投資初心者本おすすめ13選!失敗しない資産運用の始め方を完全解説
「投資を始めたいけど、何から読めばいいかわからない」
新NISAがスタートし、投資への関心が高まる中、こんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。私も10年以上前、初めて投資の本を手に取ったとき、書店に並ぶ膨大な投資本を前に途方に暮れた記憶があります。
金融庁の調査によると、日本の個人金融資産約2,100兆円のうち、現預金が約54%を占めています。一方、米国では現預金は約13%にすぎません。この差は「投資教育の差」とも言われており、適切な知識を持つことの重要性を示しています。
今回は、年間200冊以上の本を読む私が、投資初心者が最初に読むべき本を13冊厳選しました。「投資の古典」から「新NISA対応の入門書」まで、あなたの投資人生を変える一冊がきっと見つかるはずです。
投資の古典・名著から学ぶ5冊
『敗者のゲーム』チャールズ・エリス
投資の世界には「勝者のゲーム」と「敗者のゲーム」があります。テニスに例えると、プロの試合は「いかに素晴らしいショットを打つか」で勝負が決まる勝者のゲームです。一方、アマチュアの試合は「いかにミスをしないか」で勝負が決まる敗者のゲームなのです。
チャールズ・エリスは、現代の投資市場は「敗者のゲーム」だと説きます。プロの機関投資家が市場の大半を占める現代では、市場平均を上回ろうとする行為自体がリスクになるのです。
「市場に勝とうとするな。市場に参加し続けろ」
これは投資の本質を突いた言葉であり、私が投資を始めて10年以上経った今でも、この原則を守り続けています。原著第8版は最新データに基づき全面リニューアルされており、投資を始める前に必ず読んでおきたい一冊です。
『ウォール街のランダム・ウォーカー』バートン・マルキール
1973年の初版以来、全米累計200万部を超える投資のバイブルです。原著第13版は初版から50周年の記念版となっており、暗号通貨やNFT、ミーム株についても触れられています。
マルキールが一貫して主張するのは「インデックスファンドへの投資がベスト」というシンプルな結論です。チャートを分析するテクニカル分析も、企業の財務諸表を分析するファンダメンタル分析も、長期的には市場平均を上回ることはできないと、豊富なデータで証明しています。
「株価の動きはランダムであり、過去の値動きから将来を予測することはできない」
これは効率的市場仮説の核心であり、投資の世界における最も重要な概念の一つです。分厚い本ですが、投資を本気で学びたい人には必読の一冊です。
『投資の大原則 第2版』マルキール&エリス
『ウォール街のランダム・ウォーカー』のマルキールと『敗者のゲーム』のエリス、2人のカリスマによる共著です。「Keep it Simple」を合言葉に、投資の本質をわかりやすく解説しています。
「若いうちから始めろ、時間を味方につけろ、コストを抑えろ」
これらの原則は、一見当たり前のように聞こえます。しかし、多くの投資家がこの「当たり前」を実践できていないのが現実です。100年人生時代に向けて、一生お金で困らないためのノウハウがコンパクトにまとまった良書です。
『インデックス投資は勝者のゲーム』ジョン・C・ボーグル
世界最大級の資産運用会社バンガード・グループの創業者であるジョン・ボーグルが、インデックスファンド投資の優位性を説いた一冊です。
ボーグルは1976年に世界初の個人投資家向けインデックスファンドを設立し、投資の世界に革命を起こしました。当時は「ボーグルの愚行」と嘲笑されましたが、今やインデックス投資は投資の王道となっています。
「コストは確実にリターンを蝕む」
これはボーグルの信念であり、低コストのインデックスファンドこそが個人投資家の最強の武器であることを、豊富なデータで証明しています。
『株式投資の未来』ジェレミー・シーゲル
ペンシルベニア大学ウォートン・スクール教授のジェレミー・シーゲルによる、長期投資の名著です。200年以上の株式市場データを分析し、「株式は長期的に最も優れた資産クラスである」ことを証明しています。
「成長株よりも、地味で退屈な高配当株のほうが長期リターンは高い」
これは多くの投資家の直感に反する発見です。シーゲルは「成長の罠」と呼ばれる現象を明らかにし、長期投資における銘柄選択の重要性を説いています。
投資初心者におすすめのインデックス投資入門2冊
『ほったらかし投資術 全面改訂 第3版』山崎元・水瀬ケンイチ
経済評論家の山崎元氏と、人気投資ブロガーの水瀬ケンイチ氏による共著です。7年ぶりの全面改訂となる第3版では、運用方法が過去2版から大きく変わり、より「シンプルに」「ほったらかせる」内容になっています。
「全世界株式インデックスファンド1本でOK」
これが『ほったらかし投資術』の結論です。難しいことを考える必要はありません。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のような低コストの全世界株式インデックスファンドを、毎月積み立てるだけでいいのです。
新NISAにも対応しており、投資初心者が最初に読むべき一冊として強くおすすめします。
『改訂版 お金は寝かせて増やしなさい』水瀬ケンイチ
投資ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」を運営する水瀬ケンイチ氏の単著です。20年以上のインデックス投資実践記が「涙と苦労のインデックス投資家20年実践記」としてパワーアップしています。
水瀬氏は本書で「億り人」(資産1億円超)を達成したことを公表しています。普通のサラリーマンが、インデックス投資だけで億り人になれることを証明した一冊です。
「相場が暴落しても、愚直に積み立て続けることが大切」
リーマンショック、コロナショックを乗り越えてきた著者の言葉には、説得力があります。
投資初心者が学ぶべきお金のマインドセット2冊
『サイコロジー・オブ・マネー』モーガン・ハウセル
全世界累計70万部、43か国で翻訳された世界的ベストセラーです。お金に関する人々の行動を心理学的に分析し、「富とは何か」という本質的な問いに答えます。
「富とは、使わなかったお金のことである」
これは多くの人の盲点を突いた言葉です。高級車に乗っている人は「裕福に見える」だけで、本当に富を築いているとは限りません。真の富は、将来のために使わずに取っておいたお金の中にあるのです。
投資のテクニックではなく、お金との健全な付き合い方を学べる一冊です。
『となりの億万長者 新版』トマス・J・スタンリー
アメリカの億万長者1万人以上を調査した結果から導き出された「富を築く7つの法則」を解説しています。
「億万長者の多くは、高級住宅街ではなく、普通の住宅街に住んでいる」
これは衝撃的な発見でした。本当の億万長者は、派手な消費をせず、質素な生活を送っています。収入の多さではなく、「収入よりも少なく使う」というシンプルな原則が、富を築く秘訣なのです。
投資初心者におすすめの超初心者向け本3冊
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』山崎元・大橋弘祐
「お金のド素人」が経済評論家の山崎元氏に、お金の増やし方を聞いてきた内容を対話形式でまとめた本です。新NISA対応の超改訂版では、最新の制度に合わせた内容にアップデートされています。
「定期預金にしか預けていない人は、実質的に損をしている」
インフレが進む現代では、お金を「守る」だけでは資産は目減りしていきます。「難しいことはわからない」という人でも、この本を読めば投資の必要性と具体的な方法がわかります。
『貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!』大河内薫・若林杏樹
YouTubeで大人気の税理士・大河内薫氏と漫画家・若林杏樹氏による、マンガでお金の基本を学べる一冊です。13万部突破のベストセラーとなっています。
「貯金するほど、お金は減る」
衝撃的なタイトルですが、インフレ下では現金の価値が目減りしていくという事実を指しています。つみたてNISAやiDeCoで具体的に何をすればいいかが、マンガでわかりやすく解説されています。
『世界一やさしい新NISAの始め方』小林亮平
YouTubeチャンネル「BANK ACADEMY」で人気の小林亮平氏による、新NISAの入門書です。イラストと図解でわかりやすく解説されており、投資の「い」の字もわからない人でも理解できる内容になっています。
「新NISAは、国が用意した最強の非課税制度」
新NISAでは、年間360万円、生涯で1,800万円まで非課税で投資ができます。この制度を使わない手はありません。具体的な口座開設の方法から、おすすめの投資信託まで、実践的な内容がまとまっています。
投資初心者が米国株投資を学ぶ1冊
『お金が増える 米国株超楽ちん投資術』たぱぞう
米国株ブログでNo.1の人気を誇る「たぱぞう」氏による、米国株投資の入門書です。
「なぜ米国株なのか?」という問いに対して、豊富なデータで回答しています。過去200年以上にわたって、米国株式市場は右肩上がりで成長を続けてきました。人口増加、イノベーション、株主還元文化など、米国株が強い理由が明確に説明されています。
S&P500やVTI(全米株式)への投資方法が、具体的に解説されています。
投資初心者本の選び方
最初に読むべき本は?
投資初心者が最初に読むべき本として、私がおすすめするのは『ほったらかし投資術 全面改訂 第3版』です。理由は以下の3つです。
- 価格が安い(新書サイズで869円)
- 結論がシンプル(全世界株式インデックスファンド1本でOK)
- 新NISAに対応している
まずはこの本で投資の全体像を掴み、その後に『敗者のゲーム』や『ウォール街のランダム・ウォーカー』などの古典に進むのがおすすめです。
投資初心者が避けるべき本
一方で、投資初心者が避けるべき本もあります。
- 「○○万円儲かった」など、特定の手法を推奨する本
- チャート分析やテクニカル分析を重視する本
- 短期売買や個別株投資を勧める本
これらは上級者向けであり、初心者がいきなり手を出すと大きな損失につながる可能性があります。
まとめ:投資初心者は「時間」を味方につけよう
投資で最も重要なのは「時間」です。複利の力を活かすためには、少しでも早く投資を始めることが大切です。
今回紹介した13冊の中から、まずは1冊手に取ってみてください。そして、読んだら実際に投資を始めてみましょう。新NISAという素晴らしい制度が用意されている今、投資を始めるのに最高のタイミングです。
「投資は怖い」という気持ちはわかります。私も最初はそうでした。しかし、適切な知識を身につけ、長期・分散・低コストという原則を守れば、投資は決して怖いものではありません。
あなたの投資人生が、今日から始まることを願っています。
![敗者のゲーム[原著第8版]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4532359112.09._SCLZZZZZZZ_SX150_.jpg)

![投資の大原則[第2版]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4532357853.09._SCLZZZZZZZ_SX150_.jpg)









