話し方本おすすめ5選!28歳が会話力を上げてフリーランス営業を成功させた方法
「何を話せばいいかわからなくて、沈黙が怖い」
これ、出版社に入社したての頃の私の口癖でした。書店営業として店舗を回る仕事だったのに、書店員さんとの会話が続かない。新刊の案内をしても「あ、はい」で終わってしまう。毎日が苦痛でしかなかったんですよね。
でも、ある日先輩から「話し方って本で学べるよ」と言われて、半信半疑で一冊買ってみたんです。そうしたら、驚くほど会話が変わりました。今ではフリーライターとして、クライアントとの打ち合わせも苦じゃなくなりました。
今回は、会話が苦手だった私が「話すのが楽しい」と思えるようになるまでに読んだ本を紹介します。話し方で損している人に、ぜひ手に取ってほしい5冊です。
話し方本を選ぶ前に知っておきたいこと
本題に入る前に、話し方の本を選ぶときのポイントをお伝えします。私自身、最初は的外れな本を買ってしまって遠回りしたので、ここは本当に大事なんですよね。
ポイント1:自分の悩みに合った本を選ぶ
話し方の悩みは人によって違います。「人前でのスピーチが苦手」なのか、「1対1の会話が続かない」のか、「説得力のある話し方をしたい」のか。
私の場合は「雑談が続かない」「相手に興味を持ってもらえない」という悩みだったので、スピーチ系の本を買っても意味がなかったんです。
ポイント2:すぐに実践できるテクニックがあること
理論ばかりの本は、読んでも行動に移しにくいです。具体的なフレーズや、明日から使えるテクニックが載っている本を選びましょう。
ポイント3:著者の経歴をチェックする
話し方のプロ(アナウンサー、講演家、営業のトップなど)が書いた本は、実践に基づいたノウハウが詰まっています。
話し方本おすすめ5選
ここからは、私が実際に読んで「これは良かった」と思える本を紹介していきます。
1. 人は話し方が9割
私が話し方を変えるきっかけになった一冊です。累計100万部を突破しているのも納得の内容で、話し方の本を初めて読む人にぴったりだと思います。
おすすめポイント
- 「話し方」よりも「聞き方」が大切という視点
- 相手に好かれる話し方の具体的なテクニック
- 自己肯定感を上げる話し方のコツ
特に印象に残っているのは、「話し上手は聞き上手」という考え方です。私はずっと「面白いことを言わなきゃ」と思い込んでいたのですが、実は相手の話を引き出すことのほうがずっと大切だったんですよね。
この本を読んでから、会話の主役を自分から相手に変える意識を持つようになりました。
2. 1分で話せ
プレゼンや報告が苦手な人に特におすすめの一冊です。著者の伊藤羊一さんは、ソフトバンクアカデミアで孫正義さんから直接指導を受けた方で、実践的なノウハウが詰まっています。
おすすめポイント
- 「結論→根拠→具体例」のピラミッド構造
- 相手を動かすための「超一言」
- 1分で話をまとめる具体的な方法
私がフリーランスになってから、クライアントへの提案がうまくいくようになったのは、この本のおかげです。ダラダラ説明していた頃は全然響かなかったのに、「結論から話す」を意識するだけで、相手の反応が明らかに変わりました。
3. 伝え方が9割
「お願いしても断られる」「提案が通らない」という悩みがある人に読んでほしい一冊です。著者の佐々木圭一さんは元コピーライターで、言葉のプロならではのテクニックが満載です。
おすすめポイント
- 「ノー」を「イエス」に変える3ステップ
- 心を動かす「強いコトバ」の作り方
- サプライズ法、ギャップ法など具体的な技法
個人的に目からウロコだったのは、お願いの仕方一つで結果が変わるという話です。例えば「これやってください」ではなく「一緒にやりませんか」と言い換えるだけで、相手の受け取り方が全然違うんですよね。
4. 神トーーク
心理学や脳科学に基づいた話し方を学びたい人におすすめです。「なぜそうなるのか」という理由がわかるので、テクニックが定着しやすいんですよね。
おすすめポイント
- 人間関係を良くする「安心感」の与え方
- 相手が自然と動いてくれる「伝え方」
- 否定しない、命令しないコミュニケーション
著者の星渉さんは、『神メンタル』も書かれている方で、自己肯定感と話し方の関係についても深く書かれています。話し方を変えるだけでなく、自分自身のメンタルも整えたい人にはぴったりの一冊です。
5. 雑談の一流、二流、三流
「雑談が苦手」「会話が続かない」という悩みに特化した一冊です。一流・二流・三流の比較形式で書かれているので、自分がどのレベルにいるかがわかりやすいんですよね。
おすすめポイント
- 一流は「話す」より「聞く」に徹する
- 具体的な会話フレーズが豊富
- 沈黙を恐れない心構え
私が書店営業で一番苦労していたのが雑談だったので、この本は本当に救世主でした。「そうなんですね」で終わらせず、「それってどういうことですか?」と掘り下げる質問をするだけで、会話が驚くほど続くようになりました。
共感型会話術を身につけるコツ
本を読むだけでなく、実践することが大切です。私が特に意識しているのは「共感型会話術」。相手の気持ちに寄り添いながら会話を進める方法です。
コツ1:まず「聞く」に徹する
話し方を良くしたいなら、まず聞き上手になることが先決です。相手が話している間は、次に何を言おうか考えるのではなく、相手の話に集中する。
私は「話す:聞く = 3:7」を意識しています。自分が3割話して、7割は相手の話を聞く。これだけで会話の質が格段に上がります。
コツ2:相づちのバリエーションを増やす
「うんうん」「そうなんだ」だけでなく、「それ大変でしたね」「すごいですね」「どうしてそうなったんですか?」など、相づちにバリエーションを持たせる。
相手は「ちゃんと聞いてくれている」と感じて、もっと話してくれるようになります。
コツ3:否定から入らない
「でも」「いや」から話し始めるのをやめました。代わりに「なるほど、そういう考え方もありますよね」と一度受け止めてから、自分の意見を言う。
これだけで、相手との関係がグッと良くなるんですよね。
話し方を変えて起きた変化
話し方の本を読んで実践してから、私の仕事と人間関係は大きく変わりました。
変化1:クライアントとの関係が良くなった
フリーランスになってから、クライアントとの打ち合わせが怖くなくなりました。「何か話さなきゃ」というプレッシャーがなくなって、相手の話を引き出すことに集中できるようになったんです。
結果として、リピートで依頼してくれるクライアントが増えました。
変化2:友人関係も深まった
仕事だけでなく、プライベートでも会話が楽しくなりました。友人と話していても、以前より深い話ができるようになった気がします。
変化3:自己肯定感が上がった
「話すのが苦手」というコンプレックスがなくなったことで、自分に自信が持てるようになりました。これが一番大きな変化かもしれません。
もっと幅広くコミュニケーションスキルを学びたい方には、コミュニケーション本おすすめ2025!人間関係が劇的に改善する心理学的アプローチ10選も参考になります。話し方だけでなく、聞く力や人間関係全般について深く掘り下げています。
まとめ:まずは一冊から始めよう
話し方を変えるのに、特別な才能は必要ありません。本を読んで、少しずつ実践するだけで、確実に変わっていきます。
迷ったら、まずは『人は話し方が9割』から始めてみてください。話し方の基本がすべて詰まっている一冊です。
1ヶ月後には、きっと「話すのが楽しい」と思えるようになっているはず。一緒にコミュニケーション上手を目指しましょう。




