マネジメント漫画おすすめ10選!部下を持つ38歳が学んだチームビルディング術

マネジメント漫画おすすめ10選!部下を持つ38歳が学んだチームビルディング術

「初めて部下を持ったけど、どう育てればいいかわからない」

こんな悩みを抱えていませんか。ALL DIFFERENT社の調査によると、新任管理職の76.4%が部下育成に課題を感じているそうです。さらにJMAMの調査では、77%が「管理職になりたくない」と回答しています。

私も外資系コンサルティング会社で初めて部下を持ったとき、同じ悩みを抱えていました。「上司と部下の板挟み」「部下のモチベーション管理」「評価の難しさ」。マネジメントの教科書を読んでも、どこか腑に落ちない日々が続きました。

そんなとき出会ったのが、マネジメントやチームビルディングをテーマにした漫画でした。ストーリーを通じて学ぶことで、抽象的な理論が「こういうことか」と実感できるようになったのです。38歳の現在、5歳の娘と2歳の息子の子育てでも、漫画から学んだチームビルディングの考え方が役立っています。

今回は、部下を持つ方やチームを率いる方におすすめのマネジメント漫画を10作品厳選してご紹介します。

GIANT KILLING(1)

累計2300万部、講談社漫画賞受賞。監督視点で描くサッカー漫画の傑作

¥759(記事作成時の価格です)

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なぜ漫画でマネジメントを学ぶのが効果的なのか

マネジメントを漫画で学ぶことには、科学的な根拠があります。

別府大学の研究によると、学習漫画で得た知識は3週間後まで記憶に残ることが確認されています。ストーリーとイラストの組み合わせが、脳の認知的処理を深めるためです。

さらにスタンフォード大学のマーケティング研究では、ストーリーテリングは事実のみの提示と比較して最大22倍も記憶に残りやすいことがわかっています。ビジネス書で「部下のモチベーションを高めよう」と読んでもピンとこないことが、漫画のキャラクターが実践する姿を見ることで具体的にイメージできるようになります。

新社会人向けのビジネス漫画については、新社会人のビジネス漫画おすすめ10選でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

マネジメント漫画おすすめ10選

1. もしドラ(漫画版):ドラッカー理論の入門に最適

累計300万部を超える大ベストセラー『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の漫画版です。

主人公の川島みなみは、病気の親友に代わって野球部のマネージャーを引き受けます。マネジメントの知識ゼロの状態から、ドラッカーの理論を一つひとつ実践していく姿は、初めて部下を持つ方にとって大きな参考になります。

特に印象的なのは「顧客は誰か」を定義するシーン。野球部の「顧客」を「高校野球に関わる全ての人々を感動させること」と定義し直すことで、チーム全体の意識が変わっていきます。私も部署の「顧客」を再定義したことで、メンバーの行動が変わった経験があります。

2. GIANT KILLING:監督視点で学ぶチーム再建

累計2300万部、2010年講談社漫画賞受賞作品です。サッカー漫画でありながら、主人公は選手ではなく監督。この視点がマネジメントを学ぶ上で非常に参考になります。

主人公の達海猛は、かつて所属した弱小クラブETUの監督に就任します。「負け癖」がついたチームをどう立て直すか。達海は戦術だけでなく、選手一人ひとりの心理状態を見極め、適切な役割を与えていきます。

「ジャイアントキリング」とは、弱者が強者を倒すこと。限られたリソースでどう勝つかという視点は、ビジネスにも直結します。

GIANT KILLING(1)

監督視点のサッカー漫画。チーム再建とモチベーション管理を学べる

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3. キングダム:リーダーシップの教科書(1億2000万部)

累計1億2000万部を突破し、2013年に手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した『キングダム』。中国の春秋戦国時代を舞台に、奴隷の少年・信が天下の大将軍を目指す物語です。

この漫画がビジネスパーソンに支持される理由は、リーダーシップの本質が描かれているからです。王騎将軍の「天下の大将軍とは、百万の命を束ね、中華の命運を背負って戦う者」という言葉は、リーダーの責任の重さを端的に表しています。

信が成長する過程で学ぶ「人を動かす力」「大義を語る力」「先頭に立つ覚悟」は、現代のマネジメントにも通じます。

キングダム 1

著者: 原泰久

1億2000万部突破の大河漫画。リーダーシップの本質を学べる

¥528(記事作成時の価格です)

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4. SLAM DUNK 新装再編版:チームワークの金字塔

累計1億2000万部、映画「THE FIRST SLAM DUNK」は興行収入162億円を記録した不朽の名作です。

バスケットボールの初心者だった桜木花道が、湘北高校バスケ部で成長していく物語。注目すべきは、個性豊かなメンバーがどうチームとして機能していくかという点です。

エースの流川楓、司令塔の宮城リョータ、信頼厚い赤木剛憲。それぞれの強みを活かしながら、弱点を補い合う姿は、理想的なチームの形を示しています。「オレはできる男だ」と自己暗示をかける桜木の姿勢からは、セルフマネジメントの重要性も学べます。

SLAM DUNK 新装再編版 1

著者: 井上雄彦

映画興収162億円の大ヒット。チームワークの本質を描いた名作

¥715(記事作成時の価格です)

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5. アオアシ:俯瞰力とフィードバックを学ぶ

累計2400万部、2020年小学館漫画賞受賞作品です。Jリーグユースを舞台に、主人公の青井葦人が成長していく物語ですが、注目すべきは「俯瞰力」というテーマです。

葦人は「フィールド全体を見渡す力」を武器に成長していきます。この俯瞰力は、マネジメントでも重要です。目の前の問題だけでなく、チーム全体、組織全体を見渡す視点。部下一人ひとりの状況を把握しながら、全体最適を考える力が求められます。

また、コーチ陣のフィードバックの与え方も参考になります。「何ができていないか」ではなく「何ができるようになったか」を伝える姿勢は、部下育成の基本です。

アオアシ 1

著者: 小林有吾

小学館漫画賞受賞。俯瞰力と成長支援を学べるサッカー漫画

¥660(記事作成時の価格です)

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6. ハイキュー!!:補い合う組織づくり(7000万部)

累計7000万部、劇場版は興行収入200億円を記録した大人気バレーボール漫画です。

主人公の日向翔陽は身長が低いという致命的なハンディを抱えながらも、天才セッター影山飛雄との「変人速攻」でチームの武器になっていきます。

この漫画から学べるのは「弱みを強みに変える」という発想。そして「補い合う組織」の強さです。烏野高校バレー部は、個々の能力では強豪校に劣りますが、お互いの弱みを補い合うことで勝ち上がっていきます。

チームビルディングの本質は、個人の能力を単純に足し算するのではなく、組み合わせによって掛け算にすること。この漫画はそれを見事に描いています。

ハイキュー!! 1

著者: 古舘春一

7000万部突破。補い合う組織づくりを学べるバレーボール漫画

¥484(記事作成時の価格です)

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7. 銀の匙 Silver Spoon:巻き込み型リーダーシップ

『鋼の錬金術師』の荒川弘先生による農業高校漫画です。

主人公の八軒勇吾は、進学校から逃げるように農業高校に入学します。農業の知識ゼロの八軒が、持ち前の「がんばり屋」と「考える力」で周囲を巻き込んでいく姿は、リーダーシップの一つの形を示しています。

特に印象的なのは、馬術部の活動や豚を育てるエピソード。「やったことがないからこそ全力で取り組む」「失敗を恐れずに挑戦する」という姿勢は、新しい環境でリーダーシップを発揮しなければならない人の参考になります。

銀の匙 Silver Spoon 1

著者: 荒川弘

『鋼の錬金術師』作者の農業高校漫画。巻き込み型リーダーシップを学べる

¥499(記事作成時の価格です)

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8. ブルーロック:個性を活かすチーム論(5000万部)

全世界累計5000万部、2021年講談社漫画賞受賞。2023年には年間漫画販売部数1位を記録した話題作です。

日本代表をワールドカップで優勝させるため、エゴイストなストライカーを育成する「ブルーロック」プロジェクト。一見、チームワークとは対極にある「エゴ」がテーマですが、実は深いチーム論が展開されています。

「個性を殺してチームに合わせる」のではなく、「個性を最大限に活かしながらチームとして機能させる」という発想。現代のマネジメントでも、多様な個性を持つメンバーをどう活かすかは重要なテーマです。

ブルーロック(1)

5000万部突破。「エゴ」と個性を活かすチーム論を学べる

¥528(記事作成時の価格です)

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9. まんがでわかる7つの習慣:セルフマネジメントの基本

シリーズ累計138万部、2014年ビジネス書年間1位を記録した作品です。

スティーブン・R・コヴィーの名著『7つの習慣』を漫画化。バーテンダーを目指す主人公が、様々な人との出会いを通じて「7つの習慣」を学んでいきます。

部下をマネジメントする前に、まず自分自身をマネジメントできなければなりません。「主体的である」「終わりを思い描くことから始める」「最優先事項を優先する」という最初の3つの習慣は、すべてのマネジメントの土台になります。

まんがでわかる7つの習慣

著者: フランクリン・コヴィー・ジャパン

シリーズ138万部。セルフマネジメントの基本を学べる入門書

¥1,100(記事作成時の価格です)

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10. まんがでわかるドラッカーのマネジメント

「まんがでわかる」シリーズ累計250万部超の一冊です。

寂れた観光地の復興を目指す主人公たちが、ドラッカーのマネジメント理論を実践していく物語。「マネジメントとはマーケティング+イノベーション」というドラッカーの本質を、具体的なストーリーで理解できます。

『もしドラ』が野球部というチームマネジメントを描いたのに対し、こちらは地域経営という視点でドラッカー理論を解説。より経営的な視点を学びたい方におすすめです。

まんがでわかるドラッカーのマネジメント

ドラッカー経営学を観光地復興で解説。経営視点を学びたい方に

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マネジメント漫画 比較表

作品名累計発行部数学べるテーマこんな人におすすめ
もしドラ300万部超ドラッカー理論初めて部下を持つ人
GIANT KILLING2300万部チーム再建チームを立て直したい人
キングダム1億2000万部リーダーシップ大きな組織を率いたい人
SLAM DUNK1億2000万部チームワーク個性派メンバーをまとめたい人
アオアシ2400万部俯瞰力部下の可能性を引き出したい人
ハイキュー!!7000万部補い合う組織少人数チームを強くしたい人
銀の匙-巻き込み力経験の浅いリーダー
ブルーロック5000万部エゴと個性個性的なメンバーを活かしたい人
7つの習慣138万部セルフマネジメントまず自分を変えたい人
ドラッカー-経営学経営視点を学びたい人

漫画で学ぶマネジメント3つのコツ

コツ1:登場人物の判断基準を観察する

漫画を読むとき、「なぜこのキャラクターはこの決断をしたのか」を意識してみてください。『GIANT KILLING』の達海監督が選手交代を決めるシーン、『キングダム』の王騎将軍が戦場で判断を下すシーン。その判断基準を分析することで、自分の意思決定の参考になります。

コツ2:チーム構成を分析する

各漫画のチーム構成を、自分のチームと重ねて考えてみましょう。『ハイキュー!!』の烏野高校は誰がどんな役割を担っているか。自分のチームに当てはめると誰がどのポジションか。「誰が欠けたらどうなるか」を想像することで、チームの強みと弱みが見えてきます。

コツ3:失敗シーンから学ぶ

成功シーンより、失敗シーンに注目しましょう。『もしドラ』のみなみは何度も壁にぶつかります。『GIANT KILLING』の達海監督も過去に大きな失敗をしています。失敗からどう立ち直るか、その過程にこそマネジメントの本質があります。

子供と一緒に読める漫画については、子供に読ませたい経済漫画おすすめもぜひご覧ください。

まとめ

マネジメントに悩む人は少なくありません。ALL DIFFERENT社の調査では新任管理職の76.4%が部下育成に課題を感じており、「部下の成果が向上しないとき」(35.2%)、「部下のモチベーションが向上しないとき」(32.0%)に特に悩んでいることがわかっています。

今回紹介した10作品は、それぞれ異なる角度からマネジメントやチームビルディングを描いています。ドラッカー理論を学びたいなら『もしドラ』、リーダーシップを学びたいなら『キングダム』、チームワークを学びたいなら『SLAM DUNK』や『ハイキュー!!』がおすすめです。

私自身、外資系コンサルタント時代に部下を持った経験と、現在の5歳と2歳の子育て経験の両方で、これらの漫画から学んだことが役立っています。子供たちが大きくなったら、一緒にこれらの漫画を読みながら、チームで働くことの面白さを伝えていきたいと思っています。

まずは気になる1冊から手に取ってみてください。ストーリーを楽しみながら、自然とマネジメントの本質が身についていくはずです。

GIANT KILLING(1)

監督視点で学ぶチームマネジメント。累計2300万部の名作

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この記事のライター

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佐々木 健太

元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。

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