえた巧みなギャグ。歴史に興味がない子供の入り口として最適です。まずはここから始めて、歴史への親しみを育てることをおすすめします。
2. 8年連続売上No.1:『角川まんが学習シリーズ 日本の歴史』
学習まんが「日本の歴史」ジャンルで8年連続売上No.1を誇る定番シリーズです。ソフトカバー&四六判というコンパクトな仕様で、子供が持ち運びやすいのが特徴。
カバーイラストは、スタジオジブリの近藤勝也、『ケロロ軍曹』の吉崎観音、『DEATH NOTE』の小畑健など豪華執筆陣。歴史の大まかな流れを理解するのに重点が置かれており、中学受験の入り口として多くの塾講師が推奨しています。
3. 累計2,500万部の定番:『小学館 学習まんが少年少女日本の歴史』
小学館、累計2,500万部突破のロングセラー
¥21,758(記事作成時の価格です)
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累計2,500万部を突破したロングセラーシリーズです。山川出版社が編集協力しており、内容の信頼性は折り紙付き。私自身も子供の頃に読んでいたシリーズで、世代を超えて愛されています。
全24巻という充実のボリュームで、歴史の細部まで学べます。高校・大学受験まで長く使えることを考えると、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
4. DVD付きで映像も楽しめる:『学研まんが NEW日本の歴史』
DVD付きでオールカラーという、視覚的に楽しめる歴史漫画です。映像と漫画を組み合わせて学びたい家庭におすすめ。全14巻と他のシリーズより巻数が少ないため、読了のハードルが低いのも魅力です。
2歳の息子はまだ漫画は読めませんが、DVDなら一緒に見ることができます。きょうだいで年齢差がある場合にも使いやすいシリーズです。
5. 中学受験に強い:『集英社 学習まんが 日本の歴史』
塾業界で「歴史まんがなら集英社」と評される、中学受験に強いシリーズです。近現代史のボリュームが全20巻中8巻と圧倒的に充実。塾のテキストで太字になるような重要箇所が、漫画内でも太字になっているなど、受験を意識した作りになっています。
ベネッセ教育情報サイトによると、中学受験塾では5年生の2学期から歴史を学ぶことが多いとのこと。それまでに集英社版を読み終えておくと、授業がスムーズに理解できるでしょう。
6. 高校・大学受験まで対応:『講談社 学習まんが 日本の歴史』
最新の歴史研究を反映した、情報量の多い本格派シリーズです。中学受験だけでなく、高校・大学受験まで長く使えます。特典として歴史人物データカード120枚が付属しており、カードゲーム感覚で人物を覚えられます。
情報量が多いため、小学校低学年にはやや難しいかもしれません。中学生以降、あるいは歴史好きな高学年向けとして検討するとよいでしょう。
7. 世界史もカバー:『角川まんが学習シリーズ 世界の歴史』
日本史だけでなく世界史も学べる、角川の世界の歴史シリーズです。世界史教育の最先端であるグローバル・ヒストリーを採用した初めての歴史まんが。本編4160ページという最大ボリュームで、どの出版社よりも詳しい内容になっています。
2025年度から始まった共通テスト科目「歴史総合」に完全対応。日本史と世界史を関連づけて学ぶことで、より深い歴史理解が身につきます。
出版社別・目的別の歴史漫画比較表
| 出版社 | 巻数 | 価格帯 | おすすめの受験 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| KADOKAWA | 16巻+別巻 | 約15,000円 | 中学受験 | 売上No.1、持ち運びやすい |
| 小学館 | 24巻 | 約22,000円 | 大学受験 | 累計2,500万部の定番 |
| 学研 | 14巻 | 約16,000円 | 中学受験 | DVD付き、映像併用可 |
| 集英社 | 20巻 | 約17,000円 | 中学受験 | 塾推奨、近現代史充実 |
| 講談社 | 20巻 | 約19,000円 | 大学受験 | 最新研究、情報量多 |
子供を歴史好きにする3つのコツ
コツ1:「ねこねこ日本史」で入り口を作る
いきなり本格的な学習漫画を渡しても、子供は興味を持ちにくいものです。私は5歳の娘に、まず「ねこねこ日本史」のアニメを見せることから始めました。猫が武将になるシュールな設定に大ウケして、「もっと見たい!」と言うようになりました。
歴史に興味を持ったら、次のステップとして角川や集英社の学習漫画に進むとスムーズです。「信長ってねこねこで見たね」という会話が、学習漫画への橋渡しになります。
コツ2:受験目的に合わせて出版社を選ぶ
専門家の意見を総合すると、中学受験ならKADOKAWA版か集英社版、高校・大学受験なら小学館版か講談社版が適しています。DVD好きなら学研版という選択肢もあります。
我が家では、まだ娘が5歳なので、まずは角川版の1巻から始めることにしました。中学受験を視野に入れつつ、読みやすさを重視した選択です。
コツ3:親子で一緒に読んで会話する
別府大学の研究でも示されているように、漫画の学習効果を高めるには「ストーリー全体」を理解することが重要です。そのためには、親子で一緒に読んで会話することが効果的です。
「この人物知ってる?」「大河ドラマに出てきたね」「今度の旅行で、ここのお城に行ってみよう」といった会話が、知識の定着を促します。私も週末は娘と一緒に歴史漫画を読む時間を作っています。
まとめ:歴史漫画で親子の学びを楽しもう
難関大学生の56.8%が子ども時代に学習まんがを読んでいたという調査結果は、歴史漫画の教育効果を裏付けています。暗記ではなく、物語として歴史を楽しむことで、自然と知識が身につくのです。
今回紹介した7冊の中で、最初の1冊を選ぶなら「ねこねこ日本史」をおすすめします。ギャグ要素で歴史への入り口を作り、子供の興味を引き出してくれます。
本格的な学習漫画としては、中学受験を見据えるなら角川版か集英社版を。8年連続売上No.1の角川版は、読みやすさと内容のバランスが優れています。
5歳の娘、2歳の息子と一緒に、歴史漫画を通じて日本の歴史を学んでいます。「パパ、次はどの時代を読むの?」という娘の言葉に、親としての喜びを感じています。
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