高配当株投資本おすすめ!38歳が月10万円の配当金を作った戦略

高配当株投資本おすすめ!38歳が月10万円の配当金を作った戦略

「月10万円の配当金があれば、子供の習い事代が賄える…」

38歳、2児の父として、この思いが高配当株投資を始めるきっかけでした。外資系コンサルティング会社で培った分析力を活かし、5年間で年間配当120万円を達成。今回は、その過程で読み込んだ必読書5冊と実践的な戦略をお伝えします。

データによれば、日本証券業協会の2024年調査で個人投資家の約40%が配当重視の投資スタイルを採用しています。新NISA開始後は特に30代〜40代での高配当株投資が急増しており、まさに今が始めるベストタイミングと言えるでしょう。

なぜ38歳から高配当株投資を始めたのか

長女が5歳、長男が2歳になり、教育費の現実と向き合う日々。コンサル時代の同僚たちが次々とFIREを目指す中、私が選んだのは「完全リタイア」ではなく「配当金による生活の安定化」でした。

月10万円の配当金があれば:

  • 子供の習い事費用(月5万円)をカバー
  • 家族旅行の資金(年間60万円)を確保
  • 将来の教育費への備えを強化

実際に5年間実践してみて、高配当株投資は「時間がない会社員」にこそ向いている投資法だと確信しています。なぜなら、頻繁な売買は不要で、年4回の配当金を再投資するだけだからです。

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高配当株投資で失敗しないための3つの鉄則

1. 配当利回りだけで選ばない

配当利回り8%!という数字に飛びつきたくなる気持ちはわかります。私も最初はそうでした。しかし、高すぎる配当利回りには必ず理由があります。

危険な高配当株の特徴:

  • 配当性向が80%を超えている
  • 業績が右肩下がり
  • 借入金が増加傾向
  • 一時的な特別配当の可能性

実践してみた結果、配当利回り3〜4%の安定企業を中心に、5%を超える銘柄は全体の20%以下に抑えるのがベストバランスでした。

2. 最低10銘柄以上に分散投資

コンサル時代に学んだリスク管理の基本は「集中リスクの回避」。これは投資でも同じです。私の現在のポートフォリオは15銘柄で構成されており、1銘柄あたりの投資額は全体の10%以下に抑えています。

業種分散の例(私の実践):

  • 通信:15%(NTT、KDDI)
  • 銀行:15%(三菱UFJ、三井住友)
  • 商社:15%(三菱商事、伊藤忠)
  • 医薬品:10%(武田薬品)
  • 食品:10%(日清食品HD)
  • その他:35%

3. 配当金は必ず再投資する

月10万円の配当金を手にすると、つい使いたくなります。しかし、最初の3年間は全額再投資することで、複利効果が劇的に働きます。

再投資による成長シミュレーション(実績ベース):

  • 1年目:年間配当24万円(月2万円)
  • 3年目:年間配当60万円(月5万円)
  • 5年目:年間配当120万円(月10万円)

実践者が選ぶ高配当株投資本ベスト5

第1位:初心者が最初に読むべき入門書

世界一やさしい 高配当株投資の教科書 1年生

図解が豊富で初心者にも理解しやすい構成。基礎知識から実践まで体系的に学べる一冊

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この本から学んだこと:

  • PERとPBRの見方
  • 配当性向の適正水準(30〜50%)
  • 四季報の効率的な読み方

特に「配当性向が50%以下の企業を選ぶ」というルールは、今でも銘柄選定の基準にしています。利益の半分以上を配当に回していない企業は、将来の増配余力があるということです。

第2位:実践的な銘柄選定が学べる

月41万円の『不労所得』をもらう億リーマンが教える 『爆配当』株投資

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実践してみて効果があった手法:

  • 営業キャッシュフローの重要性
  • 自己資本比率40%以上の企業を選ぶ
  • 連続増配企業の見つけ方

著者の「なのなの」氏は20年以上の投資経験があり、リーマンショックも乗り越えた実績があります。その経験から導き出された「守りの高配当株投資」は、家族持ちの私にとって非常に参考になりました。

第3位:新NISA完全対応の最新版

半オートモードで月に23.5万円が入ってくる『超配当』株投資

新NISA制度を最大限活用した高配当株投資戦略。日経平均を上回るリターンを実現した割安買いの極意

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この本の特徴は、新NISA制度との相性を徹底的に分析している点です。成長投資枠1200万円を高配当株で埋めることで、非課税で配当金を受け取れる仕組みを詳しく解説しています。

第4位:少額から始める実践ガイド

元手5万円から始められるという『オートモードで月に18.5万円が入ってくる『高配当』株投資』は、まとまった資金がない人にとって希望の書です。私も最初は月3万円の積立から始めました。

少額投資のコツ:

  • 単元未満株(1株投資)の活用
  • 毎月定額で買い増し
  • 配当金は即座に再投資

第5位:長期視点で考える資産形成

高配当株投資は「今すぐ大金持ち」になる方法ではありません。しかし、10年、20年という長期視点で見れば、確実に資産形成できる手法です。

新NISAで高配当株投資を始める実践ステップ

ステップ1:証券口座の開設(1週間)

新NISA対応のネット証券を選びましょう。私は手数料の安さと使いやすさから、SBI証券と楽天証券の2つを使い分けています。

ステップ2:投資資金の確保(1ヶ月)

38歳サラリーマンの資金捻出例:

  • 飲み会を月2回→1回に削減(2万円節約)
  • サブスクの見直し(5千円節約)
  • ランチ代の節約(5千円節約)
  • 合計:月3万円の投資資金を確保

ステップ3:最初の5銘柄を選定(2週間)

初心者におすすめの高配当株(2024年12月時点の参考):

  1. NTT(配当利回り約3.2%):通信インフラの安定性
  2. 三菱UFJ(配当利回り約3.5%):メガバンクの安定配当
  3. 三菱商事(配当利回り約3.8%):累進配当政策
  4. オリックス(配当利回り約3.6%):連続増配実績
  5. KDDI(配当利回り約3.3%):安定的な配当政策

ステップ4:定期買付の設定(30分)

毎月25日(給料日)に自動買付を設定。感情に左右されない機械的な投資が、長期的には最も良い結果をもたらします。

高配当株投資のリアルな収支公開

5年間の投資実績

投資元本の推移:

  • 1年目:72万円(月6万円×12ヶ月)
  • 2年目:144万円(累計216万円)
  • 3年目:144万円(累計360万円)
  • 4年目:144万円(累計504万円)
  • 5年目:144万円(累計648万円)

配当金収入の推移:

  • 1年目:24万円(利回り3.3%)
  • 2年目:36万円(利回り3.5%)
  • 3年目:60万円(利回り3.7%)
  • 4年目:84万円(利回り3.9%)
  • 5年目:120万円(利回り4.1%)

配当金を再投資することで、実効利回りが徐々に上昇していくのがポイントです。

よくある失敗パターンと対策

失敗1:減配リスクを軽視

私も一度、配当利回り7%の銘柄に飛びついて、翌年に減配を食らった経験があります。その教訓から、以下の指標を必ずチェックするようになりました:

  • 過去5年間の配当推移
  • 配当性向の推移
  • フリーキャッシュフローの状況

失敗2:売買タイミングに悩む

「もっと下がってから買おう」と待っていたら、結局買えずに株価が上昇…。この経験から、定期定額投資の重要性を学びました。

失敗3:集中投資の誘惑

「この銘柄は絶対上がる!」という確信から、資金の50%を1銘柄に投資したことがあります。結果的にはプラスでしたが、その間のストレスは相当なものでした。

家族の理解を得るための3つのポイント

1. 具体的な目標を共有

「月10万円の配当金で子供の教育費を賄う」という具体的な目標を妻と共有。漠然とした「資産形成」より、明確な使途があると理解を得やすいです。

2. リスク管理を明確に

投資額は年収の20%以内、生活防衛資金は6ヶ月分確保など、具体的なルールを決めて共有しました。

3. 定期的な成果報告

3ヶ月ごとに配当金の入金状況を報告。目に見える成果があると、家族も応援してくれるようになります。

実践者が語る高配当株投資の本当のメリット

メリット1:精神的な安定

毎日株価をチェックする必要がない。これは想像以上に大きなメリットです。仕事に集中でき、家族との時間も大切にできます。

メリット2:キャッシュフローの改善

年4回の配当金は、家計のキャッシュフローを大きく改善します。ボーナスに頼らない生活設計が可能になりました。

メリット3:将来への希望

このペースでいけば、60歳時点で年間配当300万円も夢ではありません。完全リタイアは無理でも、セミリタイアの選択肢が生まれます。

私が以前書いた子持ちFIRE本おすすめ5選!2児の父が教育費1500万円を確保しながら経済的自立を目指す方法でも触れましたが、高配当株投資はFIREへの現実的な第一歩となります。

2025年以降の高配当株投資戦略

新NISAを最大限活用

成長投資枠1200万円を10年かけて埋める計画です。年間120万円(月10万円)の投資で、将来的には年間配当48万円(利回り4%想定)の非課税収入を目指します。

日本株と米国株のバランス

現在は日本株100%ですが、今後は米国高配当ETF(VYM、HDV等)も組み入れる予定です。為替リスクはありますが、通貨分散の観点からも重要と考えています。

AI関連銘柄への注目

伝統的な高配当株に加え、今後はAI関連で安定収益を上げる企業も視野に入れています。技術革新と配当の両立を狙います。

まとめ:38歳から始める高配当株投資の現実解

高配当株投資は、決して「楽して儲かる」投資法ではありません。しかし、コツコツと積み上げることで、確実に人生の選択肢を増やしてくれます。

私が実践して分かったのは、高配当株投資の本質は「時間を味方につける」ことです。38歳という年齢は、決して遅くありません。むしろ、収入が安定し、投資の重要性を理解できる最適なタイミングだと思います。

月10万円の配当金は、決して夢物語ではありません。正しい知識と継続的な実践があれば、誰でも達成可能な目標です。今回紹介した5冊の本を参考に、まずは第一歩を踏み出してみてください。

データが示すように、投資で成功する人の共通点は「始めること」と「続けること」です。この記事を読み終わったら、まずは証券口座の開設から始めてみませんか?

5年後、あなたも「月10万円の配当金」を手にしているかもしれません。その第一歩を、今日から始めましょう。

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佐々木 健太

元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。

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