レビュー

「心が疲れたときに読みたい」。日常の中の小さな幸せを描く短編集。

「カフネ」とは、ポルトガル語で「愛する人の髪をそっと撫でる」という意味。本作は、人と人との優しいつながりを描いた物語集。

一話一話が短く、さらっと読める。でも読後感は深い。何気ない日常の中に、こんなにも温かい瞬間があることに気づかされる。

登場人物たちは特別な人ではない。普通に生きて、普通に悩んで、でも誰かに優しくしたり、されたりする。その「普通」が尊いことを教えてくれる。

疲れているとき、落ち込んでいるときに読むと、少しだけ心が軽くなる。押しつけがましくない優しさが詰まった作品。

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