子供の人体漫画おすすめ7選!体と健康を学ぶ親子で読みたい名作
「パパ、なんで血は赤いの?」
5歳の娘から突然聞かれたとき、私は言葉に詰まりました。外資系コンサルタント時代に数字やデータを扱うことは得意だったはずなのに、自分の体の仕組みをわかりやすく説明することがこんなに難しいとは思いませんでした。
はたらく細胞はシリーズ累計1000万部を突破し、2024年の実写映画は興行収入63億円を記録。さらに、制御性T細胞の発見で2025年ノーベル生理学・医学賞を受賞した坂口志文氏が、英語版コミックをノーベル博物館に寄贈するほど、その教育的価値が認められています。
2児の父である私が、実際に娘と一緒に読んでいる人体漫画を7冊ご紹介します。学校の保健教育だけでは足りない「体への理解」を、漫画で楽しく深めていきましょう。
なぜ漫画で人体を学ぶのが効果的なのか
学習指導要領が重視する「生きる力」の土台
「漫画で体のことを学ぶなんて」と思う方もいるかもしれません。しかし、文部科学省の学習指導要領では、「生きる力」の一つとして「体」、つまり健康な心身の育成を重視しています。
「これからの人生80年時代を健康に生きるための基礎基本の能力の育成」が求められる今、子供のうちから体の仕組みを理解することは、まさに「生きる力」の土台になるのです。
漫画が脳に与える学習効果
別府大学の研究(2017年)によると、学習マンガで提示を行った方が、学習内容の理解は3週間後まで保持されやすいことがわかっています。ストーリーとイラストの組み合わせが、理解や記憶といった認知的処理を深く行わせるのです。
また、日本教育工学会の研究では、マンガによるストーリー部分を提示することが成績を有意に高めることが明らかになりました。
抽象的な「細胞」や「臓器」の働きも、漫画ならキャラクターに感情移入しながら「なるほど」と理解できます。これが漫画学習の強みです。
子供の人体漫画おすすめ7選
1. 1000万部突破の大ヒット作:『はたらく細胞』
赤血球、白血球、血小板など、体内で働く37兆個の細胞を擬人化した漫画です。シリーズ累計1000万部を突破し、TVアニメ、実写映画とメディアミックスも大成功。2024年12月公開の実写映画は興行収入63億円を記録しました。
擦り傷ができたときに何が起きているのか、インフルエンザウイルスとどう戦っているのか。普段見えない体の中の戦いを、エンタメとして楽しみながら学べます。
5歳の娘にはまだストーリーが難しい部分もありますが、「赤血球さんが酸素を運んでるんだよ」と説明すると、興味津々で聞いてくれます。小学校高学年から本格的に楽しめる作品です。
2. 累計700万部シリーズの健康編:『学校では教えてくれない大切なこと 18 からだと心』
累計700万部を突破した「学校では教えてくれない大切なこと」シリーズの健康編です。体の仕組みだけでなく、心の健康についても取り上げているのが特徴。
自分の心身の調子を整えることで、困難を乗り越える力を育てることを目的としています。イラストが豊富でポップな雰囲気なので、小学校低学年でも手に取りやすいです。
「なんだか元気が出ない」「イライラする」といった子供の悩みにも寄り添ってくれる内容で、親子で読んで話し合うきっかけになります。
3. 幼児から始められるしかけ絵本:『からだのふしぎ』
「どんどんめくってはっけん」シリーズの人体編で、しかけ絵本形式で体の中を探検できます。めくると骨格が見えたり、内臓が現れたりと、視覚的に体の構造を理解できるのが魅力です。
5歳の娘と一緒に読んでいますが、「ここをめくると何が出てくるかな?」とクイズ形式で楽しめます。幼児から小学校低学年におすすめの一冊です。
「心臓ってここにあるんだね」「骨ってこんなに沢山あるんだ」と、子供の発見を一緒に楽しめます。
4. 小学生支持率No.1シリーズ:『人体のサバイバル』
科学漫画サバイバルシリーズは累計1500万部を突破し、小学生支持率No.1のシリーズです。学校の図書館では「数ヶ月待ち」になるほどの人気作。
『人体のサバイバル』は、小さくなった主人公たちが人体の中を冒険するストーリー。消化器官を通り抜け、血管を移動し、脳にたどり着くまでの大冒険を通じて、体の仕組みを自然と学べます。
ギャグ満載でありながら、科学的な解説もしっかり入っているのがこのシリーズの特徴。全3巻で完結しているので、コンプリートしやすいのもポイントです。
5. ドラえもんと学ぶ人体の仕組み:『ドラえもん科学ワールド からだと生命の不思議』
国民的人気キャラクター・ドラえもんと一緒に体の仕組みを学べる一冊です。ドラえもんの漫画パートと、専門家による解説パートが交互に構成されています。
監修は森千里氏(千葉大学教授)。科学的に正確な情報を、ドラえもんの世界観で楽しく学べるのが魅力です。
ドラえもん好きな子供なら、自然と手に取ってくれるはず。漫画を読み終えた後に「ここ、ドラえもんで見たよ」と言ってくれる瞬間が、親としては嬉しいです。
6. 臓器がキャラクターに:『人体キャラクター図鑑』
坂井建雄監修、いとうみつるイラスト、日本図書センター
¥1,650(記事作成時の価格です)
amazon.co.jp
脳、心臓、胃、大腸、筋肉、神経など、54の体のパーツをまるごとキャラクター化した図鑑です。監修は『ぜんぶわかる人体解剖図』『面白くて眠れなくなる人体』などのベストセラーを手掛ける坂井建雄教授。
各臓器にユニークな性格が設定されており、「胃は働き者だけど、ストレスに弱い」といった特徴が記憶に残りやすいです。
大人も子供も楽しめる新しいタイプの健康図鑑。親子で「このキャラクター面白いね」と盛り上がれます。
7. 本格派の人体解剖学:『マンガでわかる 人体のしくみ』
中学生以上向けの本格的な人体解剖学の入門書です。筋肉、骨格、内臓、神経系まで、人体の構造を詳しく学べます。
監修は先ほどの人体キャラクター図鑑と同じ坂井建雄教授。マンガパートでストーリーを楽しみつつ、図解パートで深い知識を得られる構成になっています。
子供が「もっと詳しく知りたい」と思ったときの次のステップに最適。私自身も読んで、改めて自分の体への理解が深まりました。
人体漫画比較表:年齢別おすすめ
| 書籍 | 対象年齢 | 特徴 | こんな親子におすすめ |
|---|---|---|---|
| はたらく細胞 | 小学高学年〜 | 細胞擬人化、1000万部 | 免疫・血液を学びたい |
| 学校では教えてくれない大切なこと | 小学生 | 心身両面カバー | 健康習慣を身につけたい |
| からだのふしぎ | 幼児〜小学低学年 | しかけ絵本形式 | 低年齢から始めたい |
| 人体のサバイバル | 小学生 | 冒険ストーリー | サバイバルシリーズ好き |
| ドラえもん科学ワールド | 小学生 | ドラえもんで学ぶ | ドラえもん好きな子 |
| 人体キャラクター図鑑 | 小学生〜 | 臓器キャラクター化 | 楽しく臓器を覚えたい |
| マンガでわかる人体のしくみ | 中学生〜 | 本格的な解剖学 | 深く学びたい |
子供の健康教育を成功させる3つのコツ
コツ1:年齢に合わせた本を選ぶ
健康教育は「早すぎる」ことはありません。ただし、年齢に合った本を選ぶことが大切です。
幼児〜小学校低学年なら『からだのふしぎ』のようなしかけ絵本から始めるのがおすすめ。小学生なら『人体のサバイバル』や『ドラえもん科学ワールド』で冒険気分で学べます。高学年以上になったら『はたらく細胞』で本格的に細胞レベルの知識を深められます。
5歳の娘には『からだのふしぎ』、将来的には『はたらく細胞』へとステップアップしていく予定です。
コツ2:漫画をきっかけに会話する
漫画を読んだら、必ず感想を話し合う時間を作っています。「赤血球って何を運んでるの?」「白血球はどうやって敵をやっつけるの?」と問いかけるだけで、子供は考え始めます。
風邪をひいたときには「今、白血球さんが戦ってくれてるんだね」と声をかけると、娘は真剣な顔で「がんばれ、白血球さん」と言っていました。漫画の知識が実生活と結びついた瞬間です。
コツ3:実生活と結びつける
漫画で学んだ知識を、日常生活に結びつけることが定着の鍵です。
- 食事のときに「この野菜のビタミンが、体を守ってくれるんだよ」
- 運動後に「心臓がドキドキしてるね。血液をたくさん送ってるんだ」
- 病院に行ったときに「お医者さんは体の中を調べてくれるんだよ」
こうした会話を重ねることで、子供は自分の体に興味を持ち、健康を大切にする気持ちが育っていきます。
まとめ:親子で体の仕組みを学ぼう
学習指導要領が「生きる力」として重視する健康教育。しかし、学校の授業だけでは時間が限られています。だからこそ、家庭での漫画を活用した学びが重要になります。
今回紹介した7冊の中で、最初の1冊を選ぶなら年齢別に以下をおすすめします。
- 幼児〜小学校低学年:『からだのふしぎ』(しかけ絵本で視覚的に学べる)
- 小学生:『人体のサバイバル』(冒険ストーリーで飽きずに読める)
- 高学年〜中学生:『はたらく細胞』(1000万部の実績、実写映画も話題)
5歳の娘、2歳の息子と一緒に、体の仕組みを学ぶ時間を大切にしています。自分の体を知ることは、健康を大切にする第一歩。漫画という楽しい入り口から、子供たちの「生きる力」を育てていきたいと思っています。
子育てに関する他の書評記事もあわせてご覧ください。
Kindle Unlimited
200万冊以上が読み放題。30日間無料体験できます。






