子供の理系脳を育てる科学漫画おすすめ10選!小学生が夢中になるSTEM教育の入り口

子供の理系脳を育てる科学漫画おすすめ10選!小学生が夢中になるSTEM教育の入り口

「パパ、なんで空は青いの?」「雷ってなに?」

5歳の娘から矢継ぎ早に飛んでくる「なぜ?」の嵐。外資系コンサルタント時代に数字を扱ってきたはずの私でも、子供の純粋な疑問にうまく答えられないことがあります。

そんなとき出会ったのが「科学漫画サバイバル」シリーズでした。「小学生が選ぶこどもの本総選挙」で2020年、2022年、2024年と3年連続でシリーズ部門第1位を獲得し、世界で3500万部を突破している驚異的な学習漫画です。

2児の父として、娘と息子の理系脳を育てるために実践している科学漫画活用法と、おすすめの10冊を紹介します。

なぜ科学漫画がSTEM教育に効果的なのか

脳科学が証明する学習漫画の効果

「漫画なんて勉強にならない」と思っていませんか。実は、科学がその考えを覆しています。

別府大学の研究(2017年)によると、学習マンガによる教材で提示を行った方が、学習内容の理解は3週間後まで保持されやすいことがわかっています。ストーリーとイラストの組み合わせが、理解や記憶といった認知的処理を深く行わせるのです。

また、日本教育工学会の研究では、マンガによるストーリー部分を提示することが成績を有意に高めることが明らかになりました。科学漫画は「楽しい」だけでなく、実際に「学力向上」にも効果があるのです。

STEM教育の重要性と家庭でできること

2020年から小学校でプログラミング教育が必修化され、文部科学省もSTEAM教育を推進しています。しかし、学校だけに頼るのではなく、家庭での取り組みが重要です。

日本STEM教育学会の2024年の研究では、小学生を対象としたSTEAM教材の実践で、楽しく学びながらプログラミングへの興味・関心を引き出すことに成功したと報告されています。科学漫画は、まさにこの「楽しみながら学ぶ」入り口として最適なのです。

子供の理系脳を育てる科学漫画おすすめ10選

1. 小学生支持率No.1:『科学漫画サバイバルシリーズ』

日本累計1450万部、世界累計3500万部を突破した科学漫画の決定版です。「小学生が選ぶこどもの本総選挙」で3年連続シリーズ部門第1位という実績が、その人気を物語っています。

子供たちが次々に襲いかかるピンチを、勇気と科学知識でサバイバルしていく冒険ストーリー。2024年10月からはNHK Eテレでアニメ化され、さらに人気が加速しています。5歳の娘も「サバイバル!」と叫びながらテレビに釘付けです。

2. ドラえもんで親しみやすく:『ドラえもん科学ワールド』

国民的キャラクター・ドラえもんと一緒に科学を学べるシリーズです。藤子・F・不二雄先生自身が科学への深い造詣を持っていたこともあり、ひみつ道具の解説と現代科学の関連づけが秀逸です。

「宇宙の不思議」「動植物の不思議」「恐竜と失われた動物たち」など、テーマ別に展開されているので、子供の興味に合わせて選べます。ドラえもん好きな子なら、自然と科学への興味も育まれるでしょう。

3. 体の仕組みがわかる:『はたらく細胞』

はたらく細胞(1)

講談社、体内の細胞を擬人化した大ヒット漫画

¥759(記事作成時の価格です)

amazon.co.jp

赤血球、白血球、血小板など、体内で働く細胞たちを擬人化した大ヒット漫画です。アニメ化、映画化もされ、医療従事者からも「わかりやすい」と評価されています。

「なぜ風邪をひくと熱が出るの?」「傷が治るのはなぜ?」といった子供の疑問に、細胞たちの奮闘ストーリーで答えてくれます。全6巻と読みやすいボリュームで、小学校高学年から楽しめます。

4. 科学で文明を再建:『Dr.STONE(ドクターストーン)』

Dr.STONE

集英社、科学を武器にサバイバルする少年漫画

¥460(記事作成時の価格です)

amazon.co.jp

全人類が石化した世界で、天才科学少年・千空が科学の力で文明を再建していく物語。週刊少年ジャンプ連載で、全27巻完結済みです。

「石鹸の作り方」「ガラスの製法」「発電の原理」など、実際の科学知識が物語に織り込まれています。科学への情熱と仲間との絆が描かれ、「科学ってカッコいい」と思わせてくれる作品です。

5. アニメを科学で検証:『空想科学読本』

空想科学読本 1 [新装版]

KADOKAWA、アニメの設定を科学的に検証

¥748(記事作成時の価格です)

amazon.co.jp

「ドラゴンボールのかめはめ波を本当に撃ったらどうなる?」「ワンピースのルフィが実際にゴム人間だったら?」など、人気アニメや漫画の設定を科学的に検証するシリーズです。

子供が大好きなアニメを入り口に、物理学の基礎知識が学べます。「これって本当はどうなの?」という疑問を持つきっかけになり、科学的思考の芽を育ててくれます。累計500万部以上のロングセラーです。

6. 定番の学習漫画:『学研まんが 新・ひみつシリーズ』

科学のひみつ

学研、1972年創刊のロングセラー学習漫画

¥990(記事作成時の価格です)

amazon.co.jp

1972年の創刊から50年以上愛され続ける、学習漫画の王道シリーズです。「科学のひみつ」をはじめ、「宇宙のひみつ」「人体のひみつ」など幅広いテーマをカバーしています。

親世代も子供の頃に読んだ方が多いのではないでしょうか。時代を超えて支持される理由は、科学の本質をわかりやすく伝える確かな内容にあります。

7. 宇宙への夢を育む:『宇宙兄弟』

宇宙兄弟(1)

著者: 小山宙哉

講談社、宇宙飛行士を目指す兄弟の物語

¥759(記事作成時の価格です)

amazon.co.jp

「二人で宇宙飛行士になろう」という幼い頃の約束を胸に、兄弟が夢に向かって歩み続ける物語。累計2500万部を超え、現在も連載中(45巻まで刊行)の大人気作品です。

JAXAの宇宙飛行士選抜試験、NASAでの訓練、月面探査など、リアルな宇宙開発の世界が描かれています。「夢を追いかけること」と「科学の魅力」を同時に伝えてくれる名作です。

8. 低学年から始められる:『マンガでわかる! 10才までに覚えたい 科学のふしぎ250』

「なんで雨ってふってくるの?」「お腹がグウ〜ってなるのなんで?」など、身近な科学の疑問250個を爆笑マンガで解説。花まる学習会代表の高濱正伸氏が監修しています。

全体の約3分の2がマンガで、すべての文章にふりがな付き。小学校1年生からでも読めるので、低学年からSTEM教育を始めたい家庭におすすめです。

9. ギャグ満載で笑いながら学ぶ:『となりのきょうだい 理科でミラクル』

韓国発の大人気学習まんがで、世界で555万部を突破。ギャグ満載で大笑いしながら繰り返し読めるため、「勉強している感覚はゼロで科学のキホンがスイスイ頭に入る」と話題です。

「食べ物☆天国編」「あつまれ!生き物編」「人のからだ編」など、テーマ別に展開。2024年11月から東洋経済新報社から日本語版が刊行され、注目を集めています。

10. 数学の楽しさを発見:『数の悪魔』

普及版 数の悪魔

晶文社、日本数学会出版賞受賞のオールカラー

¥1,980(記事作成時の価格です)

amazon.co.jp

算数が大嫌いな少年ロバートの夢に、毎晩「数の悪魔」が現れ、12夜にわたって数学の不思議な世界を案内する物語。日本数学会出版賞を受賞した名作です。

素数、フィボナッチ数列、無限など、難しそうに見える概念を物語形式でわかりやすく解説。「数学って面白い!」と思わせてくれる、数学嫌いを克服するための一冊です。

年齢別・分野別おすすめガイド

年齢別の選び方

年齢おすすめ作品
小学低学年(1-3年)マンガでわかる科学のふしぎ250、ドラえもん科学ワールド、サバイバル
小学高学年(4-6年)はたらく細胞、空想科学読本、数の悪魔、となりのきょうだい
中学生〜Dr.STONE、宇宙兄弟

分野別の選び方

  • 科学全般を広く学びたい → サバイバル、ドラえもん科学ワールド
  • 生物学・体の仕組み → はたらく細胞
  • 物理学・工学 → 空想科学読本、Dr.STONE
  • 宇宙・天文学 → 宇宙兄弟
  • 数学 → 数の悪魔

子供の理系脳を育てる3つのコツ

コツ1:低学年は「サバイバル」「ドラえもん」から始める

5歳の娘には、まず「科学漫画サバイバル」のアニメから始めました。冒険ストーリーに夢中になっているうちに、自然と科学知識が身についていきます。「これ読んで!」と本を持ってくるようになったら、少しずつ文字の多いものへステップアップ。無理強いせず、子供の興味に寄り添うことが大切です。

コツ2:興味に合わせて分野を広げる

子供が「お腹の中ってどうなってるの?」と聞いてきたら『はたらく細胞』を。「宇宙ってどのくらい広いの?」と聞いてきたら『宇宙兄弟』を。子供の「なぜ?」に合わせて本を選ぶと、自然と読書習慣が身につきます。2歳の息子も、姉が読んでいる本に興味津々で、将来の読書家候補です。

コツ3:親子で一緒に読んで会話する

漫画を読んだ後は、「これって本当かな?」と一緒に調べてみましょう。『空想科学読本』で検証されていた内容を実際に計算してみたり、『はたらく細胞』で学んだ知識を健康診断の結果と照らし合わせたり。科学館や博物館への訪問と組み合わせると、学びがさらに深まります。

別府大学の研究でも、学習漫画で得た知識は3週間後まで保持されやすいことが示されています。定期的に読み返し、会話を重ねることで、知識が定着していくのです。

まとめ:科学漫画で理系脳の土台を作る

今回紹介した10冊の中で、最初の1冊を選ぶなら『科学漫画サバイバルシリーズ』をおすすめします。小学生が選ぶこどもの本総選挙3年連続1位という実績と、冒険ストーリーの面白さで、科学への入り口として最適です。

体の仕組みに興味がある子には『はたらく細胞』を、数学に苦手意識がある子には『数の悪魔』を。子供の「なぜ?」に寄り添いながら、一緒に科学の世界を探検してみてください。

5歳の娘、2歳の息子と一緒に、科学漫画を通じてSTEM教育を実践しています。「理系脳」は特別な才能ではなく、好奇心と学ぶ楽しさから育まれるもの。今日から、お子さんと一緒に科学漫画を開いてみませんか。

子育てに関する他の書評記事もあわせてご覧ください。

読み放題

Kindle Unlimited

200万冊以上が読み放題。30日間無料体験できます。

amazon.co.jp 30日間無料体験を始める

この記事のライター

佐々木 健太の写真

佐々木 健太

元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。

佐々木 健太の他の記事を見る

本の虫達

要約・書評・レビューから学術的考察まで、今話題の本から知識を深めるための情報メディア

検索

ライター一覧

  • 高橋 啓介

    高橋 啓介

    大手出版社で書籍編集を10年経験後、独立してブロガーとして活動。科学論文と書籍を融合させた知識発信で注目を集める。
  • 森田 美優

    森田 美優

    出版社勤務を経てフリーライターに。小説からビジネス書、漫画まで幅広く読む雑食系読書家。Z世代の視点から現代的な読書の楽しみ方を発信。
  • 西村 陸

    西村 陸

    京都大学大学院で認知科学を研究する博士課程学生。理系でありながら文学への造詣も深く、科学と文学の交差点で新たな知の可能性を探求。
  • 佐々木 健太

    佐々木 健太

    元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。

Social Links

このサイトについて

※ 当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。