サステナブル本おすすめ5選!38歳が家族で実践したエコ生活で年間9万円節約できた方法

サステナブル本おすすめ5選!38歳が家族で実践したエコ生活で年間9万円節約できた方法

「パパ、どうしてゴミを捨てるの?」

5歳の娘からの素朴な質問に、私は言葉に詰まった。「燃やすとCO2が出るんだよ」と説明しても、「CO2って何?」と返される。そもそも私自身、環境問題について体系的に学んだことがなかった。

2児の父として、この問いに真剣に向き合わなければならないと感じた。そこから始まったエコ生活への取り組みは、今や我が家の習慣になっている。

実践してみた結果、驚いたのは経済的なメリットだ。マイボトル持参とエコバッグだけで、年間約3万円の節約効果があった。効果で考えると、エコ生活は「地球に良い」だけでなく「家計にも良い」のである。

今回は、私が実際に読んで家族で実践している本を5冊紹介したい。

エコ生活がもたらす3つのメリット

エコ生活を始める前に、なぜ取り組む価値があるのかを整理しておきたい。

1. 経済的メリット:測定できるものは改善できる

エビデンスによれば、日本の4人家族が食品ロスを半減させるだけで、年間約6万円の節約になる。私が実践してみた結果、以下の効果を確認できた。

取り組み年間節約額初期投資回収期間
マイボトル持参約30,000円3,000円約1ヶ月
エコバッグ使用約1,000円500円約6ヶ月
食品ロス削減約60,000円0円即時
合計約91,000円3,500円-

家計管理と節約については、節約本おすすめでより詳しく解説している。

2. 子供への教育効果

環境問題への取り組みは、子供にとって最高の教材になる。「なぜゴミを減らすの?」という質問から始まり、「どうすれば地球を守れる?」という主体的な思考へと発展していく。

我が家の5歳の娘は、今では買い物に行くと「これはプラスチック?紙?」と確認するようになった。2歳の息子も、ゴミの分別を手伝うのが楽しみになっている。

3. シンプルな暮らしへの転換

エコ生活を始めると、自然と「本当に必要なもの」を見極める目が養われる。物が減ることで、掃除の時間が減り、探し物も減る。結果として、家族との時間が増えるという好循環が生まれた。

この「物を減らす」という考え方は、断捨離・片付け本で紹介しているミニマリスト的アプローチと共通している。

エコ生活本おすすめ5選

1. ゼロ・ウェイスト・ホーム

著者のベア・ジョンソンは、カリフォルニア在住のフランス人女性。4人家族で年間に出すゴミの量がわずか1リットル以下という、驚異的な実践者だ。

この本の強みは、具体的な「5R」フレームワークを提示していること。

  1. Refuse(断る):不要なものを最初から受け取らない
  2. Reduce(減らす):本当に必要なものだけを持つ
  3. Reuse(再利用):使い捨てをやめる
  4. Recycle(リサイクル):上記3つでカバーできないものだけを
  5. Rot(堆肥化):生ゴミはコンポストへ

私が実践してみた結果、まず「Refuse」から始めるのが最も効果的だった。レシートは不要、過剰包装は断る、試供品はもらわない。これだけで、家に入ってくるゴミの量が激減する。

2. プラスチック・フリー生活

『プラスチック・フリー生活』は、シャンタル・プラモンドンとジェイ・シンハ夫妻による実践書だ。二人はカナダで「Life Without Plastic」というビジネスを運営しており、プラスチックフリーの代替品を提案し続けている。

この本の特徴は、部屋別・シーン別に具体的な対策を提示していること。

  • キッチン:シリコン製保存容器、蜜蝋ラップ、竹製調理器具
  • バスルーム:固形シャンプー、竹歯ブラシ、安全剃刀
  • 外出時:マイボトル、マイカトラリー、エコバッグ

効果で考えると、特にキッチンのプラスチック削減が大きい。我が家では、ラップをほぼ使わなくなり、月に500円以上の節約になっている。

3. サステイナブルに暮らしたい

『サステイナブルに暮らしたい』は、『ゼロ・ウェイスト・ホーム』の翻訳者である服部雄一郎さんと麻子さん夫妻による日本版実践記録だ。

この本の価値は、日本の実情に合わせた提案にある。海外の本は素晴らしいが、量り売りの店が少ない日本では実践しづらい部分もある。服部夫妻は高知県に移住し、日本で実際にエコ生活を実践しながら、現実的なアドバイスを提供している。

特に参考になったのは、「完璧を目指さない」というメッセージ。「無理なく、楽しんでできることを見つけて、続けていく」という姿勢は、家族でエコ生活を始める上で非常に重要な心構えだ。

4. サーキュラー・エコノミー

『サーキュラー・エコノミー』は、アクセンチュアのピーター・レイシーによるビジネス書だ。個人のエコ生活とは毛色が異なるが、「なぜエコ生活が必要なのか」を経済学的に理解するために欠かせない一冊。

循環型経済とは、「生産→消費→廃棄」という一方通行の経済モデルを、「資源→製品→再利用→資源」という循環型に変える考え方だ。

私のようなビジネスパーソンにとって、この視点は重要だ。エコ生活は「我慢」ではなく、新しい経済システムへの移行準備なのである。子供たちが大人になる頃には、循環型経済が当たり前になっているかもしれない。

5. 地球の未来のため僕が決断したこと

『地球の未来のため僕が決断したこと』は、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツが10年間の調査をまとめた著作だ。

この本の強みは、徹底したデータ主義にある。「年間510億トンの温室効果ガスをゼロにする」という目標を設定し、そのために何が必要かを科学的に分析している。

エビデンスによれば、温室効果ガスの排出源は以下の5つに分類される。

  1. ものをつくる(製造):31%
  2. 電気をつくる:27%
  3. 食べ物をつくる(農業):19%
  4. 移動する(交通):16%
  5. 冷やしたり暖めたりする:7%

個人レベルでできることは限られるが、だからこそ「どこに注力すべきか」が見えてくる。我が家では、食べ物(食品ロス削減)と冷暖房(適切な温度設定)に特に力を入れている。

家族で始める3つのステップ

これらの本を読んで、実際に家族でエコ生活を始めるための3つのステップを提案したい。

ステップ1:現状を「測定」する

まずは1週間、家庭のゴミの量を測定してみよう。我が家では、燃えるゴミ袋の数をカウントするところから始めた。測定できるものは改善できる。現状を把握することで、どこに改善の余地があるかが見えてくる。

ステップ2:「小さな変化」から始める

いきなり完璧を目指さない。まずはマイボトル1本、エコバッグ1枚から始める。習慣化の研究によれば、小さな行動から始めることが継続の鍵だ。我が家では、毎週日曜日に「今週の挑戦」を1つ決めている。

ステップ3:家族で「共有」する

成果は家族で共有する。「今週はゴミ袋が1つ減ったね」「マイボトルで○○円節約できたね」と可視化することで、モチベーションが維持できる。特に子供は、自分の行動が結果につながることを実感すると、主体的に取り組むようになる。

測定できるものは改善できる

エコ生活は、一朝一夕に完成するものではない。我が家も、まだ完璧とは程遠い。それでも、1年前と比べれば確実に進歩している。

大切なのは、「正しいこと」を知り、「できること」から始め、「続けること」だ。

今回紹介した5冊は、その道しるべになってくれるはずだ。家族と一緒に、サステナブルな暮らしを始めてみてはいかがだろうか。

この記事のライター

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佐々木 健太

元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。

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    京都大学大学院で認知科学を研究する博士課程学生。理系でありながら文学への造詣も深く、科学と文学の交差点で新たな知の可能性を探求。
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