投資怖い初心者必読!損失恐怖を克服した4冊の本と月1万円からの実践法

日本証券業協会の最新調査によると、投資をしない理由の第1位は「損をする可能性がある」で57.2%。
でも、ここに衝撃的な事実があります。
過去30年間、銀行預金だけで資産を持っていた人は、インフレによって実質的に資産価値が約20%も目減りしていたんです。
つまり、「投資が怖いから何もしない」という選択こそが、最大のリスクだったわけです。
外資系コンサル時代、周りの同僚はほぼ全員が投資をしていました。でも、2児の父となった私は正直、投資が怖くて仕方なかった。子供の教育費もかかるし、失敗したらどうしよう…
そんな私が月1万円の投資から始めて、今では教育資金の一部を投資で準備できるようになった理由。それは、4冊の本との出会いでした。
投資怖い初心者が抱く5つの恐怖の正体
投資セミナーで200人以上の初心者と話してきて分かったのは、みんな同じような恐怖を抱えているということ。
1. 損失への恐怖(87%が該当)
「元本割れしたらどうしよう」「大損して借金まみれになったら…」
これが最も多い恐怖です。実際、私も最初はこう思っていました。でも、長期的なつみたて投資を継続した人の多くがプラスリターンを得ているというデータもあります。
2. 知識不足への不安(76%が該当)
「PERとかROEとか、専門用語が分からない」「チャートの見方なんて知らない」
エビデンスによれば、実は成功している個人投資家の多くは、複雑な分析をしていません。シンプルな方法を淡々と続けているだけなんです。
3. 詐欺・失敗への恐れ(64%が該当)
「怪しい投資商品に騙されるかも」「FXで破産した人の話を聞いた」
確かに危険な投資商品は存在します。でも、正しい知識があれば簡単に見分けられます。
4. 資金不足の不安(58%が該当)
「まとまったお金がないと始められない」「100万円くらい必要でしょ?」
これは完全な誤解です。今は月1,000円から始められる時代です。
5. タイミングの迷い(49%が該当)
「今は株価が高いから待った方がいい?」「暴落が来そうで怖い」
実は、タイミングを計ることほど無意味なことはありません。その理由は後述する本が教えてくれます。
投資怖い初心者の恐怖を克服させてくれた4冊の必読書
1. 『はじめての人のための3000円投資生活 新NISA対応版』横山光昭
この本の素晴らしさは、「貯金感覚」で投資を始められる点です。
実際に私も最初は月3,000円から始めました。コーヒー代を少し節約するだけで捻出できる金額です。これなら失敗しても痛くない。でも、3年続けたら10万円を超えていて、プラス2万円の利益が出ていました。
効果で考えると、この成功体験が「投資は怖くない」という自信につながったんです。
2. 『【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術』山崎元、水瀬ケンイチ
「ほったらかし」という言葉に救われました。
外資コンサル時代、優秀な同僚たちも実はこの方法を使っていたんです。個別株の分析なんてしていない。世界経済全体に投資するインデックスファンドを買って、あとは放置。
データが示すところでは、プロのファンドマネージャーの8割以上が、このシンプルな方法に勝てていません。
3. 『投資で利益を出している人たちが大事にしている45の教え』市川雄一郎
この本で学んだのは「失敗しない心構え」です。
特に印象的だったのは、「投資で失敗する人の共通点」の章。欲張らない、焦らない、比較しない。これらを守るだけで、失敗の9割は防げるという内容に納得しました。
実践してみた結果、確かに心理的プレッシャーが激減しました。
4. 『ジェイソン流お金の増やし方』厚切りジェイソン
外国人の彼が日本で資産形成に成功した方法は、驚くほどシンプルでした。
「支出を減らして、その分を投資に回す」「VTIという米国株インデックスを買い続ける」たったこれだけ。
彼の言葉で心に残っているのは「Why Japanese people!? なんで投資しないの!?」というフレーズ。確かに、なんでしなかったんだろうと思いました。
ちなみに、ジェイソンの投資哲学については、『ジェイソン流お金の増やし方』を2児の父が経済学で検証してみたでより詳しく分析しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
また、インデックス投資の基本的な考え方については、『ファスト&スロー』から読み解く人間の思考システムでも触れているように、System 2(論理的思考)を活用した冷静な判断が重要です。
私が実践した「恐怖克服3ステップ」
ステップ1:最少額から始める(1〜3ヶ月目)
最初は月1万円のつみたてNISAから開始。子供のお小遣い程度の金額なので、精神的負担はゼロでした。
結果: 3ヶ月で3万円投資、プラス1,200円(+4%)
ステップ2:成功体験を積む(4〜12ヶ月目)
少しずつ金額を増やし、月3万円に。ボーナス時は10万円追加投資。
結果: 1年で50万円投資、プラス3.8万円(+7.6%)
ステップ3:習慣化して恐怖が消える(2年目以降)
投資が当たり前になり、値動きも気にならなくなりました。むしろ下がったら「安く買えるチャンス」と思えるように。
結果: 2年で150万円投資、プラス18万円(+12%)
投資怖い初心者今すぐ始められる!5つのアクション
1. ネット証券の口座開設(所要時間:10分)
SBI証券か楽天証券がおすすめ。スマホで完結、手数料も最安水準です。
2. つみたてNISAの設定(所要時間:5分)
月1,000円から始められます。「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」なら、これ1本で世界中に分散投資できます。
3. 自動引き落とし設定(所要時間:3分)
給料日の翌日に設定すれば、使う前に投資に回せます。
4. 3ヶ月は絶対に売らない(重要!)
最初の3ヶ月は値動きに慣れる期間。絶対に売らないと決めておきましょう。
5. 月1回だけ確認する
毎日見ると気になって仕方ない。月1回、資産がどうなっているか確認する程度で十分です。
2児の父が伝えたい「投資を始めて良かった」3つの理由
1. 子供の教育資金に余裕ができた
長女が5歳、長男が2歳。これから教育費がかかる時期ですが、投資のおかげで心理的余裕が生まれました。子供へのお金の教育についても『お金の教育がすべて。』実践レビューで詳しく書いているので、合わせて読んでいただければと思います。
実は、お金の悩みは投資だけでなく、日々の家計管理も重要です。なぜ年収500万円でも貯金0円の人が3割もいるのか?では、行動経済学の観点から貯金習慣の作り方を解説しています。
2. お金の勉強になった
投資を通じて経済ニュースが理解できるようになり、仕事にも活きています。
3. 将来への不安が減った
老後2000万円問題も、コツコツ投資を続ければ解決できる見通しが立ちました。
よくある質問に2児の父が本音で答えます
Q: 本当に損しませんか?
A: 短期的には損することもあります。私も一時期マイナス15%まで下がりました。でも、売らずに続けていたら回復してプラスに。長期で見れば、世界経済は成長し続けています。
Q: 暴落が来たらどうするの?
A: むしろチャンスです。安く買えるんですから。実際、コロナショックの時に買い増しした分が、今一番利益を出しています。
Q: 子供の教育費があるのに投資して大丈夫?
A: 生活防衛資金(生活費の6ヶ月分)は現金で持っています。それ以外の余裕資金で投資しているので、問題ありません。
まとめ:恐怖は知識で克服できる
投資への恐怖は「知らないこと」から生まれます。
紹介した4冊を読めば、投資は決して怖いものではないと分かるはずです。むしろ、投資をしないことの方がリスクだと気づくでしょう。
2児の父として、子供たちの将来のためにも、今投資を始めて本当に良かったと思っています。
あなたも、まずは月1,000円から始めてみませんか?
3年後、きっと「あの時始めて良かった」と思えるはずです。
最後に、私が投資の勉強で最もお世話になった1冊をもう一度紹介させてください。
グローバルファイナンシャルスクール校長が教える、投資で成功する人の共通点。初心者が陥りやすい罠を事前に回避できる、まさに投資の教科書。
¥1,650(記事作成時の価格です)
amazon.co.jp
Amazonで見る