レビュー
「競争は負け犬のためのもの」。PayPal創業者が語る、イノベーションの本質。
著者のピーター・ティールは、PayPalを創業し、Facebookに最初に投資したシリコンバレーの伝説的投資家。本書は、スタンフォード大学での講義をまとめたものだ。
「0から1を生み出す」ことの重要性が繰り返し説かれる。1から10、10から100への成長は「グローバリゼーション」。しかし、0から1への創造こそが「テクノロジー」であり、真のイノベーションだと著者は主張する。
「競争は避けよ」というメッセージは挑発的だ。競争が激しい市場は利益が薄い。むしろ、独占できるニッチを見つけるべきだと説く。常識を覆す発想が刺激的。
起業家だけでなく、「新しいことを始めたい」すべての人に響く内容。既存の枠組みを超えて考えるヒントが詰まっている。