Z世代が選ぶ2025年の本おすすめ12選!SNSで話題の泣ける小説から映画原作まで
「この本、めっちゃ泣けるからおすすめ」
友達からLINEでこう言われて本を読み始めた経験、ありませんか?私は最近、そんなふうにして出会った本が何冊もあります。書店で偶然見つけるのもいいけど、SNSや友達の「これ良かった!」から始まる読書って、なんだか特別な感じがするんですよね。
2025年も残りわずか。今年も若い世代の間でたくさんの本が話題になりました。TikTokで「泣ける」と紹介されてバズった恋愛小説、映画化されて原作に注目が集まった作品、そしてSNSでシェアしたくなるような美しい表紙の本たち。
今回は、私が実際に読んで「これは同世代にも読んでほしい!」と思った12冊を紹介します。
この作品の核心は、主人公の異質さを「欠点」ではなく「推進力」として描く点です。周囲に合わせることが正解とされがちな空気の中で、自分の論理で動く姿が読者に強い解放感を与えます。
実践としては、読後に「本当はやりたいのに先延ばししていること」を1つ書き出すのがおすすめです。小さく着手する行動に変えると、作品の勢いを日常に持ち込めます。
SNSで話題!泣ける恋愛小説
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(汐見夏衛)
TikTokで「号泣した」という投稿が300万回以上再生されて話題になった作品。実は私、最初は「泣ける系ってちょっと苦手かも」と思っていたんです。でも読み始めたら止まらなくて、電車の中で泣きそうになって困りました。
主人公は現代の女子高生。ある日、1945年の日本にタイムスリップして、特攻隊員の青年と出会う。戦時中という極限状態での恋愛を描いているんだけど、決して重すぎない。むしろ、今を生きる私たちに「当たり前の日常の大切さ」を教えてくれる物語です。
2023年に映画化されて、そこから原作を読む人が増えたみたい。映画もいいけど、原作はもっと二人の心情が丁寧に描かれていて、より深く感情移入できます。
本作は、時代を超えた恋愛を通じて「今を生きる重み」を再認識させる物語です。泣ける設定だけでなく、現代の当たり前が当たり前ではないことを読者の感情に落とし込む構造が強いです。
読後は、日常で後回しにしていた感謝や連絡を一つ実行するのが実践的です。作品で揺れた感情を行動に変えると、読書体験が一過性で終わりにくくなります。
夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく(汐見夏衛)
同じく汐見夏衛さんの作品。こちらも映画化されています。
学校で「優等生」を演じている女子高生と、不良と呼ばれる男子高生。正反対の二人が出会って、少しずつ心を通わせていく物語。「本当の自分を見せられる人」の存在って、こんなにも心強いんだなって思わされました。
個人的に好きなのは、主人公たちの会話がすごくリアルなところ。「こういう言い方、する!」って何度も思いました。等身大の高校生の恋愛を描いた作品を探している人におすすめです。
この作品の魅力は、「周囲に合わせる自分」と「本音の自分」の葛藤を丁寧に描いている点です。恋愛をきっかけに自己受容が進む流れが自然で、同世代の読者には特に刺さりやすい内容です。
実践として、気を遣いすぎて疲れる場面を振り返り「どこまでが自分の本音か」をメモしてみるのがおすすめです。自己開示のハードルを少し下げるだけで人間関係の負荷が減ります。
余命10年(小坂流加)
2022年の映画化で再注目された作品。著者の小坂流加さんは、実際に難病を抱えながらこの作品を書き、2017年に亡くなっています。そのことを知ってから読むと、一つ一つの言葉の重みが違って感じられます。
余命10年を宣告された20歳の女性が、「恋だけはしない」と決めていたのに、運命の人に出会ってしまう。切ないんだけど、決して暗くない。主人公の「生きたい」という気持ちがまっすぐに伝わってきて、自分の人生についても考えさせられました。
読んだ後、しばらく何も手につかなくなるくらい心に残る作品です。
『余命10年』は、限られた時間の中で何を選ぶかを真正面から問う作品です。悲しみを煽るだけでなく、日常の小さな選択の価値を際立たせるため、読後に生活の見え方が変わりやすいです。
実践としては「今年中に必ずやること」を3つ書き、1つに日付を入れると効果的です。時間感覚が具体化され、作品のメッセージが現実の行動へつながります。
本屋大賞受賞作をチェック!
成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈)
2024年本屋大賞を受賞して、一気に話題になった作品。主人公の成瀬あかりは、とにかく「変わってる」。閉店する西武大津店に毎日通い続けたり、M-1グランプリを目指したり、中学2年生とは思えない行動力で周りを振り回す。
でも、読み進めていくうちに「変わってる」じゃなくて「すごい」に変わっていくんです。自分の信じた道をまっすぐ進む成瀬の姿に、なんだか勇気をもらえます。
「自分らしく生きるって、こういうことかも」って思える作品。続編の『成瀬は信じた道をいく』も出ているので、ハマったら一気読みがおすすめです。
本屋大賞文脈で読むと、この作品は「共感型主人公」の逆を行きながら読者を巻き込む稀有な成功例です。観察者としての語り手がいることで、成瀬の異質さが社会の鏡として機能します。
読後は、自分が無意識に従っている「普通」のルールを書き出してみると発見があります。不要なルールを1つ外すだけでも、日常の息苦しさが軽くなります。
汝、星のごとく(凪良ゆう)
2023年本屋大賞受賞作。瀬戸内の島を舞台に、家庭環境に恵まれない二人の男女の17年間を描いています。
正直に言うと、読んでいて苦しくなる場面もあります。でも、それ以上に「愛するってどういうことだろう」って深く考えさせられる。SNSでは「人生観が変わった」という感想をよく見かけるけど、私もそう思いました。
凪良ゆうさんの文章は、静かなのに心に刺さる。一気に読むのがもったいないから、少しずつ大切に読みたくなる作品です。
この作品は、恋愛の美しさだけでなく、環境や家族のしがらみが人生選択に与える影響まで描き切っています。長期スパンで関係が変化していくため、読者自身の価値観も揺さぶられます。
実践として、今の自分にとって譲れない価値観を3つ言語化するのがおすすめです。感情の余韻を自己理解に転換でき、進路や人間関係の判断軸が明確になります。
カフネ(阿部暁子)
2025年本屋大賞受賞作。沖縄を舞台にした群像劇で、傷ついた人たちが少しずつ癒されていく物語です。
「カフネ」ってポルトガル語で「愛する人の髪を撫でる」という意味らしいんです。その言葉通り、読んでいると心を優しく撫でてもらっているような気持ちになります。
派手な展開はないけど、日常の中にある小さな幸せや、人とのつながりの大切さを思い出させてくれる。疲れているときに読むと、すごく癒されます。
『カフネ』の良さは、劇的な事件よりも日常のケアを積み重ねて回復を描く点にあります。読者に「急に元気にならなくてもいい」という許可を与える物語で、疲れている時ほど効きます。
実践では、1日の終わりに「今日よかったこと」を1つ記録するだけでも十分です。小さな肯定を積む習慣が、メンタルの回復力を高める土台になります。
藤本タツキ作品は外せない!
ルックバック(藤本タツキ)
『チェンソーマン』の藤本タツキさんによる読み切り作品。2024年に映画化されて、改めて話題になりました。
漫画を描くことが好きな二人の少女の物語。創作の喜びと苦しみ、そして予期せぬ悲劇。143ページの中に、こんなにも多くの感情が詰まっているなんて信じられない。
個人的に、創作をしている人には絶対に読んでほしい。そうでない人にも、「何かを好きでいること」の尊さが伝わる作品です。映画も素晴らしいけど、漫画ならではの表現も味わってほしい。
この作品は、創作の歓喜と喪失を短いページ数で圧縮し、読者の感情を一気に揺らします。漫画表現ならではのコマ運びで、言葉にならない感覚を直接伝える力が非常に強いです。
読後は「自分が続けたい表現活動」を小さく再開するのがおすすめです。上手さより継続を優先して10分だけ手を動かすと、作品から受け取った熱量を維持できます。
さよなら絵梨(藤本タツキ)
同じく藤本タツキさんの作品。「映画」と「漫画」の境界を曖昧にした、実験的な構成が特徴的。
母親の死を映画にするという課題を与えられた少年が主人公。読み進めていくうちに、何が本当で何がフィクションなのかわからなくなっていく感覚がある。ラストは賛否両論だけど、私は「これしかない」と思いました。
SNSで「意味がわからなかった」という感想も見かけるけど、わからないまま受け取っていいと思う。読んだ人と語り合いたくなる作品です。
本作は、フィクションと現実の境界を意図的に曖昧にし、読者の解釈を揺らす実験性が魅力です。明確な答えを与えない構造だからこそ、読み手の価値観や経験がそのまま感想に反映されます。
実践として、読後に「事実だと思った場面」と「演出だと思った場面」を分けてメモすると理解が深まります。解釈の幅を楽しむ読み方に向いています。
映画化作品の原作もチェック
正欲(朝井リョウ)
『何者』『桐島、部活やめるってよ』の朝井リョウさんによる作品。2023年に映画化されています。
「多様性」という言葉が広まった今、本当の意味での多様性とは何かを問いかける物語。正直、読んでいて居心地が悪くなる瞬間もあるんです。でも、その居心地の悪さこそがこの本の価値だと思う。
「普通」って何だろう。「理解する」ってどういうことだろう。読み終わった後、しばらく考え込んでしまいました。
『正欲』は、表面的な「わかり合い」の限界を突きつける作品です。読み心地の悪さを意図的に残しており、その違和感自体が本書の重要なメッセージになっています。
実践として、日常で使う「普通」という言葉を一度止めてみるのがおすすめです。何を基準に普通と呼んでいるかを点検するだけでも、他者理解の姿勢が変わりやすくなります。
君の膵臓をたべたい(住野よる)
2017年に映画化されて以来、ずっと読まれ続けている作品。「キミスイ」という略称で親しまれています。
余命わずかな少女と、クラスメイトの「僕」の交流を描いた物語。タイトルのインパクトが強いけど、読んでみるとその意味がわかって、泣けます。
今さら?と思うかもしれないけど、名作は色褪せない。読んだことない人はぜひ。読んだことある人は、改めて読み返してみると、また違った発見があるかもしれません。
この作品の核心は、死生観という重いテーマを高校生の会話に落とし込み、読者に自然に受け取らせる技術です。読みやすさと感情深度が両立しているため、世代を超えて読み継がれています。
実践として、読後に「今会えるうちに会いたい人」を一人決めると効果的です。作品の余韻を行動化することで、読書体験が現実に残ります。
スマホを落としただけなのに(志駕晃)
シリーズ累計200万部を突破したサスペンス作品。映画も3作目まで公開されています。
スマホを落としたことから始まる恐怖。個人情報が悪用されて、日常が崩壊していく様子がリアルで怖い。「自分のスマホのセキュリティ、大丈夫かな」って読んだ後に確認したくなります。
サクサク読めるのに、ちゃんと怖い。エンタメとして楽しめる一冊です。
この作品は、デジタル依存社会の脆弱性をエンタメとして可視化したサスペンスです。身近な行為が大きなリスクにつながる構造がリアルで、読後に行動を変えたくなる実用性があります。
実践として、スマホのロック設定・二段階認証・位置情報共有を見直すのがおすすめです。読書後すぐできるセキュリティ行動に落とし込むと、作品の価値が生活に直結します。
2025年アニメ化で話題!
怪獣8号(松本直也)
2024年にアニメ化されて、2025年も引き続き人気の作品。32歳の主人公が怪獣に変身する能力を手に入れて、怪獣討伐を目指すバトル漫画です。
「おじさん主人公」というと失礼かもしれないけど、若い主人公が多い少年漫画の中で、32歳のカフカが主人公というのは新鮮。夢を諦めきれない大人の姿に、同世代として共感する部分も多いです。
アクションシーンも迫力があるし、キャラクターも魅力的。まだ読んでない人は、今から追いついても遅くないです!
『怪獣8号』の魅力は、遅咲き主人公の再挑戦をバトル構造に乗せた点です。若さ一択ではない成長譚として、同世代以上にも刺さる設計になっており、継続して読む動機が作りやすいです。
実践として、年齢を理由に諦めている目標を1つだけ再開してみるのがおすすめです。小さな再挑戦を入れると、作品から受ける熱量を日常の推進力に変えられます。
まとめ:本との出会いはSNSから
2025年、私が出会った本の多くは、SNSがきっかけでした。TikTokで見かけた投稿、Instagramでフォローしている人の紹介、Xでバズっていた感想ポスト。本との出会い方は、確実に変わってきています。
でも、変わらないのは「読んで良かった」と思える本に出会えたときの喜び。今回紹介した12冊は、どれも私にとって大切な一冊です。
気になる本があったら、ぜひ読んでみてください。そして、良かったらSNSで感想を共有してくれたら嬉しいです。本の感想を語り合える人が増えたら、もっと読書が楽しくなると思うから。
来年も、たくさんの素敵な本に出会えますように。
締めの一冊としてこの作品を置く意義は、読みやすさと余韻の両立にあります。テンポ良く読めるのに、読後は「自分はどう生きるか」という問いが残るため、読書習慣の再起点にしやすいです。
まず1章だけ読むつもりで手に取るのが実践的です。読み始めのハードルを下げると読了しやすく、次の読書につながる成功体験を作れます。











