リノベーション本おすすめ5選!38歳2児の父が中古マンションで資産価値を高める実践ガイド
「新築マンション、高すぎないか…?」
38歳、2児の父として、マイホーム購入を真剣に検討し始めた。しかし、首都圏の新築マンション価格は平均7,000万円を超え、とても手が届かない。
そんなとき目にしたデータに驚いた。リノベる株式会社の調査によれば、**20代〜30代前半でリノベーションを選ぶ層が47%**に達しているという。2022年の33%から急増している。
さらに興味深いのは、新築と中古を並行して検討する人が67%から40%に減少していること。つまり、最初から**「中古+リノベーション一択」**という層が増えているのだ。
東日本不動産流通機構のデータによれば、2024年の首都圏中古マンション成約件数は37,222件(前年比3.4%増)。1㎡当たり単価は12年連続で上昇している。
新築が買えないから中古を選ぶのではない。中古+リノベーションこそが、資産価値を高める賢い選択だと気づき始めた人が増えているのである。
今回は、私が実際に読んでいるリノベーション本5冊を紹介したい。
なぜ今、中古マンション+リノベーションなのか
中古マンション+リノベーションが注目される理由は、単に「安いから」ではない。
1. 新築との価格差が「投資余力」になる
首都圏の新築マンション平均価格は7,000万円を超える。一方、中古マンションの成約価格は平均4,890万円。この約2,000万円の差額がリノベーション費用と将来の資産形成に回せる。
リノベーション費用の平均は1,570万円。つまり、中古購入+フルリノベーションでも、新築より数百万円安く抑えられる計算だ。
2. 自分好みの間取りが実現できる
新築マンションは、デベロッパーが決めた間取りから選ぶしかない。しかし、リノベーションなら壁を取り払い、自分のライフスタイルに合わせた間取りを実現できる。
我が家は5歳と2歳の子供がいる。今は子供部屋は不要だが、成長に合わせて間仕切りできる柔軟な空間が欲しい。リノベーションならそれが可能だ。
3. 立地の選択肢が広がる
新築マンションは供給数が限られている。しかし、中古マンションなら既存のストックから選べるため、駅近や人気エリアなど、新築では手が届かない立地を狙える。
矢野経済研究所の調査によれば、買取再販市場は2030年に5万戸に達する見込み。中古+リノベーション市場は今後も拡大していく。
リノベーション本おすすめ5選
1. 徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと
著者のちきりん氏は、月間200万PVを誇る人気ブロガー。築20年のマンションをフルリノベーションした実体験を、50のポイントにまとめている。
『徹底的に考えてリノベ』の強みは、徹底的に「顧客目線」で書かれていること。リノベーション会社の営業トークではなく、実際にお金を払い、住む側としての本音が詰まっている。
特に参考になったのは「リノベで絶対に妥協してはいけないこと」と「意外と妥協しても大丈夫なこと」の整理。予算には限りがあるからこそ、どこにお金をかけるべきかの優先順位が明確になる。
こんな人におすすめ:具体的な体験談からリアルな情報を得たい人
2. マンションを買うなら60㎡にしなさい
著者の後藤一仁氏は、株式会社フェスタコーポレーション代表取締役。宅地建物取引士として豊富な実務経験を持つ。
『マンションを買うなら60㎡』の価値は、「資産価値」という視点を徹底していること。リノベーションは住み心地だけでなく、将来売却するときの価値も考慮すべきだという主張は説得力がある。
なぜ60㎡なのか。広すぎると総額が高くなり、狭すぎると使い勝手が悪い。60㎡という広さが、「需要層の厚さ」と「価格のバランス」の最適解だという。
私のような2児の父にとって、60㎡は少し狭いかもしれない。しかし、将来子供が独立した後のダウンサイジングを考えると、売却しやすい広さを選ぶ戦略は理にかなっている。
こんな人におすすめ:投資視点も持ってマンション選びをしたい人
3. 最新版 必ず知っておきたい「中古住宅+リノベーション」を賢くお得に買う方法
不動産エージェントが解説する、失敗しない中古住宅購入の盲点
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著者の美馬功之介氏は、不動産エージェント、宅地建物取引士、建築士の資格を持つ専門家。「中古住宅+リノベーションのワンストップ事業」を手がけている。
『中古住宅+リノベーション』の強みは、「買ってはいけない物件を見分けるコツ」が具体的に示されていること。
- 「負債になる家」と「貯蓄になる家」の違い
- 中古住宅購入に失敗が多い理由
- 物件探しから始めてはいけない理由
特に「物件探しから始めないこと」という指摘は盲点だった。まずは資金計画を立て、リノベーション会社を決めてから物件を探すべきだという。順序を間違えると、後から「リノベーションできない物件」を買ってしまうリスクがある。
こんな人におすすめ:失敗を絶対に避けたい慎重派
4. マンションリノベーションの基本
中古マンション物件の見極め方からリノベ会社の選び方まで網羅した入門書
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主婦の友社が編集した、リノベーションの総合入門書。実例とケーススタディを中心に、必要な知識が網羅されている。
『マンションリノベの基本』の特徴は、写真やイラストが豊富で視覚的に理解しやすいこと。リノベーションのビフォーアフターを見ることで、どこまで変えられるのかがイメージしやすい。
また、信頼できるリノベ会社の選び方も詳しく解説されている。複数社から見積もりを取ることの重要性、契約時の注意点など、実務的な情報が充実している。
こんな人におすすめ:最初の1冊として全体像を把握したい人
5. いちばん楽しいマンションの間取り図鑑
リノベーション会社「リノベる。」が手がけた4,000件超の実績から、65事例の間取りを立体イラストで紹介している。
『間取り図鑑』の価値は、「こんな間取りにできるのか!」というインスピレーションを得られること。平面図だけでは分かりにくい空間の広がりが、立体イラストで直感的に理解できる。
リノベーションは「やりたいこと」を明確にすることが最初のステップだ。この本を眺めながら、自分がどんな暮らしをしたいのかをイメージすることができる。
こんな人におすすめ:まずはイメージを膨らませたい人
リノベーション費用の相場と資金計画
エビデンスによれば、2024年のリノベーション費用平均は1,570万円。2022年の1,290万円から20%も上昇している。
この上昇は資材費・人件費の高騰だけでなく、リノベーションの内容にこだわる人が増えた結果でもある。
費用の内訳目安
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 設計費 | 50〜100万円 | リノベ会社によっては込み |
| 解体・撤去 | 50〜100万円 | 間取り変更の規模による |
| 内装工事 | 300〜500万円 | 床・壁・天井 |
| 水回り | 300〜500万円 | キッチン・浴室・トイレ |
| 電気・設備 | 100〜200万円 | 配線・照明 |
| 諸経費 | 100〜200万円 | 仮住まい・引越し等 |
資金計画のポイント
リノベーション費用は、多くの金融機関で住宅ローンに組み込むことができる。ただし、物件購入とリノベーション工事を一体でローンを組む「リノベーション一体型ローン」を扱う金融機関を選ぶ必要がある。
住宅ローンについては住宅ローン本おすすめで詳しく解説している。
失敗しない物件選びの3つのポイント
リノベーション成功の鍵は、実は物件選びにある。どんなに素晴らしいリノベーションプランでも、物件選びで失敗すると取り返しがつかない。
1. 管理状態を確認する
マンションは「管理を買え」と言われる。長期修繕計画の有無、修繕積立金の状況、過去の大規模修繕の履歴を必ず確認しよう。
管理組合の議事録を閲覧できれば、住民間のトラブルや管理上の問題点も把握できる。
2. 構造と築年数をチェック
1981年以降の「新耐震基準」で建てられた物件を選ぶのが基本。また、壁式構造よりラーメン構造の方が間取り変更の自由度が高い。
築40年以上の物件でもリノベーションは可能だが、配管の更新など追加コストがかかることを想定しておく必要がある。
3. リノベーション可能な範囲を把握する
マンションには「専有部分」と「共用部分」がある。リノベーションできるのは専有部分のみ。窓サッシや玄関ドアは共用部分のため、原則として変更できない。
また、管理規約でフローリング材の遮音等級が定められている場合もある。事前に確認しておこう。
資産形成の視点でリノベーションを考える
リノベーションは「住むため」だけでなく、「資産形成」の観点からも考えるべきだ。
不動産投資については不動産投資本おすすめで詳しく解説しているが、自宅購入も立派な「投資」である。
購入時の価格だけでなく、将来売却するときの価格も考慮して物件を選ぶ。これが「資産価値を高める」リノベーションの基本姿勢だ。
測定できるものは改善できる
リノベーションで最も大切なのは、感覚ではなく数字で判断することだ。
- 物件価格+リノベーション費用=総予算を明確に
- 同エリアの新築価格と比較して割安かどうか
- 将来売却時の想定価格を試算
38歳、2児の父として、私はマイホーム購入という人生最大の買い物に向けて、まずは知識を積み上げている。
新築か中古か、戸建てかマンションか。選択肢は多いが、データに基づいて冷静に判断すれば、後悔のない選択ができるはずだ。
まずは1冊、手に取ってみてはいかがだろうか。




