科学漫画おすすめ15選!物理・化学・生物が楽しくわかる傑作まとめ【2026年版】
「科学って、数式や専門用語が多くて難しそう…」
そう思っている人は多いのではないでしょうか。私も学生時代は理系科目が得意ではなく、物理の公式や化学式を見ると頭が痛くなるタイプでした。
でも、年間200冊以上の本を読む編集長として断言できます。科学は「物語」として出会えば、誰でも面白く感じられると。
その入り口として最適なのが、科学漫画です。
4歳の息子がいる私にとって、科学漫画は「いつか一緒に読みたい本」のトップに入っています。今回は、物理・化学・生物・数学など幅広い分野をカバーした科学漫画おすすめ15選を紹介します。
科学漫画が学習に効果的な3つの理由
1. 視覚的理解が記憶定着を促す
認知科学の研究によると、図や絵を伴う学習は、テキストのみの学習より記憶に残りやすいことがわかっています。科学漫画は、抽象的な概念を視覚的に表現することで、理解と記憶を助けてくれます。
2. ストーリーが「なぜ」を教えてくれる
教科書では「何」を覚えることに重点が置かれがちです。しかし科学漫画では、キャラクターが問題を解決する過程を通じて「なぜこの知識が必要なのか」が自然と理解できます。
3. 興味から入る学習効果
心理学では「内発的動機づけ」が学習効果を高めることが知られています。「勉強しなければ」ではなく「知りたい」から始まる学習は、長期的な知識定着につながります。
物理・化学・宇宙を学べる科学漫画5選
1. Dr.STONE(稲垣理一郎・Boichi)
分野: 化学・物理・工学 累計発行部数: 1500万部以上
全人類が石化した世界で、科学の知識だけを武器にゼロから文明を築く物語。主人公・千空の「100億パーセント科学で解決する」という信念が、読者の科学への興味を強烈にかき立てます。
石から鉄を作り、電気を生み出し、最終的には宇宙を目指す。その過程で、中学・高校で習う化学反応や物理法則が「実際にどう使われるか」を学べます。
息子が中学生になったら、一緒に読みながら「これ、学校で習うやつだよ」と教えてあげたい作品です。
2. 宇宙兄弟(小山宙哉)
分野: 宇宙工学・航空力学 受賞歴: 小学館漫画賞、講談社漫画賞
「俺らは宇宙へ行く」。幼い頃に交わした約束を胸に、宇宙飛行士を目指す兄弟の物語。NASAやJAXAでの訓練、ロケットの構造、宇宙ステーションでの生活など、宇宙開発の「リアル」が詳細に描かれています。
30代で新しい夢に挑戦する主人公・六太の姿は、「もう遅い」と諦めかけている大人にも勇気を与えてくれます。
3. プラネテス(幸村誠)
分野: 宇宙工学・軌道力学 受賞歴: 星雲賞コミック部門
宇宙空間を漂う「デブリ(宇宙ゴミ)」を回収する仕事人たちの物語。2070年代の近未来を舞台に、宇宙開発が日常化した世界をリアルに描いています。
軌道力学、無重力環境での物理法則、宇宙空間の危険性など、「宇宙で働く」ことの科学的側面が詳細に描かれています。全4巻で完結しているので、一気読みにもおすすめ。
4. 決してマネしないでください。(蛇蔵)
分野: 物理・化学(実験) 特徴: コメディタッチの科学実験
理系大学を舞台に、様々な科学実験が繰り広げられるコメディ漫画。タイトル通り「マネしないでください」という実験も多いですが、その背後にある科学的原理はしっかり解説されています。
笑いながら科学を学べる稀有な作品。全6巻と手軽に読めるのもポイントです。
5. マンガでわかる相対性理論
分野: 物理学(相対性理論) 特徴: 学習漫画の定番
アインシュタインの相対性理論を、ストーリー形式でわかりやすく解説した学習漫画。「時間は伸び縮みする」「質量はエネルギーに変換できる」といった、直感に反する概念を視覚的に理解できます。
学習漫画ながら、読み物としても楽しめる構成。相対性理論の入門として最適です。
生物・医学・農学を学べる科学漫画5選
6. はたらく細胞(清水茜)
分野: 生物学・免疫学 累計発行部数: 700万部以上
体内の細胞を擬人化した「細胞擬人化漫画」。赤血球、白血球、血小板などが、24時間365日休みなく働く様子を描いています。
風邪を引いたとき、怪我をしたとき、体の中で何が起きているのか。この漫画を読むと、自分の体が愛おしく感じられるようになります。
息子が「体の中ってどうなってるの?」と聞いてきたとき、この漫画を見せるのが楽しみです。
7. もやしもん(石川雅之)
分野: 微生物学・発酵学 受賞歴: 講談社漫画賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞
「菌が見える」特殊能力を持つ農大生が主人公。お酒、チーズ、味噌など、発酵食品の世界を深く掘り下げた作品です。
登場する菌たちのキャラクターが可愛く、読んでいるうちに微生物に詳しくなっている自分に気づきます。発酵食品を見る目が変わる作品。
8. 動物のお医者さん(佐々木倫子)
分野: 獣医学 累計発行部数: 2200万部以上
北海道の獣医学部を舞台にした、動物と獣医師の卵たちの日常を描いた作品。シベリアンハスキーのチョビを中心に、様々な動物たちとの触れ合いが描かれています。
獣医学の知識はもちろん、動物の行動学、生態学など幅広い分野を学べます。全12巻で完結した名作。
9. 銀の匙 Silver Spoon(荒川弘)
分野: 農学・畜産学 受賞歴: マンガ大賞、小学館漫画賞
『鋼の錬金術師』の荒川弘による農業高校漫画。進学校での競争に疲れた主人公が、逃げるように入った農業高校で新しい学びに出会う物語です。
農業、畜産、食品加工…。「食べ物がどこから来るのか」を深く考えさせられる作品。命を扱う農業の厳しさと喜びが描かれています。
10. 天地創造デザイン部(蛇蔵・鈴木ツタ・たら子)
分野: 生物学・進化論 特徴: アニメ化作品
「もし神様が動物のデザインを外注していたら?」という設定のコメディ漫画。動物の体の構造や機能が「なぜそうなっているのか」を、ユーモアたっぷりに解説しています。
キリンの首はなぜ長いのか、カンガルーの袋はなぜあるのか。進化論の視点から動物の体を理解できる、学びと笑いが両立した作品。
数学・論理・博物学を学べる科学漫画5選
11. ブルーピリオド(山口つばさ)
分野: 色彩学・光学・解剖学 受賞歴: マンガ大賞2020大賞
美術を通じて、色彩学、光学、解剖学など、アートの背景にある科学を学べる作品。主人公が東京藝術大学を目指す中で、「なぜこの色が美しく見えるのか」という科学的視点も描かれます。
「美術って感性だけじゃないんだ」という発見がある作品。芸術と科学の接点を知ることができます。
12. 数学ガール(日坂水柯)
分野: 数学 原作: 結城浩の小説
数学の美しさと面白さを、青春ストーリーを通じて描いた作品。素数、フィボナッチ数列、虚数など、数学の概念がキャラクターの会話を通じて解説されます。
「数学って、こんなに美しいものだったんだ」と気づかされる作品。数学が苦手な人にこそ読んでほしい。
13. 理系が恋に落ちたので証明してみた。(山本アリフレッド)
分野: 統計学・論理学 特徴: アニメ化作品
「恋愛感情を科学的に証明する」という設定のラブコメディ。心拍数、瞳孔の拡大、脳内物質など、恋愛を科学的に分析しようとする理系カップルの奮闘を描きます。
笑いながら統計学や実験計画法の基礎を学べる作品。「科学的思考」とは何かを考えさせられます。
14. へんなものみっけ!(早良朋)
分野: 博物学・自然史 舞台: 自然史博物館
自然史博物館を舞台に、「へんなもの」たちの面白さを描いた作品。化石、剥製、標本…。博物館の裏側と、そこで働く人々の情熱が描かれています。
「自然史」という学問の奥深さを知ることができる作品。博物館に行きたくなること間違いなし。
15. BLUE GIANT(石塚真一)
分野: 音響学・物理学 受賞歴: 小学館漫画賞
ジャズを題材にした音楽漫画ですが、「音とは何か」「なぜ人は音楽に感動するのか」という科学的視点も含まれています。
音波、共鳴、聴覚の仕組み…。音楽の背後にある物理学を感じられる作品。音楽への理解が深まります。
科学漫画から得られる3つの学習効果
1. 「好奇心」が学びの原動力になる
科学漫画を読んでいると、「もっと知りたい」という気持ちが自然と湧いてきます。この内発的動機づけが、その後の学習を大きく促進します。
2. 「文脈」の中で知識が定着する
孤立した知識は忘れやすいですが、物語の中で出会った知識は記憶に残りやすい。科学漫画は、知識に「文脈」を与えてくれます。
3. 「科学的思考」の基礎が身につく
問題を発見し、仮説を立て、検証する。科学漫画の主人公たちが実践している「科学的思考」は、日常生活でも役立つスキルです。
まとめ:漫画から始める科学の世界
15作品を紹介してきましたが、科学漫画の魅力は「楽しみながら学べる」ことにあります。
理系が苦手でも、漫画なら大丈夫。キャラクターと一緒に問題を解決していく過程で、自然と科学の知識が身についていきます。
初めての1冊としておすすめ
- 化学・物理なら『Dr.STONE』
- 生物学なら『はたらく細胞』
- 数学なら『数学ガール』
- 宇宙なら『宇宙兄弟』
息子が科学に興味を持つ年齢になったとき、一緒に読む日を楽しみにしています。
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