起業本おすすめ13選!失敗しないスタートアップの教科書を完全網羅

起業本おすすめ13選!失敗しないスタートアップの教科書を完全網羅

「起業したいけど、何から始めればいいかわからない」

私も出版社を退職してフリーランスになる前、まったく同じ悩みを抱えていました。アイデアはあるけど実行に移せない。資金調達の方法がわからない。失敗が怖い。そんな不安が頭の中をぐるぐる回っていたのを覚えています。

中小企業庁の調査によると、日本の開業率は約5%で、欧米諸国と比較すると低い水準にあります。しかし、2023年以降は副業解禁の流れもあり、会社員をしながら起業を目指す人が増加傾向にあります。

今回は、年間200冊以上の本を読む私が、起業を考えている人が最初に読むべき本を13冊厳選しました。世界的ベストセラーの古典から、日本発の実践書、小さく始めるひとり起業向けまで、これを読めば起業の第一歩を踏み出せるはずです。

ゼロ・トゥ・ワン

著者: ピーター・ティール

PayPal創業者ピーター・ティールが教える、0から1を生み出す起業哲学

¥1,760(記事作成時の価格です)

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起業本おすすめ:世界的ベストセラー・古典5冊

『ゼロ・トゥ・ワン』ピーター・ティール

PayPalの共同創業者であり、Facebookの最初の外部投資家でもあるピーター・ティールによる起業哲学の書です。

「競争は敗者のすること」

これは『ゼロ・トゥ・ワン』の核心的なメッセージです。ティールは、既存のものを改良する「1からn」ではなく、まったく新しいものを生み出す「0から1」の重要性を説いています。

私がこの本で最も印象に残っているのは「独占を目指せ」という主張です。多くの起業家は「競争に勝つ」ことを目標にしますが、ティールは「競争しないで済む市場を創れ」と言います。これは発想の転換でした。

ゼロ・トゥ・ワン

著者: ピーター・ティール

PayPal創業者ピーター・ティールが教える、0から1を生み出す起業哲学

¥1,760(記事作成時の価格です)

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『リーン・スタートアップ』エリック・リース

「構築→計測→学習」のサイクルを高速で回すことで、ムダなく起業を進める方法論を解説した本です。10万部を突破し、シリコンバレー発の起業の圧倒的名著として知られています。

「MVP(実用最小限の製品)から始めよ」

『リーン・スタートアップ』の最大の教えは、完璧な製品を作ってから市場に出すのではなく、最小限の機能を持つ製品(MVP)で顧客の反応を見ることです。

私がフリーランスになる際も、最初から完璧なサービスを目指すのではなく、小さく始めて顧客の反応を見ながら改善していきました。この本の教えがなければ、準備に時間をかけすぎて動けなかったかもしれません。

リーン・スタートアップ

著者: エリック・リース

ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす

¥1,980(記事作成時の価格です)

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『HARD THINGS』ベン・ホロウィッツ

シリコンバレーで最も注目されるベンチャーキャピタル「アンドリーセン・ホロウィッツ」の共同創業者による、経営の困難な局面を乗り越えるための実践書です。

「答えがない難問と困難にどう立ち向かうか」

多くの起業本は「成功の秘訣」を教えてくれますが、『HARD THINGS』は違います。この本は「会社が潰れそうになったとき、どうすればいいか」「社員を解雇しなければならないとき、どう伝えるか」といった、誰も教えてくれない困難な局面への対処法を教えてくれます。

起業家として成功するためには、華やかな部分だけでなく、困難な局面を乗り越える力が必要です。この本は、その覚悟を教えてくれます。

HARD THINGS

著者: ベン・ホロウィッツ

答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか

¥1,980(記事作成時の価格です)

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『イノベーションのジレンマ 増補改訂版』クレイトン・クリステンセン

ハーバード・ビジネススクールの教授による、破壊的イノベーションの古典的名著です。なぜ優良企業が新興企業に敗れるのかを分析しています。

「優れた企業ほど、破壊的イノベーションに対応できない」

クリステンセンは、業界を支配する巨大企業が、その優れた企業戦略ゆえに滅んでいく「イノベーションのジレンマ」を解明しました。既存企業が顧客の声を聞きすぎるあまり、破壊的な新技術を見逃してしまうメカニズムは、起業家にとって大きなチャンスの源泉です。

『ビジョナリー・カンパニー』ジム・コリンズ

「時代を超える生存の原則」をテーマに、長期的に成功を収めた企業の共通点を分析した経営学の古典です。

「時計を作る人になれ」

『ビジョナリー・カンパニー』で最も印象的な概念は「時を告げるのではなく、時計を作れ」です。カリスマ的リーダーに依存する会社ではなく、リーダーがいなくなっても機能し続ける組織を作ることの重要性を説いています。

起業家は最初、自分がすべてを担う必要があります。しかし、長期的に成功する会社を作るためには、自分がいなくても回る仕組みを作ることが大切です。

起業本おすすめ:日本発・実践的起業本3冊

『起業のファイナンス 増補改訂版』磯崎哲也

スタートアップの資金調達について、最も体系的に解説された日本語の本です。「とりあえず1冊ならこれを勧める」と評されるベンチャーファイナンスの定番書。

「起業家にとって、お金の知識は必須」

事業計画の作り方、企業価値の算定、ストックオプション、資本政策、投資家との交渉、種類株式の活用など、起業に必要なお金の知識がすべて詰まっています。

私も起業を考えていた頃、この本でファイナンスの基礎を学びました。資金調達のことがわからないまま起業すると、後で大きな問題になります。起業前に必ず読んでおくべき一冊です。

『起業の科学 スタートアップサイエンス』田所雅之

Amazonの経営関連書で115週連続1位を獲得した、日本発のスタートアップ実践書です。「起業の科学」シリーズは累計15万部以上を売り上げています。

「起業の成功は、科学的に再現できる」

田所氏は、起業を「科学」として捉え、成功するスタートアップに共通するパターンを体系化しました。アイデアの検証方法、PMF(プロダクト・マーケット・フィット)の見極め方、スケールの方法など、実践的なフレームワークが満載です。

『起業大全』田所雅之

『起業の科学』の著者による、スタートアップを科学する9つのフレームワークを解説した本です。より体系的に起業を学びたい人向け。

「起業の全体像を俯瞰する」

『起業の科学』が「How」に焦点を当てているのに対し、『起業大全』は起業の全体像を俯瞰できる構成になっています。ミッション・ビジョン・バリューの設計から、組織づくり、EXIT戦略まで、起業のA to Zが学べます。

起業大全

著者: 田所 雅之

スタートアップを科学する9つのフレームワーク

¥2,640(記事作成時の価格です)

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起業本おすすめ:小さな起業・ひとり起業向け3冊

『小さな会社の稼ぐ技術』栢野克己

ランチェスター戦略を中小企業・個人事業主向けにわかりやすく解説した本です。大企業と同じ土俵で戦わない「弱者の戦略」を学べます。

「業界2位以下が勝つための戦い方」

ランチェスター戦略は、かつてシェア1割のアサヒビールが6割のキリンビールに大逆転したときの戦い方です。ソフトバンクやHISも創業時にこの戦略を採用していました。

小さく始める起業家にとって、「大きな会社にどう勝つか」は重要なテーマです。この本は、その具体的な方法を教えてくれます。

小さな会社の稼ぐ技術

著者: 栢野克己

ランチェスター式「儲ける戦略」

¥1,650(記事作成時の価格です)

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『1人起業家マインドセット』與良だいち

「好き」を「稼ぎ」に変えるすごい働き方を解説した、ひとり起業向けの本です。2025年に発売された最新刊。

「好きなことで起業する」

著者の與良氏は、伊藤忠商事、アクセンチュア戦略グループを経て連続起業家として活動。発達障がい児向け眼鏡、障がい者就労支援型養鶏場など、社会課題解決型の事業を立ち上げてきました。

「好きなこと」と「社会貢献」を両立させたい人におすすめの一冊です。

1人起業家マインドセット

著者: 與良 だいち

「好き」を「稼ぎ」に変えるすごい働き方

¥1,760(記事作成時の価格です)

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『会社員が働きながら月30万円を稼ぐ起業法』新井一

延べ6万人の起業を志す会社員と向き合ってきた「起業のプロ」による、会社員起業の実践書です。2025年発売。

「会社を辞めずに起業する」

いきなり会社を辞めて起業するのはリスクが高い。この本は、会社員として働きながら、副業として起業を始め、軌道に乗ってから独立する方法を解説しています。

私も出版社を辞める前に、副業としてブログ活動を始めていました。「いきなり辞める」のではなく「副業から始める」アプローチは、失敗のリスクを大きく減らせます。

会社員が働きながら月30万円を稼ぐ起業法

著者: 鳥井陽介

6万人の起業支援実績を持つ著者が教える会社員起業術

¥1,650(記事作成時の価格です)

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起業本おすすめ:起業家の自伝・ストーリー2冊

『破天荒フェニックス』田中修治

倒産寸前のメガネチェーン「オンデーズ」を再建した、実話に基づく企業再生ストーリーです。

「絶体絶命の状況から、どう逆転するか」

債務超過14億円、毎月赤字、銀行からの支援も打ち切り。そんな絶望的な状況から、いかにして会社を再建したのか。リアルな経営の困難と、それを乗り越える過程が描かれています。

起業の華やかな部分だけでなく、「本当に大変なこと」を知りたい人におすすめです。

『論語と算盤』渋沢栄一

日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一による、経営哲学の古典です。約500の企業・団体の設立に関わった渋沢の思想が凝縮されています。

「道徳と経済は両立する」

「論語」(道徳)と「算盤」(経済)は矛盾しない。むしろ、道徳を基盤にした経営こそが、長期的な繁栄をもたらす。これが渋沢栄一の核心的な思想です。

現代のESG投資やSDGsの先駆けとも言える考え方で、100年以上前に書かれたとは思えない現代性があります。

論語と算盤

日本資本主義の父・渋沢栄一の経営哲学

¥836(記事作成時の価格です)

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起業本の選び方

初心者はどの本から読むべき?

起業初心者が最初に読むべき本として、私がおすすめするのは『リーン・スタートアップ』です。理由は以下の3つです。

  1. 「完璧を目指さない」マインドセットが身につく
  2. 具体的な実践方法が書かれている
  3. 失敗を恐れずに動ける勇気をもらえる

まずはこの本で「小さく始めて、素早く学ぶ」マインドを身につけ、その後に『起業のファイナンス』でお金の知識を、『起業の科学』で実践的なフレームワークを学ぶのがおすすめです。

起業本を選ぶ際の注意点

一方で、避けるべき起業本もあります。

  • 「誰でも簡単に1億円」など誇大な表現の本
  • 具体的な失敗談が書かれていない本
  • 著者の実績が不明確な本

起業は簡単ではありません。「簡単に成功できる」と謳う本には注意が必要です。むしろ、失敗談や困難な局面が書かれている本の方が、本当に役立ちます。

まとめ:起業は「準備」で9割決まる

起業で成功するかどうかは、「準備」で9割決まると言われています。市場調査、ビジネスモデルの検証、資金計画、そして何より「知識の準備」が重要です。

今回紹介した13冊の中から、まずは1冊手に取ってみてください。1冊読むだけでも、起業に対する見方が大きく変わるはずです。

「起業したいけど、何から始めればいいかわからない」

その答えは、本の中にあります。まずは知識を得ることから始めましょう。あなたの起業人生が、今日から始まることを願っています。

リーン・スタートアップ

著者: エリック・リース

起業初心者が最初に読むべき一冊。ムダのない起業プロセスの方法論

¥1,980(記事作成時の価格です)

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この記事のライター

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高橋 啓介

大手出版社で書籍編集を10年経験後、独立してブロガーとして活動。科学論文と書籍を融合させた知識発信で注目を集める。

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    森田 美優

    出版社勤務を経てフリーライターに。小説からビジネス書、漫画まで幅広く読む雑食系読書家。Z世代の視点から現代的な読書の楽しみ方を発信。
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    西村 陸

    京都大学大学院で認知科学を研究する博士課程学生。理系でありながら文学への造詣も深く、科学と文学の交差点で新たな知の可能性を探求。
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    佐々木 健太

    元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。

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