ESG投資本おすすめ5選!20代から始める社会貢献×資産形成の新常識
「投資で社会貢献できるって、本当なの?」
正直に言うと、最初は半信半疑でした。お金を増やしながら環境や社会にも良いことができるなんて、ちょっと都合が良すぎない?って。
でも調べてみると、世界の投資総額の約3割がESG投資に向かっているという事実を知って驚きました。これ、3000兆円以上の規模なんです。もはや「意識高い系の趣味」なんかじゃなくて、グローバルスタンダードになりつつある投資手法なんですよね。
私は28歳のフリーライター。投資についてはNISAを始めたばかりの初心者です。そんな私がESG投資を学んでみて感じたのは、「これ、私たちの世代にこそ合っている投資なのかも」ということ。
今回は、ESG投資について学べる本を5冊紹介します。難しそうに見えるESGも、良い本と出会えばちゃんと理解できますよ。
ESG投資とは?まずは基本を押さえよう
本の紹介に入る前に、ESGの基本をさらっと整理しておきます。
ESGの3つの視点
ESGとは、以下の3つの頭文字を取ったものです。
| 視点 | 英語 | 具体例 |
|---|---|---|
| E | Environment(環境) | CO2削減、再生可能エネルギー |
| S | Social(社会) | 従業員の働き方、人権配慮 |
| G | Governance(企業統治) | 経営の透明性、取締役会の多様性 |
つまりESG投資とは、「この会社、儲かってるだけじゃなくて、ちゃんと環境や社会のことも考えてる?」という視点で投資先を選ぶ手法のこと。
SDGsとの違い
よく混同されがちなSDGsとESGの違いも押さえておきましょう。
SDGsは2030年までに達成すべき「17の目標」。国連が掲げた、世界共通のゴールです。
ESG投資は、企業がSDGsにどう貢献しているかも含めて、投資判断を行うための「フレームワーク」。SDGsが「目標」なら、ESGは「目標達成への取り組みを評価する物差し」というイメージです。
ESG投資本おすすめ5選
ここからは、私が実際に読んでわかりやすかったESG投資本を5冊紹介します。
1. 60分でわかる!ESG超入門
夫馬賢治さん監修の『60分でわかる!ESG超入門』は、ESGを学ぶ最初の一冊として最適です。
おすすめポイント
- 図解・図説が多くて視覚的にわかりやすい
- タイトル通り、60分で全体像が把握できる
- ESGの考え方からSDGsとの関係まで網羅
個人的に良かったのは、「そもそもなぜESGが重要になったのか」という背景から丁寧に説明してくれる点。歴史的な流れがわかると、単なるトレンドじゃないことが実感できます。
こんな人におすすめ
- ESGって何?という完全初心者
- まずは短時間で全体像をつかみたい
- 難しい専門用語に拒否反応がある
2. ESG思考 激変資本主義1990-2020
『ESG思考』は、日本におけるESG投資の第一人者・夫馬賢治さんの著書です。
この本を読んで衝撃だったのは、世界の投資総額の3割がすでにESGに向かっているという事実。これ、約3000兆円規模です。もはやESGを無視して投資を語ることはできない時代なんだ、と実感しました。
1990年から2020年までの30年間で、経営者や投資家の考え方がどう変わったのか。その変遷をたどることで、ESGが一時的なブームではなく、資本主義の構造的な変化であることがわかります。
こんな人におすすめ
- ESGの「なぜ」を深く理解したい
- 世界のビジネス潮流を知りたい
- 新書サイズで手軽に読みたい
3. 社会を変える投資 ESG入門
『社会を変える投資 ESG入門』は、欧州最大の資産運用会社アムンディ・ジャパンによる一冊。
実は、ESG投資の本場はヨーロッパ。その最前線で活動する運用会社が書いた本だからこそ、グローバルスタンダードな視点が得られます。
この本の特徴
- 実際にESG投資を行うプロの視点
- 世界最先端のノウハウを日本語で学べる
- ESGが企業の長期的な安定と利益につながる理由を解説
「ESGに取り組む企業は、なぜ長期的に成長できるのか」という疑問に、具体的なデータと事例で答えてくれます。
こんな人におすすめ
- グローバルな視点でESGを学びたい
- 運用会社のリアルな考え方を知りたい
- ESGと企業価値の関係を理解したい
4. ESG投資の成り立ち、実践と未来
伊藤隆敏さんと本田桂子さんによる『ESG投資の成り立ち、実践と未来』は、コロンビア大学の人気講義を書籍化したもの。
正直、この5冊の中では一番「しっかり学ぶ」系の本です。でも、その分だけ内容は本格的。ESG投資の本質と最新潮流に、アカデミックな視点から迫ります。
本田桂子さんは元マッキンゼー日本代表という経歴を持つ方。ビジネスと学術の両面からESGを語れる著者だからこそ、説得力のある内容になっています。
こんな人におすすめ
- ESGについて本格的に学びたい
- アカデミックな視点も欲しい
- 仕事でESGに関わる予定がある
5. SDGs投資 資産運用しながら社会貢献
渋澤健さんの『SDGs投資』は、ちょっとユニークな一冊。著者は渋沢栄一の玄孫で、長期投資の伝道師として知られる方です。
タイトルに「SDGs」とありますが、ESG投資との関連も詳しく解説されています。特に面白いのは、渋沢栄一の『論語と算盤』の考え方をSDGs・ESG投資に結びつけているところ。
「利益と道徳は両立する」という100年以上前の思想が、現代のESG投資にそのままつながっている。これって、ESGが一時的なトレンドじゃない証拠だと思うんです。
こんな人におすすめ
- 日本の視点からESG・SDGsを学びたい
- 歴史的な背景も知りたい
- 新書価格で手軽に始めたい
読む順番の提案
5冊紹介しましたが、「どれから読めばいいの?」と迷う方もいると思います。
ESG初心者向けルート
- 『60分でわかる!ESG超入門』 → 全体像を把握
- 『ESG思考』 → なぜESGが重要か理解
- 『社会を変える投資 ESG入門』 → 実践的な視点を得る
本格的に学びたい人向けルート
- 『ESG思考』 → 背景と歴史を理解
- 『ESG投資の成り立ち、実践と未来』 → アカデミックに深掘り
- 『SDGs投資』 → 日本的な視点を加える
ESG投資を始める前に知っておきたいこと
本を読んで知識を得たら、いよいよ実践。でも、その前にいくつか注意点があります。
グリーンウォッシュに気をつける
「グリーンウォッシュ」とは、実態が伴わないのにESGをアピールする企業のこと。見せかけだけのESG対応を見抜くためにも、本でしっかり知識をつけておくことが大切です。
新NISAを活用する
2024年から始まった新NISAでは、ESGファンドも投資対象になっています。非課税枠を使いながらESG投資ができるのは、かなりありがたいですよね。
短期的なリターンに一喜一憂しない
ESG投資の真価は、長期で見たときに発揮されます。環境や社会課題に真剣に取り組む企業は、将来の規制強化やリスクにも対応しやすいから。短期の値動きで判断せず、長い目で見守ることが大切です。
私がESG投資に興味を持った理由
最後に、私個人の話を少しさせてください。
28歳でNISAを始めたとき、「せっかく投資するなら、自分の価値観に合った企業を応援したい」と思いました。でも、どうやって選べばいいのかわからなかった。
そんなときにESG投資という考え方を知って、「これだ」と思ったんです。環境問題や社会課題に取り組む企業に投資することで、間接的にでも社会を良くする一員になれる。お金を増やすことと社会貢献が、トレードオフじゃなくなる。
もちろん、ESG投資が完璧な仕組みかというと、まだまだ課題はあります。評価基準が統一されていなかったり、グリーンウォッシュの問題があったり。でも、だからこそ今から学んでおく価値があると思うんです。
まとめ
ESG投資は、「儲けるか、社会に良いことをするか」の二者択一ではなく、両方を目指す新しい投資の形です。
私たち20代・30代は、2030年、2040年、2050年と、これからの社会を長く生きていく世代。自分のお金の使い方が、少しでも良い未来につながるなら、それって素敵なことだと思いませんか?
まずは『60分でわかる!ESG超入門』から手に取ってみてください。60分で、投資に対する見方が変わるかもしれません。




