転職40代不安を28歳の私が観察!『40歳の壁』で判明した3つの成功パターン

転職40代不安を28歳の私が観察!『40歳の壁』で判明した3つの成功パターン

「森田さん、28歳でフリーになれるなんて羨ましい。40代じゃもう転職なんて無理ですよ…」

先月、元上司(42歳)からこんなLINEが来ました。実はこの1年で、40代の先輩たちから転職相談を受けること、めちゃくちゃ増えてるんですよね。

でも、実際のところどうなんでしょう?「転職40代地獄」なんて言葉もあるけど、成功してる人もいるはず。

そこで今回は、40代の転職不安について、20代の私が観察してきた「リアル」をお話しします。意外かもしれませんが、40代の転職って、実は20代より有利な部分もあるんです。

「転職地獄」は本当?40代転職の衝撃データ

まず、40代の転職市場の現実から見ていきましょう。

厚生労働省の令和5年雇用動向調査によると、40代前半の転職入職率は男性4.1%、女性6.8%。確かに20代(男性12.7%、女性14.1%)と比べると低いですよね。

でも、ここからが面白いんです。

エン・ジャパンの「ミドルの転職」調査(2024年版)では、40代転職者の65%が「前職と同等以上の年収を確保」してるんです。しかも、管理職として転職した人は78%が年収アップ!

つまり、転職する人は少ないけど、転職した人の成功率は意外と高い。これ、「転職地獄」のイメージとちょっと違いませんか?

『40歳の壁』が教える、40代転職の3つの成功パターン

ここで紹介したいのが、Voicyで人気の尾石晴さんの『40歳の壁』をスルッと越える人生戦略』です。

「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略

40代のキャリアと人生の岐路を乗り越えるための実践的戦略。2つのワークシート付きで自己分析から戦略立案まで完全サポート

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この本を読んで、40代で転職に成功してる先輩たちには、3つのパターンがあることに気づきました。

パターン1:「専門性の横展開」型

元上司のAさん(43歳)は、大手メーカーの品質管理から、スタートアップの品質保証責任者へ転職。年収は100万円アップしたそうです。

尾石さんは「40歳の壁」で、**「今までの経験を『要素分解』して、新しい組み合わせを作る」**ことの重要性を説いています。

Aさんの場合:

  • 品質管理の専門知識(15年)
  • 大企業での仕組み作りの経験
  • ISO認証取得のノウハウ

これらを「スタートアップの品質体制構築」という新しい文脈で活かしたんですよね。

パターン2:「マネジメント特化」型

SNSで知り合った Bさん(45歳)は、IT企業の部長から別のIT企業の執行役員へ。なんと年収は1.5倍に!

『40歳の壁』では、**「40代は『何ができるか』より『誰を動かせるか』が価値になる」**と書かれています。

実際、Bさんが評価されたのは:

  • 30人規模のチームマネジメント経験
  • 若手エンジニアの採用・育成実績
  • 経営陣との調整力

技術力じゃなくて、「人を動かす力」が評価されたんです。

パターン3:「業界越境」型

一番驚いたのが、出版社勤務だったCさん(41歳)。なんとEdTech企業のコンテンツ責任者に転身しました。

尾石さんは「既存スキル×新業界=希少価値」という方程式を提唱しています。

Cさんの場合:

  • 編集・企画力(出版業界15年)
  • 教育コンテンツへの理解
  • デジタル化への興味

これらが「EdTech」という新しい領域で希少価値を生んだんです。

『転職の思考法』で学ぶ、40代が持つ「見えない資産」

次に紹介したいのが、北野唯我さんの『転職の思考法』。実はこの本、30代の転職不安の記事でも紹介したんですが、40代が読むとまた違った発見があるんです。

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北野さんは「市場価値=技術資産×人的資産×業界の生産性」という公式を提示しています。

40代の強みは、実は「人的資産」にあるんですよね。

40代の「人的資産」の価値

私が観察してきた40代転職成功者の共通点:

1. 信頼の蓄積

  • 15年以上のキャリアで築いた人脈
  • 元同僚からの推薦・紹介
  • 業界内での評判

2. 暗黙知の宝庫

  • マニュアル化されてない仕事のコツ
  • トラブル対応の経験値
  • 組織を動かす政治力

3. メンタルの安定性

  • 失敗を恐れない(もう十分失敗してるから)
  • 長期視点で物事を見られる
  • 感情的にならない対応力

20代の私から見ると、これらは本当に羨ましい資産なんです。

40代転職の不安、実はこう解消できる

不安1:「年齢で落とされるのでは?」

確かに求人に「35歳まで」って書いてあること、ありますよね。でも、パーソルキャリアの調査では、40代を積極採用している企業は2019年の32%から2024年には47%まで増加してるんです。

特に狙い目なのが:

  • スタートアップの管理職ポジション
  • 中小企業の事業責任者
  • 専門職・コンサルタント

不安2:「給料が下がるのでは?」

『40歳の壁』では、「年収ではなく時給で考える」という視点が紹介されています。

例えば:

  • 年収800万円、残業月60時間 → 時給3,300円
  • 年収700万円、残業月20時間 → 時給3,500円

実質的には後者の方が「稼いでる」んですよね。

不安3:「新しい環境に馴染めるか?」

正直、これは20代でも同じ不安を持ちます。でも40代の先輩たちを見てると、意外と馴染むの早いんですよね。

なぜなら:

  • 過去に何度も環境変化を経験済み
  • 自分の立ち位置の作り方を知ってる
  • 無理に若者に合わせなくていいと開き直れる

28歳の私が思う、40代転職の最大の武器

ここまで40代の転職について書いてきましたが、20代の私から見て、40代の最大の武器って何だと思います?

それは「諦めがつく」ことです。

これ、ネガティブな意味じゃないんです。

20代って「何にでもなれる」と思ってる分、逆に迷うんですよね。選択肢が多すぎて、決められない。

でも40代の先輩たちは:

  • 自分に向いてないことがわかってる
  • やりたくないことがはっきりしてる
  • 優先順位が明確

だから、転職の軸がブレないんです。

40代だからこそできる「戦略的転職」

最後に、40代の転職を成功させる戦略をまとめます。

ステップ1:棚卸しは「深さ」重視で

20代は「幅広い経験」をアピールしますが、40代は「深い専門性」が武器。

『40歳の壁』のワークシートを使って:

  • 15年以上の経験を要素分解
  • 誰にも負けない領域を特定
  • その領域での実績を数値化

ステップ2:転職活動は「狙い撃ち」で

40代は数打ちゃ当たる作戦は通用しません。

代わりに:

  • ポジションを明確に絞る
  • 企業研究に時間をかける
  • 採用担当者の課題を事前に把握

ステップ3:面接は「即戦力」アピール

「成長したい」は20代の言葉。40代は「貢献できる」をアピール。

具体的には:

  • 入社後3ヶ月でできること
  • 1年後に実現できる成果
  • 過去の類似実績

転職40代不安は「強み」に変えられる

正直に言うと、40代の転職は20代より大変だと思います。でも、それは「選択肢が少ない」からじゃなくて、「求められるレベルが高い」から。

裏を返せば、そのレベルに達している40代には、むしろチャンスが広がってるんです。

私の周りの40代転職成功者に共通してるのは、「不安」を「慎重さ」に変えて、しっかり準備してること。焦らず、でも諦めず、自分の価値を信じて動いてる人が成功してるんですよね。

28歳の私から見ると、40代の皆さんが持ってる経験や人脈って、本当に羨ましい資産です。それを「古い」と思わずに、「希少価値」として売り込めば、必ず評価してくれる企業があるはず。

「転職地獄」なんて言葉に惑わされないで。40代には40代にしかない強みがあります。

もし今、転職を迷ってる40代の方がいたら、まずは『40歳の壁』を読んでみてください。きっと、自分の価値に気づけるはずです。

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森田 美優

出版社勤務を経てフリーライターに。小説からビジネス書、漫画まで幅広く読む雑食系読書家。Z世代の視点から現代的な読書の楽しみ方を発信。

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