ビジネス文書本おすすめ5選!38歳が実践した伝わるメール&報告書の書き方

ビジネス文書本おすすめ5選!38歳が実践した伝わるメール&報告書の書き方

「このメール、何が言いたいのかわからない」

部下から送られてきたメールを見て、私は何度もため息をついてきました。外資系コンサルティング会社時代、ロジカルな文章には自信がありましたが、管理職になってからは「伝わる」ことの難しさを痛感しています。

日本ビジネスメール協会の調査(2024年)によると、ビジネスパーソンが不快に感じるメールの理由第1位は**「必要な情報が足りない」で、実に45.85%を占めています。また、1日に受信するメールの平均は47.83通**。これだけの量を処理しながら、わかりやすい文章を書くのは簡単ではありません。

私自身、メール作成に悩んでいた時期がありました。しかし、ビジネス文書の「型」を学んでからは、作成時間が半分以下になり、部下の文章添削も的確にできるようになりました。今回は、その学びを得た5冊を紹介します。

一生使える ビジネスメールの「型」

悩まず、早く、伝わるメールを書く基本を凝縮した一冊

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なぜビジネス文書力が今求められるのか

メール作成に費やす膨大な時間

日本ビジネスメール協会の調査によると、メール1通の作成にかかる平均時間は5分57秒です。1日に送信するメールの平均は12.27通なので、単純計算で約73分をメール作成に費やしていることになります。

7割以上の人が1通を5分以内で作成していますが、逆に言えば3割近くの人が毎回5分以上かかっているのです。年間で考えると、この差は途方もない時間の違いになります。

不快なメールが信頼を損なう

同調査では、約4割の人が過去1年間に仕事のメールで不快を感じた経験があると回答しています。不快の理由トップ5は以下のとおりです。

  1. 必要な情報が足りない(45.85%)
  2. 文章が曖昧
  3. 文章が攻撃的
  4. 文章が長い
  5. 件名がわかりにくい

つまり、情報不足と曖昧さが最大の問題なのです。これは「型」を知らないことが原因であり、学習によって改善できます。

コミュニケーション手段の主役は依然としてメール

HR総研の調査によると、仕事のコミュニケーション手段としてメールが8割を占めています。TeamsやSlackなどのチャットツールが普及しても、メールは依然としてビジネスの主要手段です。

だからこそ、ビジネス文書力を高めることは、キャリア全体を通じて役立つ投資なのです。

ビジネス文書本おすすめ5選:管理職が実践して効果を実感した厳選書

1. 一生使える ビジネスメールの「型」

一生使える ビジネスメールの「型」

悩まず、早く、伝わるメールを書く基本を凝縮

¥1,738(記事作成時の価格です)

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海津佳寿美氏の『一生使える ビジネスメールの「型」』は、私のメール作成を根本から変えた一冊です。著者は500回以上の企業研修で約8千人に指導してきた実績を持ちます。

本書の核心は、メールには「型」があるという考え方です。メール本文の構成をどうするか【メール本文の型】、どういう説明がわかりやすいのか【説明の型】、クッション言葉、正しい敬語、箇条書きの活用法など、今さら聞けない基本が体系化されています。

私は本書を読んでから、メール作成時間が平均7分から3分に短縮されました。「型」があると迷いがなくなり、結果として質も上がるのです。

2. 新版 気のきいた短いメールが書ける本

新版 気のきいた短いメールが書ける本

日本で最も支持されてきたメール術本の最新版

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中川路亜紀氏の本書は、日本で最も支持されてきたメール本の最新版(2025年7月発売)です。アポのお願い、返事、お礼、依頼、催促、お詫びなど、あらゆる場面に対応できる具体的な文例を収録しています。

特に参考になったのは、「短いけれど失礼にならない」書き方です。長々と書くことが丁寧だと思っていた私にとって、目からウロコでした。ビジネスチャットにも対応した内容で、現代の働き方に合っています。

3. そのまま使える!ビジネスメール文例大全

平野友朗氏の本書は、シチュエーション毎の文例を366個収録した実践的な内容です。日本ビジネスメール協会の代表理事である著者が、18年間の調査と研修で培ったノウハウを惜しみなく公開しています。

私はこの本を机に置いて、困ったときの辞書として使っています。「催促メールの書き方がわからない」「お詫びメールの適切な表現は?」といった具体的な悩みに、すぐに答えが見つかります。部下に教えるときも、この本から適切な文例を示すことができます。

4. 仕事が速い人はどんなメールを書いているのか

同じく平野友朗氏の本書は、「速さ」にフォーカスした内容です。仕事が速い人と遅い人のメールの違いを具体的に比較しながら、効率化のポイントを解説しています。

私が実践して効果を感じたのは、「即レス基準」の考え方です。2分以内で返せるメールは即返信し、それ以上かかるものはバッチ処理する。このルールを導入してから、メール処理の滞留がなくなりました。

時間管理の観点からも参考になる内容で、時間管理本おすすめと合わせて読むと効果的です。

5. 入社1年目 ビジネス文書の教科書

入社1年目 ビジネス文書の教科書

社内文書・社外文書を網羅した実務の決定版

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西出ひろ子氏の本書は、メールだけでなく報告書、議事録、稟議書など、ビジネス文書全般をカバーしています。社内文書と社外文書に分けて、言葉づかい、文章の構成、レイアウトまで丁寧に解説されています。

「入社1年目」というタイトルですが、実際は管理職にこそおすすめです。部下に文書作成を指導するとき、「なぜその書き方が正しいのか」を説明できるようになります。私も本書を参考に、チーム内の文書フォーマットを統一しました。

今日から使えるビジネスメールの型

本書から学んだ、即実践できるメールの基本構成を紹介します。

件名の型

【用件】+要約 が基本です。

  • 悪い例:お願い
  • 良い例:【ご確認依頼】12/20企画会議の資料について

件名だけで用件がわかると、相手は優先順位をつけやすくなります。

本文の型(PREP法)

  1. 結論:お願いしたいこと、報告したいことを最初に
  2. 理由:なぜそうなのかを簡潔に
  3. 詳細:必要な情報を箇条書きで
  4. 結び:期限や次のアクションを明示

この型を使うと、「必要な情報が足りない」という不満を解消できます。

返信は24時間以内がルール

調査によると、約7割のビジネスパーソンが24時間以内の返信を期待しています。すぐに回答できない場合も、「確認して○日までにご連絡します」と一報入れるだけで、相手の不安を解消できます。

部下に教えたいビジネス文書の3つの基本

管理職として、部下にまず教えるべきポイントをまとめました。

1. 情報を漏らさない

不快の理由1位が「必要な情報が足りない」である以上、5W1Hを意識することが最重要です。特に「いつまでに」「誰が」「何を」の3点は必須です。

2. 1メール1用件

複数の用件を1通にまとめると、相手は混乱します。用件ごとにメールを分けることで、対応漏れも防げます。

3. 読みやすさを意識する

長い文章は箇条書きに分解する。改行を適切に入れる。これだけで読みやすさが格段に上がります。

文章力全般については、文章術本おすすめでも詳しく解説しています。

おわりに:型を知れば、メールは怖くない

ビジネス文書に苦手意識を持つ人は多いですが、その原因の多くは「型を知らない」ことにあります。型さえ覚えれば、悩む時間は激減し、質も自然と上がります。

調査が示すとおり、メール失敗を経験する人は**37.31%**にも上ります。しかし、これは裏を返せば、文書力を高めることで差別化できるということです。

今回紹介した5冊の中から、まずは1冊を手に取ってみてください。「測定できるものは改善できる」という私のモットーは、メール作成時間にも当てはまります。まずは今日1通のメールを「型」に沿って書いてみましょう。

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この記事のライター

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佐々木 健太

元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。

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    元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。

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