心理学漫画おすすめ15選!楽しみながら人間の心を学べる傑作まとめ【2026年版】

心理学漫画おすすめ15選!楽しみながら人間の心を学べる傑作まとめ【2026年版】

「心理学って難しそう」「専門書は敷居が高い」

そんなふうに思っていませんか。実は、漫画という形式だからこそ伝わる心理学の面白さがあります。

LIAR GAME 1 (ヤングジャンプコミックス)

甲斐谷忍による心理戦漫画の金字塔。認知バイアスと社会心理学が学べる傑作

¥565(記事作成時の価格です)

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年間200冊以上の本を読む私ですが、心理学を学ぶ入口として漫画ほど優れた媒体はないと確信しています。なぜなら、漫画は「状況」と「心の動き」を同時に描けるからです。専門書では抽象的に説明される心理現象も、漫画なら登場人物の表情や行動を通じて直感的に理解できます。

今回は、心理学の各分野が学べる漫画を15作品、3つのカテゴリに分けてご紹介します。4歳の息子にもいずれ読ませたいと思っている作品ばかりです。

漫画で心理学を学ぶ3つのメリット

1. ストーリーで記憶に残る

心理学の教科書で「確証バイアス」を説明されても、すぐ忘れてしまいます。しかし『ライアーゲーム』で主人公が相手の思い込みを利用するシーンを読めば、その概念は鮮明に記憶されます。物語として体験することで、知識が血肉になるのです。

2. 実際の人間関係に応用しやすい

漫画のキャラクターたちは、まさに私たちと同じような悩みを抱えています。職場の人間関係、家族との葛藤、自己肯定感の低さ。これらの問題に対して、心理学がどのように役立つかを具体的に示してくれます。

3. 専門分野への入口になる

漫画で「面白い」と感じた分野があれば、そこから専門書へ進むこともできます。私自身、『DEATH NOTE』を読んで行動予測の心理学に興味を持ち、ゲーム理論の本を読み始めた経験があります。

認知心理学・行動経済学を学べる漫画5選

人間の思考のクセや判断の偏りを描いた作品たち。読むと自分の思考パターンが客観視できるようになります。

1.『ライアーゲーム』

LIAR GAME 1 (ヤングジャンプコミックス)

甲斐谷忍著、心理戦の金字塔。騙し合いのゲームで人間心理を暴く

¥565(記事作成時の価格です)

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甲斐谷忍さんの『ライアーゲーム』は、心理戦漫画の最高峰です。正直すぎる女子大生・神崎直が、騙し合いの「ライアーゲーム」に巻き込まれ、天才詐欺師・秋山深一とともに戦う物語。

『ライアーゲーム』で学べる心理学は多岐にわたります。囚人のジレンマ、ナッシュ均衡、確証バイアス、同調圧力…。これらの概念が、命がけのゲームの中で自然に説明されていきます。特に印象的なのは「少数決」のゲーム。多数派に属すると思い込む人間心理を巧みに利用した展開は、読んでいて鳥肌が立ちました。

2.『SPY×FAMILY』

SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックス)

著者: 遠藤達哉

遠藤達哉著、偽装家族が織りなす笑いと感動の物語

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遠藤達哉さんの『SPY×FAMILY』は、一見するとコメディですが、実は心理学の宝庫です。凄腕スパイのロイド、殺し屋のヨル、心を読める超能力者アーニャによる偽装家族の物語。

『SPY×FAMILY』の面白さは「情報の非対称性」にあります。ロイドはヨルの正体を知らず、ヨルはロイドの正体を知らず、でもアーニャと読者だけが全てを知っている。この構造が生み出す緊張感とコメディは、まさに認知心理学の教材そのものです。

また、アーニャの「心が読める」という設定は、相手の意図を推測する「心の理論」の極端な形。人間が普段無意識にやっている心理推測を、明示的に描いているのが興味深いところです。

3.『今際の国のアリス』

今際の国のアリス 1 (少年サンデーコミックス)

著者: 麻生 羽呂

麻生羽呂著、極限状態で試される人間心理を描くサバイバル漫画

¥550(記事作成時の価格です)

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麻生羽呂さんの『今際の国のアリス』は、突然異世界に飛ばされた主人公たちが、命がけの「げぇむ」に挑む物語。Netflix実写版でも話題になりました。

『今際の国のアリス』で特に学べるのは「極限状態での意思決定」です。トランプのマークごとに異なる能力が試されるゲーム設計が秀逸で、スペード(体力)、ダイヤ(知力)、ハート(心理)、クラブ(総合力)と分類されています。

特にハートのゲームは、裏切りと協力の心理戦そのもの。「この状況で人を信じるべきか」という問いに、何度も直面させられます。

4.『DEATH NOTE』

DEATH NOTE 1 (ジャンプコミックス)

著者: 大場つぐみ小畑健

大場つぐみ・小畑健著、天才同士の心理戦を描いた傑作サスペンス

¥484(記事作成時の価格です)

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大場つぐみさん原作・小畑健さん作画の『DEATH NOTE』は、名前を書くと人を殺せるノートを手に入れた天才高校生・夜神月と、世界一の探偵・Lの頭脳戦を描いた作品。

『DEATH NOTE』で学べるのは「推論と行動予測」の心理学です。Lが月の正体を推理するプロセスは、まさに心理学的プロファイリング。相手の行動パターンから性格と動機を推測し、次の行動を予測する。このプロセスが、読者にもわかる形で丁寧に描かれています。

また「監視されていると人の行動が変わる」というホーソン効果も、作中で重要な役割を果たしています。

5.『カイジ』

賭博黙示録 カイジ 1

著者: 福本伸行

福本伸行著、ギャンブルを通じて人間の本性を描く

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福本伸行さんの『カイジ』は、借金を背負った青年・カイジが、命がけのギャンブルに挑む物語。「ざわ…ざわ…」という効果音でもおなじみの作品です。

『カイジ』で学べるのは「行動経済学」そのものです。サンクコスト効果(すでに投じたものに執着する心理)、損失回避(利益より損失を大きく感じる心理)、ギャンブラーの誤謬(確率を正しく認識できない心理)…。これらが、カイジの心理描写を通じて生々しく描かれています。

限定ジャンケンというゲームで「星を買う」という行動が、いかに合理的でないかを理解したとき、自分の日常の判断も見直したくなります。

臨床心理学・カウンセリングを学べる漫画5選

心の病や悩みに向き合う専門家たちを描いた作品。メンタルヘルスへの理解が深まります。

6.『リエゾン ーこどものこころ診療所ー』

ヨンチャンさん・竹村優作さんの『リエゾン』は、児童精神科を舞台にした医療漫画です。累計250万部を突破し、第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品にも選出されました。

『リエゾン』の特徴は、発達障害を「凸凹」と呼び、障害ではなく「個性」として捉える視点。ADHD、ASD、学習障害など、様々な発達特性を持つ子どもたちと、それを支える大人たちの姿が丁寧に描かれています。

4歳の息子を育てる身として、この漫画から学んだことは多いです。子どもの行動の背景にある心理を理解することで、接し方が変わってきました。

7.『シュリンク〜精神科医ヨワイ〜』

月子さん原作・七海仁さん作画の『シュリンク』は、新宿で開業する精神科医・弱井のエピソードを描いた作品。「シュリンク」は精神科医の俗称です。

『シュリンク』で学べるのは、現代の精神医学とカウンセリングの実際。うつ病、パニック障害、適応障害など、現代人が抱えやすい心の問題が、具体的なケースを通じて描かれています。

特に印象的なのは「精神科医は魔法使いではない」というメッセージ。薬だけで解決できる問題は少なく、患者自身の気づきと環境調整が重要だという視点は、心理支援の本質を突いています。

8.『ブラック・ジャック』

ブラック・ジャック 1

手塚治虫著、天才無免許医が人間の生と死に向き合う名作

¥499(記事作成時の価格です)

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手塚治虫さんの『ブラック・ジャック』は、医療漫画の金字塔。無免許の天才外科医・ブラック・ジャックが、様々な患者と向き合う物語です。

『ブラック・ジャック』は外科医が主人公ですが、心理学的なテーマも多く含まれています。「生きる意味とは何か」「死を前にした人間の心理」「医療と倫理のジレンマ」…。これらの問いが、一話完結のエピソードの中で深く掘り下げられています。

特に「ピノコ」のエピソードは、自己アイデンティティの形成という心理学的テーマを、感動的な物語として描いた傑作です。

9.『アンサング・シンデレラ』

荒井ママレさんの『アンサング・シンデレラ』は、病院薬剤師・葵みどりの物語。ドラマ化もされた話題作です。

『アンサング・シンデレラ』で学べるのは「服薬コンプライアンス」の心理学。なぜ患者は薬を正しく飲まないのか、どうすれば医療者の指示に従ってもらえるのか。これらは健康心理学の重要なテーマです。

また、患者の生活背景を理解することの大切さも描かれています。同じ薬でも、患者の価値観や生活状況によって、飲み方のアドバイスは変わる。この「患者中心の医療」という視点は、臨床心理学にも通じるものがあります。

10.『3月のライオン』

3月のライオン 1 (ジェッツコミックス)

著者: 羽海野チカ

羽海野チカ著、若きプロ棋士の成長と心の再生を描く

¥555(記事作成時の価格です)

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羽海野チカさんの『3月のライオン』は、若きプロ棋士・桐山零の物語。将棋漫画でありながら、心理描写の深さで高く評価されています。

『3月のライオン』で描かれるのは、トラウマからの回復過程です。幼少期に家族を失い、孤独の中で生きてきた零が、川本家との出会いを通じて少しずつ心を開いていく。その過程が、丁寧な心理描写で描かれています。

いじめ、孤立、自己肯定感の低さといった問題も、作中で真正面から扱われています。これらの問題に対して、安易な解決策は提示されず、「共にいる」ことの力が静かに示されるのが印象的です。

社会心理学・人間関係を学べる漫画5選

集団の中での人間の行動や、対人関係の技術を描いた作品。日常生活にすぐ活かせる知識が得られます。

11.『嫌われる勇気』(マンガ版)

アドラー心理学の入門として、漫画版はとても読みやすい形式になっています。「課題の分離」「目的論」「共同体感覚」といったアドラー心理学の核心的概念が、物語を通じて自然に理解できます。

特に「課題の分離」の考え方は、人間関係の悩みを劇的に軽くしてくれます。相手がどう思うかは相手の課題、自分にできることは自分の課題。この線引きができるようになると、対人ストレスが大幅に減ります。

より深く学びたい方は、原作の『嫌われる勇気』もおすすめです。

12.『マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント』

マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント

戸田久実著、怒りの感情をコントロールする技術を漫画で解説

¥1,650(記事作成時の価格です)

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戸田久実さんの『マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント』は、怒りの感情との付き合い方を教えてくれる一冊です。

アンガーマネジメントで最も有名な「6秒ルール」をはじめ、怒りの感情をコントロールする具体的な技術が紹介されています。怒りは「なくすべきもの」ではなく「適切に表現すべきもの」という視点は、感情心理学の重要な知見です。

4歳の息子が癇癪を起こしたとき、この本で学んだ「怒りの背景にある一次感情に注目する」という視点がとても役立っています。

13.『まんがでわかる発達心理学』

渡辺弥生さん監修の『まんがでわかる発達心理学』は、主人公の成長を追いながら発達心理学を学べる一冊。218個の心理学キーワードが収録された、充実の内容です。

乳児期から青年期まで、人間がどのように発達していくかを体系的に理解できます。「なぜ2歳児はイヤイヤ期になるのか」「思春期の反抗はなぜ起こるのか」といった疑問に、科学的な答えを得られます。

子育て中の方はもちろん、自分自身の発達を振り返りたい方にもおすすめです。

14.『マンガでわかる!心理学超入門』

マンガでわかる! 心理学超入門

心理学の基礎を幅広く学べる入門書

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心理学全般を幅広く学びたい方におすすめの一冊。認知心理学、発達心理学、社会心理学、臨床心理学など、心理学の主要分野をコンパクトに解説しています。

漫画形式なので読みやすく、それでいて内容は本格的。心理学の全体像を把握したい方の最初の一冊として最適です。

15.『マンガでわかるアドラー心理学』

アドラー心理学をより深く学びたい方におすすめの一冊。『嫌われる勇気』で興味を持った方が、次のステップとして読むのに適しています。

「劣等感」「優越性の追求」「ライフスタイル」といったアドラー心理学特有の概念が、わかりやすいストーリーで解説されています。自分の行動パターンを理解し、より良い人生を歩むためのヒントが得られます。

漫画から心理学を学ぶ3つのポイント

ポイント1:登場人物の動機を分析する

漫画を読むとき、「このキャラクターはなぜこの行動をとったのか」と考えてみてください。行動の背景にある動機を分析することで、人間心理への理解が深まります。

ポイント2:自分ならどうするか考える

物語の重要な場面で、「自分ならどう判断するか」を考えてみましょう。その思考過程で、自分の価値観や判断のクセに気づくことができます。

ポイント3:学んだことを日常で実践する

漫画で得た心理学の知識は、日常生活で実践してこそ価値があります。「6秒ルール」を試してみる、「課題の分離」を意識してみる。小さな実践の積み重ねが、本当の学びにつながります。

まとめ:漫画は心理学への最高の入口

心理学は、人間を理解するための学問です。そして漫画は、人間を描くための表現形式です。この2つの相性が良いのは、ある意味当然のことかもしれません。

今回紹介した15作品の中で、まず1作品選ぶなら『ライアーゲーム』をおすすめします。心理戦の面白さを通じて、人間の思考のクセを学べる傑作です。臨床心理に興味がある方は『リエゾン』、日常の人間関係に活かしたい方はアドラー心理学の漫画から始めてみてください。

年間200冊以上の本を読む私ですが、漫画から得られる学びは決して専門書に劣りません。むしろ、エンターテインメントとして楽しみながら学べる漫画は、心理学の入口として最適だと思っています。

4歳の息子がもう少し大きくなったら、一緒に『リエゾン』を読みたいと考えています。心理学を学ぶことは、自分を知り、他者を理解することにつながります。漫画という形式なら、その第一歩を楽しく踏み出せるはずです。

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心理学本についてもっと知りたい方は、心理学本おすすめ2025もあわせてチェックしてみてください。

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この記事のライター

高橋 啓介の写真

高橋 啓介

大手出版社で書籍編集を10年経験後、独立してブロガーとして活動。科学論文と書籍を融合させた知識発信で注目を集める。

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    出版社勤務を経てフリーライターに。小説からビジネス書、漫画まで幅広く読む雑食系読書家。Z世代の視点から現代的な読書の楽しみ方を発信。
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    西村 陸

    京都大学大学院で認知科学を研究する博士課程学生。理系でありながら文学への造詣も深く、科学と文学の交差点で新たな知の可能性を探求。
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    佐々木 健太

    元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。

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