問題解決漫画おすすめ5選!28歳がトラブル対応力を上げた作品

問題解決漫画おすすめ5選!28歳がトラブル対応力を上げた作品

「なんでこんな簡単なことが解決できないんだろう」

出版社時代、初めてトラブル対応を任されたとき、私は完全にフリーズしてしまった。印刷所との連絡ミスで納品が遅れそうになったのに、何から手をつければいいのか分からない。結局、先輩に丸投げして「森田さん、もうちょっと考えて動いてね」と言われた。

28歳でフリーライターになった今でも、クライアントからの急な修正依頼や、取材先との日程調整トラブルは日常茶飯事。でも、以前のように固まることはなくなった。

その理由の一つが、問題解決をテーマにした漫画を読み漁ったこと。

論理的に考える方法、現場で素早く判断する力、人を動かすコミュニケーション術。漫画だからこそ「こういう場面でこう動くのか」とイメージしやすい。今回は、私が実際にトラブル対応力を上げるのに役立った5作品を紹介する。

問題解決漫画で身につく3つの力

おすすめ作品を紹介する前に、問題解決漫画を読むことで身につく力を整理しておきたい。

1. 論理的思考力

「なぜこの問題が起きたのか」「解決策は何か」を筋道立てて考える力。ミステリー系の漫画は特にこの力を鍛えてくれる。

2. 現場対応力

教科書通りにいかない現実で、臨機応変に動く力。刑事や警察官を描いた漫画では、マニュアルにない状況での判断が描かれている。

3. 人を巻き込む力

一人で解決できない問題を、周囲の協力を得て乗り越える力。チームで働く姿を描いた漫画から学べる。

では、それぞれの力を伸ばしてくれた作品を紹介していく。

問題解決漫画おすすめ5選

1. 『ミステリと言う勿れ』田村由美 ── 観察と対話で問題を解きほぐす

ミステリと言う勿れ(1)

著者: 田村 由美

天然パーマの大学生・久能整が、独自の観察眼と対話力で事件や人間関係のもつれを解きほぐしていく。

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主人公の久能整は、特別な資格や権力を持たない普通の大学生。なのに、彼の「ちょっと待ってください。それ、おかしくないですか?」という一言で、こじれた問題がするすると解けていく。

この漫画から学んだのは、**問題解決の第一歩は「観察」と「質問」**ということ。

久能整は、相手の言葉をそのまま受け取らない。「なぜそう思うんですか?」「本当にそれでいいんですか?」と、当たり前を疑う。私も仕事でトラブルが起きたとき、「何が本当の問題なのか」を整理してから動くようになった。

特に印象的なのは、犯人を追い詰めるのではなく、「なぜその行動をとったのか」を理解しようとする姿勢。対立ではなく対話で解決する方法は、クライアントとの意見の食い違いでも使える。

学べる問題解決スキル: 観察力、質問力、対話による合意形成

2. 『正直不動産』大谷アキラ/夏原武 ── 誠実さが最強の問題解決策

正直不動産(1)

著者: 大谷アキラ夏原武

嘘がつけなくなった不動産営業マンが、誠実さを武器に顧客の本当の問題を解決していく。

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不動産業界といえば、「契約を取るためなら多少の嘘も」というイメージがあった。でも主人公の永瀬は、呪いで嘘がつけなくなってしまう。

最初は売上が落ちるのだけど、やがて誠実に顧客の問題と向き合うことで、信頼される営業マンになっていく。

私がこの漫画から学んだのは、「その場しのぎの解決策は、後で大きなトラブルになる」ということ。

フリーランスになりたての頃、納期に間に合わないのに「大丈夫です」と言ってしまい、結局徹夜作業でなんとか間に合わせたことがある。でも、品質は落ちるし、次の仕事に影響が出る。今は「厳しいです。〇日まで延ばしていただけますか」と正直に言うようになった。

不動産取引という複雑な問題を、嘘なく解決していく永瀬の姿は、問題解決における「誠実さ」の重要性を教えてくれる。

学べる問題解決スキル: 誠実なコミュニケーション、長期的視点、Win-Winの提案

3. 『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』泰三子 ── 現場で即断即決する力

ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜(1)

元警察官の作者が描くリアルな交番勤務。マニュアルにない現場対応の連続。

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作者の泰三子さんは元警察官。だから描かれる現場のリアリティがすごい。

交番には、酔っ払いの対応、近隣トラブルの仲裁、迷子の保護など、マニュアル通りにいかない問題が次々と持ち込まれる。主人公の川合は、先輩の藤からそうした現場での判断力を学んでいく。

印象的だったのは、「正解がない問題」への向き合い方。

たとえば、DV被害者を保護するシーン。法的には被害届がないと動けないけれど、目の前の人を放っておけない。そんなジレンマの中で、「今できること」を考えて行動する姿に、私は自分の仕事を重ねた。

フリーランスの仕事でも、「契約書にないけど対応すべきか」という場面はある。そんなとき、この漫画を思い出して「目の前の人のために、今できることは何か」を考えるようになった。

学べる問題解決スキル: 即断即決力、臨機応変な対応、現実的な落としどころの見つけ方

4. 『重版出来!』松田奈緒子 ── チームで問題を解決する力

重版出来!(1)

著者: 松田奈緒子

漫画編集者の黒沢心が、作家・営業・書店員と協力して漫画を読者に届ける奮闘記。

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出版社出身の私にとって、この漫画は「あるある」の連続だった。

主人公の黒沢心は、漫画雑誌の新人編集者。彼女が向き合うのは、「原稿が上がらない」「売上が伸びない」「作家との信頼関係が崩れた」といった、一人では解決できない問題ばかり。

この漫画の素晴らしいところは、問題解決が「チームプレー」として描かれていること。

編集者だけでなく、営業、書店員、印刷所の人たちが、それぞれの立場で「漫画を読者に届ける」という目標に向かって動く。黒沢心は、その橋渡し役として奔走する。

私が学んだのは、「一人で抱え込まない」こと。出版社時代、自分で全部やろうとして失敗したことがある。でも、周囲に助けを求めれば、自分にはない視点やスキルで問題が解決することも多い。

フリーランスになっても、デザイナーや編集者と協力する場面は多い。この漫画のおかげで、「助けを求めること」に抵抗がなくなった。

学べる問題解決スキル: チームビルディング、他者を巻き込む力、目標共有

5. 『働きマン』安野モヨコ ── 優先順位をつけて動く力

働きマン(1)

著者: 安野モヨコ

週刊誌編集者の松方弘子が、仕事と人生の問題に全力で向き合う。

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主人公の松方弘子は、週刊誌の編集者。「働きマン」と呼ばれるほど仕事に没頭する彼女だけど、その姿は決してワーカホリック礼賛ではない。

この漫画が描いているのは、「何を優先するか」という選択の連続

締め切りと取材が重なったとき、どちらを優先するか。特ダネを追うか、他の仕事を進めるか。松方は常に「今、何が一番重要か」を考えて動いている。

私がこの漫画から学んだのは、「全部やろうとしない」こと。

フリーランスになって、複数のクライアントから同時に依頼が来ることがある。以前は「どれも頑張ります」と言って、結局どれも中途半端になった。今は「この案件を優先させてください」と伝えられるようになった。

問題解決において、「何をやらないか」を決めることも重要。この漫画はそれを教えてくれた。

学べる問題解決スキル: 優先順位の判断、時間管理、取捨選択の決断力

問題解決漫画の読み方 ── 3つのポイント

最後に、これらの漫画を「問題解決力アップ」に活かすための読み方を紹介する。

1. 登場人物の思考プロセスを追う

ストーリーを楽しむだけでなく、「なぜこの人はこの行動をとったのか」を考えながら読む。特に、問題が発生してから解決するまでの思考の流れを意識すると、自分の仕事に応用しやすい。

2. 自分だったらどうするか考える

問題が発生したシーンで、一度読むのを止めて「自分ならどう対応するか」を考えてみる。その後、登場人物の行動と比較すると、自分に足りない視点が見えてくる。

3. 印象的なセリフをメモする

問題解決に使えそうなセリフや考え方は、スマホにメモしておく。私は『ミステリと言う勿れ』の「それ、おかしくないですか?」を、実際の仕事で意識するようになった。

まとめ:漫画から学ぶ問題解決力

作品学べるスキルこんな人におすすめ
ミステリと言う勿れ観察力・対話力論理的に考えたい人
正直不動産誠実なコミュニケーション営業・交渉が苦手な人
ハコヅメ現場対応力臨機応変に動きたい人
重版出来!チームワーク人を巻き込むのが苦手な人
働きマン優先順位の判断複数の仕事を抱えている人

問題解決力は、ビジネス書を読むだけでは身につきにくい。なぜなら、実際の場面でどう動くかがイメージしにくいから。

漫画なら、キャラクターの表情や行動から「こういう場面でこう対応するのか」と具体的にイメージできる。しかも、ストーリーとして楽しみながら学べる。

出版社時代、トラブルが起きるとフリーズしていた私が、今では「まあ、なんとかなる」と思えるようになった。それは、これらの漫画を通じて、問題解決のパターンをたくさんインプットできたから。

あなたも、次にトラブルが起きたとき、「あの漫画のあのシーンみたいに対応しよう」と思えるかもしれない。まずは1冊、気になる作品から読んでみてほしい。

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この記事のライター

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森田 美優

出版社勤務を経てフリーライターに。小説からビジネス書、漫画まで幅広く読む雑食系読書家。Z世代の視点から現代的な読書の楽しみ方を発信。

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    佐々木 健太

    元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。

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