哲学本おすすめ初心者向け!人生の悩みを解決する現代思想入門5冊
哲学って難しそう…でも実は人生の悩みに効く
「哲学」って聞くと、なんだか難しそうで敬遠していませんか?
実は私もそうでした。28歳になって、仕事のことや将来のこと、人間関係のことで悩んでいた時期があって。自己啓発書はたくさん読んでいたんですけど、どこか物足りないというか、もっと根本的な答えが欲しいと思ったんですよね。
そんなときに出会ったのが哲学の本でした。
「いやいや、哲学なんてもっと難しいでしょ?」と思うかもしれません。でも、初心者向けに書かれた本を選べば、驚くほど読みやすくて、しかも人生の悩みに直接効くんです。
京都大学の楠見孝教授の研究によると、哲学を学ぶことで批判的思考力が向上し、日常生活や仕事での問題解決能力が高まることが実証されています。378大学443学部を対象とした調査では、学部から博士課程まで50-70%が批判的思考力を重視しているそうです。
つまり、哲学って単なる机上の学問じゃなくて、実際に人生に役立つ実践的なツールなんですよね。
この記事では、私が実際に読んで「これなら初心者でも読める!」と思った哲学本を5冊ご紹介します。どれもカフェで読めるくらい気軽で、でも人生を変える深い気づきがある本ばかりです。
初心者が哲学書を選ぶときの3つのポイント
哲学の本って、選び方を間違えるとすぐに挫折してしまうんですよね。私も最初は難しい本に手を出して、3ページで諦めたことがあります(笑)。
でも、九州大学哲学研究室の推薦図書リストや専門家の意見を参考にして、初心者でも読みやすい本の特徴が分かってきました。
読みやすさ重視で選ぶ
まず大切なのは、読みやすさです。
哲学って専門用語が多いイメージがあると思うんですけど、初心者向けの本は専門用語を使わずに、日常の言葉で説明してくれています。小説みたいに読める本や、対話形式で進む本なんかは特におすすめです。
実際、Stanford Encyclopedia of Philosophyの研究でも、対話を通じた哲学学習が最も効果的であることが示されています。
実生活との関連性を確認する
次に大切なのは、自分の悩みと関連があるかどうかです。
「これって私の悩みに効くかも」と思える本を選ぶと、俄然読むモチベーションが上がります。人間関係に悩んでいるなら人間関係の本、生き方に悩んでいるなら生き方の本、という感じで選ぶといいですよ。
哲学は定義力や探求力を鍛えてくれるので、日常生活や仕事での問題解決に直接役立つんです。
興味のあるテーマから始める
最後は、自分が興味を持てるテーマから始めることです。
「古代ギリシャの哲学から順番に学ばなきゃ」なんて思う必要は全くありません。現代思想から入っても、アドラー心理学から入っても大丈夫。むしろ、興味のあるところから始めた方が続きます。
私は最初、人間関係の悩みから『嫌われる勇気』を読んだんですけど、それがきっかけで哲学の面白さに目覚めました。
初心者におすすめの哲学本5選
それでは、実際に私が読んで良かった本を5冊ご紹介していきます。
どれも本当に読みやすくて、でも深い気づきがある本ばかりです。
1. 『史上最強の哲学入門』飲茶
最初におすすめしたいのが、この本です。
哲学者を「最強の真理探究者」として紹介するという斬新なアプローチで、まるでバトル漫画を読んでいるような感覚で哲学が学べます。プラトンからニーチェまで、32人の哲学者たちが「真理」を巡って戦う姿が描かれていて、ページをめくる手が止まりません。
個人的には、デカルトの「我思う、ゆえに我あり」の章が好きです。「自分が本当に存在するってどういうこと?」という疑問から始まる思考実験が、めちゃくちゃ面白いんですよね。
読み終わった後、カフェで友達に「哲学って実はバトル漫画みたいなんだよ」って熱く語ってしまいました(笑)。
こんな人におすすめ
- 哲学の「て」の字も知らない完全初心者
- エンタメ性のある読み物が好きな人
- 難しい本は苦手だけど知的好奇心はある人
哲学者を「最強の真理探究者」として紹介。プラトンからニーチェまで32人の哲学者の思想をバトル漫画のように楽しく学べる、完全初心者向けの哲学入門書。
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2. 『14歳からの哲学 考えるための教科書』池田晶子
14歳向けと書いてありますが、大人が読んでも(というか大人こそ)深く考えさせられる本です。
「死」「心」「他人」「家族」「社会」など、誰もが一度は考える根本的な問いに対して、著者が真正面から向き合っています。答えを与えるのではなく、「一緒に考えよう」というスタンスがすごく好きです。
私が一番印象に残ったのは「宇宙はなぜ存在するのか」という章です。当たり前だと思っていることが、実は全く当たり前じゃないんだって気づかされました。
夜寝る前に少しずつ読むのが習慣になって、毎晩「うーん」って唸りながらベッドに入る日々でした。
こんな人におすすめ
- 人生の根本的な問いについて考えたい人
- 答えより問いを大切にしたい人
- 平易な言葉で書かれた哲学書を探している人
「死」「心」「他人」など、誰もが一度は考える根本的な問いに真正面から向き合う。14歳向けと書いてあるが、大人こそ深く考えさせられる名著。
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3. 『嫌われる勇気』岸見一郎・古賀史健
もはや説明不要の大ベストセラーですが、哲学入門としても最高の一冊です。
アドラー心理学を「哲学者」と「青年」の対話形式で学べるので、まるで自分が哲学の授業を受けているような感覚になります。「すべての悩みは対人関係の悩みである」というアドラーの言葉には、最初は「えっ、そんな極端な」と思いましたが、読み進めるうちに「確かに…!」となりました。
特に「課題の分離」という考え方は、私の人間関係の悩みを一気に軽くしてくれました。他人の課題に踏み込まない、自分の課題に他人を踏み込ませない。このシンプルな原則が、どれだけ気持ちを楽にしてくれるか。
読み終わった後、会社での人間関係が明らかに変わりました。「この人がどう思うか」じゃなくて、「私がどうしたいか」で行動できるようになったんです。
この本については、以前『嫌われる勇気』をZ世代なりに解釈した記事でSNS時代の実践法を詳しく書いています。特にSNS疲れを感じている方は、そちらもぜひ読んでみてください。
こんな人におすすめ
- 人間関係に悩んでいる人
- 他人の評価が気になってしまう人
- 即実践できる哲学を学びたい人
アドラー心理学を哲学者と青年の対話形式で学ぶベストセラー。「課題の分離」など、人間関係の悩みを解決する実践的な哲学が満載。
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4. 『現代思想入門』千葉雅也
「現代思想って何?」という疑問から始められる、まさに入門書の鏡のような本です。
フーコー、ドゥルーズ、デリダといった現代思想の巨人たちの思想を、驚くほど分かりやすく解説してくれています。特に「ポスト構造主義」という難解そうな思想が、こんなにすっきり理解できるなんて思いませんでした。
私が「なるほど!」と膝を打ったのは、「アイデンティティは固定されたものじゃない」という考え方です。「私は○○だから△△すべき」という思い込みから解放されて、もっと自由に生きていいんだって思えたんですよね。
SNSで自分を見失いそうになったとき、この本の考え方に何度も助けられました。
こんな人におすすめ
- 現代社会の問題について考えたい人
- SNS時代の自分の在り方を見つめ直したい人
- 最新の哲学思想を知りたい人
フーコー、ドゥルーズ、デリダなど現代思想の巨人たちの思想を驚くほど分かりやすく解説。ポスト構造主義という難解な思想がすっきり理解できる入門書。
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5. 『哲学用語図鑑』田中正人
最後にご紹介するのは、ちょっと変わり種です。
この本は「読む」というより「眺める」本。哲学の主要な概念や用語が、イラストと図解で説明されています。視覚的に理解できるので、文字だけの本が苦手な人でも楽しめます。
私はこの本を辞書代わりに使っています。他の哲学書を読んでいて分からない言葉が出てきたら、この本を開いて確認する。そうすると、「あ、こういうことか!」って腑に落ちることが多いんです。
リビングのテーブルに置いておくと、パラパラめくるだけでも楽しいですよ。
こんな人におすすめ
- ビジュアルで理解したい人
- 哲学用語を辞書的に調べたい人
- 他の哲学書と並行して読みたい人
哲学書の効果的な読み方
せっかく良い本を選んでも、読み方を間違えると挫折してしまいます。
私が実践している、挫折しない読み方をシェアしますね。
完璧に理解しようとしない
これ、めちゃくちゃ大事です。
哲学書って、一度読んだだけで完全に理解できるものじゃありません。特に初心者のうちは、「なんとなく分かった気がする」くらいで十分。むしろそれが正常です。
私も最初は「全部理解しなきゃ」と気張っていたんですけど、それだと疲れちゃって続かないんですよね。今は「70%理解できたらOK」くらいの気持ちで読んでいます。
不思議なことに、時間が経ってから読み返すと、以前は分からなかったところがすんなり理解できたりするんです。
メモを取りながら読む
読みながら、気になったところや「なるほど!」と思ったところに付箋を貼ったり、ノートにメモしたりしています。
別に綺麗にまとめる必要はありません。「これって仕事の○○に使えそう」とか「友達の△△さんに教えたい」とか、そういう走り書きで十分です。
実際、Glaser (1941)の研究でも、批判的思考の訓練を受けた学生は、その能力が少なくとも6ヶ月間持続することが示されています。つまり、考えながら読む習慣をつけることで、長期的な効果が得られるということです。
批判的思考力をさらに鍛えたい方は、論理的思考を鍛える本『イシューからはじめよ』の記事も参考になります。クリティカルシンキングの科学的トレーニング法が詳しく紹介されています。
私はお気に入りのノートを一冊用意して、「哲学ノート」として使っています。後から見返すと、自分の思考の変化が分かって面白いですよ。
他の人と議論する
これができるようになると、哲学の面白さが倍増します。
友達やSNSで感想を共有したり、読書会に参加したりすると、自分とは違う解釈や視点に出会えます。「えっ、そういう読み方もあるの!?」って驚くことがたくさんあって、本当に刺激的です。
私は月に1回、友達と「哲学カフェ」を開いています。カフェで集まって、それぞれが読んだ哲学書について話すだけなんですけど、これが楽しくて。
ひとりで読んでいたときには気づかなかった発見がたくさんあります。
哲学を学ぶことで得られる3つのメリット
最後に、哲学を学ぶことで実際にどんな良いことがあるのか、私の体験を交えてお話しします。
批判的思考力が身につく
哲学を学ぶと、「本当にそうなのかな?」と立ち止まって考える習慣がつきます。
仕事で新しい企画の提案を受けたときも、「これって本当に必要?」「別の方法はないかな?」と多角的に考えられるようになりました。上司からも「森田さん、最近分析力が上がったね」と言われるようになったんです。
実際、批判的思考の独立した指導と教科内容の指導を組み合わせると、最も効果的であることが研究で示されています。
人間関係の悩みが軽くなる
「課題の分離」を始めとする哲学の考え方を実践すると、人間関係のストレスが本当に減ります。
以前は「どうしてあの人は分かってくれないんだろう」とイライラすることが多かったんですけど、今は「価値観が違うのは当たり前」と思えるようになりました。他人を変えようとするんじゃなくて、自分の考え方を調整する。この方がずっと楽なんですよね。
人生の選択に自信が持てる
哲学を学ぶと、自分なりの「軸」ができます。
「みんながそうしているから」じゃなくて、「私はこう考えるから」という基準で判断できるようになるんです。転職するかどうか迷ったときも、自分の価値観と照らし合わせて考えられるようになりました。
決断に迷ったときの「よりどころ」ができた感じです。
まとめ:哲学は人生を豊かにする
哲学って、難しそうに見えて、実は人生を変える力があります。
この記事でご紹介した5冊は、どれも初心者向けで読みやすく、でも深い気づきがある本ばかりです。
- エンタメ感覚で楽しみたい: 『史上最強の哲学入門』
- 根本的な問いを考えたい: 『14歳からの哲学』
- 人間関係を改善したい: 『嫌われる勇気』
- 現代思想を知りたい: 『現代思想入門』
- ビジュアルで理解したい: 『哲学用語図鑑』
どれから読んでも大丈夫です。あなたの今の悩みや興味に一番近い本を選んでみてください。
28歳になって初めて哲学の本を読んだ私ですが、「もっと早く読んでおけばよかった」と思うこともあります。でも同時に、「今読んだからこそ響いた」とも思うんですよね。
人生のタイミングって不思議なものです。
あなたも、この記事を読んで「哲学の本、読んでみようかな」と思ったのなら、それが今のあなたにとってのベストタイミングなのかもしれません。
カフェでコーヒーを飲みながら、ゆっくり哲学の世界に触れてみてください。きっと、新しい発見があるはずです。




