自己肯定感を高める漫画おすすめ5選!28歳が自分を好きになれた作品

自己肯定感を高める漫画おすすめ5選!28歳が自分を好きになれた作品

「お前なんか誰も好きにならない」

大学時代、付き合っていた彼にそう言われたことがある。

別れ話の最中だった。彼の言葉は、私の心の奥深くに刺さったまま、長い間抜けなかった。28歳になった今でも、ふとした瞬間に思い出すことがある。

自己肯定感が低い。それは、私がずっと抱えてきた課題だった。

出版社で働いていた頃、周りの目を気にしすぎて疲弊した。「こう言ったら嫌われるかな」「この企画は通らないかも」。いつも他人の評価ばかり気にしていた。

そんな私が、少しずつ「自分を好きになれた」きっかけの一つが、漫画だった。

今回は、自己肯定感の低さに悩んでいた私が、読んで救われた5作品を紹介する。

自己肯定感が低い人の3つの特徴

作品を紹介する前に、自己肯定感が低い人の特徴を整理しておきたい。当てはまる項目が多いほど、今回紹介する漫画が響くかもしれない。

1. 他人の評価が気になりすぎる

「どう思われているか」を常に意識してしまう。SNSの「いいね」の数で一喜一憂したり、何気ない一言を何日も引きずったり。私も出版社時代、上司の表情をいつも窺っていた。

2. 「自分なんて」が口癖

褒められても素直に受け取れない。「たまたまだよ」「運が良かっただけ」と、自分の成果を認められない。私も、記事が読まれても「たまたま話題のテーマだったから」と思っていた。

3. 他人と比べてしまう

同世代の活躍を見て落ち込む。SNSで友人のキラキラした投稿を見て「自分は何も持っていない」と感じる。私も、フリーランスになりたての頃、同期の出世を見て焦っていた。

これらの特徴に心当たりがある人は、ぜひ今回の漫画を読んでみてほしい。

自己肯定感を高める漫画おすすめ5選

1. 『凪のお暇』コナリミサト ── 空気を読みすぎた人への処方箋

凪のお暇(1)

著者: コナリミサト

空気を読みすぎて疲弊した28歳OLが、会社を辞めて人生をリセットする物語。

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主人公の凪は28歳。私と同い年だ。

彼女は「空気を読む」ことに長けていた。でも、それは「自分を殺す」ことと同じだった。職場でも恋愛でも、相手に合わせすぎて、本当の自分が分からなくなっていた。

ある日、凪は過呼吸で倒れる。そして、すべてを捨てて「お暇」を始める。

この漫画が教えてくれたこと: 「空気を読む」のは悪いことじゃない。でも、自分を見失ってまで周りに合わせる必要はない。

私も出版社を辞めてフリーランスになったとき、凪と同じ気持ちだった。「自分は何がしたいのか」「本当の自分はどんな人間なのか」。この漫画は、そんな問いと向き合う勇気をくれた。

2. 『逃げるは恥だが役に立つ』海野つなみ ── 自分の価値を認める

逃げるは恥だが役に立つ(1)

著者: 海野つなみ

就職難民の院卒女子が、年上男性と契約結婚する中で自分の価値を見出していく。

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ドラマで有名になった「逃げ恥」。でも、原作漫画はさらに深い。

主人公のみくりは、大学院まで出たのに就職できない。「自分には価値がない」と感じていた彼女が、家事代行という「仕事」を通じて、自分の価値を見出していく。

この漫画が教えてくれたこと: 自分の価値は、他人が決めるものじゃない。自分で認めていい。

印象的だったのは、「好きの搾取」という言葉。「好きだからタダでやって」という風潮に対する批判だ。私もライターとして、「記事書いて。お金は出せないけど」と言われたことがある。でも、自分の仕事には価値がある。それを認めることが、自己肯定感の第一歩だと気づいた。

3. 『ヲタクに恋は難しい』ふじた ── 好きなことを隠さない

ヲタクに恋は難しい(1)

隠れオタクのOLと、ゲームオタクの幼なじみが繰り広げる不器用な恋愛コメディ。

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私はK-POPオタクだ。推しのグッズを集め、ライブに通い、SNSで語る。

でも、出版社時代は隠していた。「オタクって引かれるかも」「仕事に影響するかも」と。

この漫画の主人公・成海も、会社では「隠れオタク」だった。でも、幼なじみの宏嵩と再会し、オタク趣味を隠さない彼の姿に影響を受けていく。

この漫画が教えてくれたこと: 好きなことを隠す必要はない。「自分はこれが好き」と言えることは、自己肯定感の表れだ。

今は、取材先でも「K-POP好きなんです」と言えるようになった。意外と「私も!」と返ってくることが多い。隠していた頃より、人との距離が縮まった気がする。

4. 『かくかくしかじか』東村アキコ ── 夢を追う中で自分を認める

かくかくしかじか(1)

漫画家・東村アキコが、恩師との出会いから漫画家になるまでを描いた自伝的作品。

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「自分には才能がない」

そう思ったことがある人は多いと思う。私も、ライターとして行き詰まったとき、「向いてないのかも」と思った。

この漫画は、『海月姫』などで知られる東村アキコの自伝だ。絵の先生との出会い、美大受験、漫画家デビュー。華やかに見えるキャリアの裏側には、数えきれない挫折があった。

この漫画が教えてくれたこと: 才能があるかどうかより、続けられるかどうか。自分を信じて進み続けること。

特に印象的なのは、恩師の「描け!」という言葉。理屈じゃない。とにかくやれ。そのシンプルさが、悩んでいた私の背中を押してくれた。

5. 『スキップとローファー』高松美咲 ── 自然体でいることの美しさ

スキップとローファー(1)

石川県から上京した女子高生・美津未が、自然体で周囲と関わっていく学園物語。

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「空気を読まない」主人公。でも、それが嫌味じゃない。

主人公の美津未は、石川県の田舎から東京の進学校に入学する。彼女は「空気を読む」という概念があまりない。でも、それが周囲に良い影響を与えていく。

この漫画が教えてくれたこと: 自然体でいることは、弱さじゃない。むしろ、それが人を惹きつける。

私は「空気を読みすぎる」タイプだった。でも、美津未を見て、「自然体でいること」の価値に気づいた。思ったことを素直に言う。それだけで、人間関係が楽になった。

自己肯定感を高めるための3つのヒント

漫画を読むだけでなく、日常で実践できることもある。私が試して効果があったことを紹介する。

1. 「今日できたこと」を3つ書く

寝る前に、今日できたことを3つ書き出す。大きなことじゃなくていい。「朝ちゃんと起きた」「締め切りを守った」「野菜を食べた」。小さな成功体験の積み重ねが、自己肯定感を育てる。

2. SNSを見る時間を減らす

他人と比べてしまう原因の多くはSNSだ。私は、寝る前の1時間はSNSを見ないルールを作った。比較する機会が減ると、自分に集中できる。

3. 「自分を褒める」練習をする

褒められたら「ありがとう」と受け取る。自分でも「よくやった」と言う。最初は恥ずかしいけど、続けると自然にできるようになる。

まとめ:自分を好きになるための漫画

作品テーマこんな人におすすめ
凪のお暇空気を読みすぎない周りに合わせすぎて疲れた人
逃げるは恥だが役に立つ自分の価値を認める自分に価値がないと感じる人
ヲタクに恋は難しい好きなことを隠さない趣味を恥ずかしいと思う人
かくかくしかじか夢を追い続ける才能がないと悩む人
スキップとローファー自然体でいる素の自分を出せない人

自己肯定感は、一朝一夕で高まるものじゃない。でも、漫画を通じて「こういう生き方もあるんだ」と知ることで、少しずつ変わっていける。

大学時代の彼に言われた言葉は、今でも時々思い出す。でも、その言葉に支配されることはなくなった。

私は私のままでいい。 そう思えるようになったのは、これらの漫画のおかげだ。

あなたも、自分を好きになれる1冊を見つけてほしい。

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この記事のライター

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森田 美優

出版社勤務を経てフリーライターに。小説からビジネス書、漫画まで幅広く読む雑食系読書家。Z世代の視点から現代的な読書の楽しみ方を発信。

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