世界史漫画おすすめ10選!歴史嫌いの28歳が沼にハマった傑作
「世界史って、覚えることが多すぎて無理…」
学生時代、私もそう思っていました。年号、人物名、戦争の名前…テスト前に詰め込んでも、翌日にはすっかり忘れてしまう。正直、歴史の授業は苦痛でしかなかったんですよね。
でも、社会人になってから出会った一冊の漫画で、私の歴史に対する印象は180度変わりました。
きっかけは『ベルサイユのばら』。友人に「絶対ハマるから読んで!」と強くすすめられて、半信半疑で手に取ったんです。そしたら、気づいたら徹夜で全巻読破。フランス革命がこんなにドラマチックだったなんて、教科書からは全然伝わってこなかった…!
それから私は世界史漫画の沼にどっぷりハマりました。今では、漫画で読んだ時代の資料や解説本まで手を出すように。あの歴史嫌いだった自分が信じられません。
この記事では、そんな私が実際に読んで「これは面白い!」と感じた世界史漫画おすすめ10選を紹介します。
世界史漫画を選ぶときのポイント
世界史漫画ってたくさんあるので、どれから読めばいいか迷いますよね。私が選ぶときに意識しているポイントを3つ紹介します。
興味のある時代や地域から始める
ヨーロッパに興味があるのか、アジアに興味があるのか。中世が好きなのか、近代が好きなのか。まずは自分が「ちょっと気になる」と思う時代や地域の漫画から読み始めるのがおすすめです。
個人的には、映画やドラマで見た時代設定の漫画を選ぶと入りやすいと思います。「あ、これ見たことある!」という場面が出てくると、一気に親近感が湧くんですよね。
主人公のタイプで選ぶ
歴史上の実在人物が主人公の作品もあれば、架空のキャラクターが時代を駆け抜ける作品もあります。「推し」を作りたいなら、架空キャラクターが活躍する作品がおすすめ。史実に忠実に学びたいなら、実在人物を描いた作品がいいでしょう。
完結しているかどうかを確認
長期連載の漫画は、途中で止まってしまうリスクがあります。最初の一冊は完結済みの作品を選ぶと、最後まで楽しめて安心です。もちろん、連載中の作品にはリアルタイムで追いかける楽しさもありますけどね。
世界史漫画おすすめ10選
1. ベルサイユのばら(池田理代子)
時代: フランス革命期(18世紀後半) おすすめ度: ★★★★★
言わずと知れた少女漫画の金字塔。マリー・アントワネットと、男装の麗人オスカルの物語です。
何がすごいって、フランス革命という激動の時代を、こんなにも感情移入できる形で描いているところ。オスカルの生き様、マリー・アントワネットの悲劇、そして時代の大きなうねり。読み終わった後、思わずフランス革命について調べずにはいられなくなります。
実は私、この作品を読んでからベルサイユ宮殿に行きたくなって、貯金を始めました。漫画がきっかけで旅行の目的地が決まるなんて、思ってもみなかったです。
2. 天は赤い河のほとり(篠原千絵)
時代: 古代ヒッタイト帝国(紀元前14世紀頃) おすすめ度: ★★★★★
現代の女子高生が古代ヒッタイト帝国にタイムスリップするという、ちょっとファンタジー要素のある歴史漫画です。累計2000万部突破、小学館漫画賞受賞という実績が、この作品の面白さを物語っています。
正直、ヒッタイトって聞いてもピンとこない人が多いと思います。私もそうでした。でも、この漫画を読むと、古代オリエント世界がこんなにも豊かで複雑な文明だったことに驚かされます。
主人公のユーリが、ただ守られるヒロインじゃないのも好きなポイント。異世界で自分の居場所を見つけ、成長していく姿に勇気をもらえます。
3. ヘタリア Axis Powers(日丸屋秀和)
時代: 主に20世紀(世界大戦期) おすすめ度: ★★★★☆
世界各国を擬人化したコメディ漫画。「イタリアはパスタが大好きでヘタレ」「ドイツは真面目で規律正しい」みたいに、各国の国民性をキャラクター化しているんです。
これが世界史の入り口として意外と優秀なんですよね。キャラクターの関係性を通じて、国際関係の基本が自然と頭に入ってきます。「あ、この国とこの国って歴史的に仲悪いんだ」とか、「この同盟ってこういう経緯だったんだ」とか。
もちろん、漫画なのでデフォルメされている部分はありますが、「もっと詳しく知りたい」と思うきっかけには最適です。
4. 王家の紋章(細川智栄子あんど芙〜みん)
時代: 古代エジプト(紀元前14世紀頃) おすすめ度: ★★★★☆
現代のアメリカ人少女が古代エジプトにタイムスリップし、若きファラオと恋に落ちるという、壮大な歴史ロマンス。なんと40年以上連載が続いていて、全70巻を超える超長編です。
正直、最初は「長すぎない?」と思いました。でも読み始めたら止まらない。古代エジプトの文化や政治、周辺国との関係など、かなり細かく描かれているんです。
ファラオのメンフィスが本当にかっこいいんですよね…。古代エジプトに興味がある人には絶対読んでほしい一作です。
5. チェーザレ 破壊の創造者(惣領冬実)
時代: ルネサンス期イタリア(15世紀後半) おすすめ度: ★★★★★
ルネサンス期イタリアの英雄、チェーザレ・ボルジアを描いた作品。ダンテ学者の監修のもと、膨大な資料を基に描かれた本格派歴史漫画です。
この作品のすごいところは、時代考証の緻密さ。衣装、建築、食事、政治システム…当時のイタリアがリアルに再現されています。読んでいると、まるでルネサンス期のフィレンツェやローマを旅しているような気分になれるんです。
チェーザレという人物の複雑さ、野心と知性、そして時代を変えようとする情熱。歴史上の「悪役」として知られる人物の、別の側面が見えてきます。
6. 応天の門(灰原薬)
時代: 平安時代(9世紀) おすすめ度: ★★★★☆
世界史漫画の中に日本史を入れるのは反則かもしれませんが、これは外せない一作です。若き日の菅原道真と、プレイボーイの在原業平という、20歳以上も年の離れた二人が京の怪奇事件を解決していくストーリー。
平安時代って、十二単とか雅なイメージがありますよね。でも『応天の門』を読むと、政治的な駆け引きや陰謀、身分制度の厳しさなど、当時の社会の複雑さがよくわかります。
道真のツンデレっぷりと業平のチャラさのコントラストも楽しい。歴史ミステリーとしても読み応えがあります。
7. アルテ(大久保圭)
時代: ルネサンス期イタリア(16世紀初頭) おすすめ度: ★★★★☆
ルネサンス期のフィレンツェで、画家を目指す貴族の少女アルテの物語。女性が職業を持つことが難しかった時代に、自分の夢を追いかける姿を描いています。
2020年にはアニメ化もされて話題になりました。美しいフィレンツェの街並み、当時の画家工房の様子、女性の社会的立場など、ルネサンス期の日常がリアルに描かれています。
アルテの前向きさと、困難に立ち向かう強さに励まされます。「自分も頑張ろう」って思える作品です。
8. 大奥(よしながふみ)
時代: 江戸時代(17世紀〜19世紀)※パラレルワールド おすすめ度: ★★★★★
「もし男女が逆転した江戸時代があったら?」という設定のSF時代劇。謎の疫病で男子の人口が激減し、将軍も女性が務める世界を描いています。
これ、歴史改変ものなのに、めちゃくちゃ歴史の勉強になるんですよね。史実の将軍や大奥の出来事をベースにしながら、「もしも」の世界を緻密に構築しているんです。
16年にわたる連載が2021年に完結。全19巻で、一気に読める分量なのも嬉しいポイントです。
9. ヴィンランド・サガ(幸村誠)
時代: 11世紀(ヴァイキング時代) おすすめ度: ★★★★★
11世紀のヴァイキングを描いた壮大な歴史大河。主人公トルフィンの復讐劇から始まり、やがて「本当の戦士とは何か」を問う哲学的な物語へと発展していきます。
アニメ化でさらに知名度が上がりましたが、原作漫画の迫力は格別。戦闘シーンの緊張感、キャラクターたちの成長、そして北欧の厳しい自然…すべてが圧倒的な画力で描かれています。
ヴァイキングって「野蛮な海賊」というイメージがありましたが、彼らの文化や価値観、航海技術の高さなど、新しい発見がたくさんありました。
10. 乙嫁語り(森薫)
時代: 19世紀中央アジア おすすめ度: ★★★★☆
19世紀の中央アジアを舞台に、様々な「お嫁さん」たちの物語を描く作品。緻密に描き込まれた民族衣装や刺繍の美しさは、ため息が出るほどです。
中央アジアって、歴史の授業でもあまり扱わない地域ですよね。シルクロードの中継地として栄えた地域の、豊かな文化や独特の習慣を知ることができます。
森薫先生の圧倒的な画力と資料調査力に脱帽。読んでいると、遊牧民の暮らしや婚姻の風習など、知らなかった世界が広がっていきます。
世界史漫画を読むときのコツ
気になったらすぐ調べる
漫画を読んでいて「これって本当?」と思ったら、すぐにスマホで検索してみてください。漫画はあくまでフィクションですが、史実をベースにしている部分も多いです。「漫画と史実の違い」を意識しながら読むと、より深く楽しめます。
関連する映画やドラマも見てみる
漫画で読んだ時代の映画やドラマを見ると、立体的に理解できるようになります。『ベルサイユのばら』を読んだ後に映画『マリー・アントワネット』を見たら、「あ、このシーン漫画にもあった!」って楽しくなりました。
旅行の計画を立てながら読む
歴史漫画を読んでいると、「この場所に行ってみたい」という気持ちが湧いてきます。すぐには行けなくても、旅行の計画を立てながら読むとモチベーションが上がりますよ。私はフランス旅行の資金を貯めながら『ベルばら』を読み返しています。
まとめ:漫画から始める世界史入門
世界史漫画の魅力は、「教科書では伝わらない感情」を体験できるところだと思います。
年号や出来事を暗記するのは大変だけど、キャラクターに感情移入しながら読むと、自然と時代背景が頭に入ってくる。「この人はなぜこんな決断をしたんだろう」と考えることで、歴史が「自分ごと」になっていくんですよね。
歴史が苦手だった私が言うので間違いありません。漫画は世界史への最高の入り口です。
今回紹介した10作品の中から、ぜひ気になる一冊を手に取ってみてください。きっと、あなたも世界史漫画の沼にハマるはずです。
個人的なおすすめは、初めてなら『ベルサイユのばら』か『ヘタリア』、じっくり読みたいなら『チェーザレ』か『ヴィンランド・サガ』です。
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