コピーライティング本おすすめ5選!フリーライターが単価3倍にした心理トリガー活用術
「文章を書いても全然読んでもらえない」
フリーライターになりたての頃、私はこの悩みと毎日格闘していました。出版社での編集経験があるから大丈夫だと思っていたのに、Webライターとして独立してみると、文字単価1円以下の仕事しか取れない。クライアントに提案しても「検討します」で終わってしまう日々が続いていたんです。
ある日、先輩ライターに相談したら「コピーライティングを学んだ?」と聞かれました。正直、「コピーライティング」と聞いて、広告代理店の華やかな世界を想像していた私には縁遠いものだと思っていたんですよね。
でも、勧められた本を読んでみたら、目からウロコでした。今では単価が3倍になり、「文章で売る」ことに自信が持てるようになりました。
今回は、私のように「書いても売れない」と悩んでいる人に読んでほしいコピーライティング本を紹介します。
コピーライティングを学ぶべき理由
本題に入る前に、なぜコピーライティングを学ぶべきなのかをお伝えします。私自身、この重要性に気づくまで時間がかかったので、ここはぜひ知っておいてほしいポイントなんです。
「いい文章」と「売れる文章」は違う
出版社で働いていた頃、私は「読みやすい文章を書くこと」が良いライターの条件だと思っていました。でも、Webの世界は違ったんですよね。読みやすいだけでは、読者は行動してくれません。
コピーライティングは「読者を動かす文章術」です。商品を買ってもらう、サービスに申し込んでもらう、問い合わせをしてもらう。読者に何らかのアクションを起こしてもらうための技術なんです。
単価が劇的に変わる
一般的なWebライターの文字単価は0.5〜3円程度。でも、セールスライティングができると、1案件5万〜50万円という世界が見えてきます。ランディングページ(LP)の制作や、メルマガのライティングなど、成果に直結する仕事は報酬も高いんですよね。
私自身、コピーライティングを学んでから、提案できる仕事の幅が広がりました。
フリーランスの武器になる
自分のサービスを売り込むとき、SNSで発信するとき、クライアントに提案するとき。コピーライティングのスキルは、あらゆる場面で役立ちます。フリーランスにとって、自分を売り込む文章力は必須のスキルなんです。
コピーライティング本おすすめ5選
ここからは、私が実際に読んで「これは良かった」と思える本を紹介していきます。初心者でも取り組みやすい順に並べているので、最初から読んでみてください。
1. セールスコピー大全
私がコピーライティングに目覚めたきっかけの一冊です。著者の大橋一慶さんは「売れるコトバ作り」の専門家で、この本には実践的なテクニックがぎっしり詰まっています。
おすすめポイント
- キャッチコピーのテンプレートが豊富
- 具体的な事例が多く、すぐに真似できる
- チラシからWebまで幅広く対応
特に印象に残っているのは、「読者は最初の3秒で読むかどうかを決める」という話です。私はずっと本文の内容ばかり気にしていたのですが、実はタイトルや冒頭の一文がすべてを決めるんですよね。
この本を読んでから、記事のタイトルや冒頭にかける時間が3倍になりました。
2. 人を操る禁断の文章術
メンタリストDaiGoさんの本は、心理学に基づいた文章術を学べる一冊です。「人を動かす」という観点から、文章の書き方を解説しています。
おすすめポイント
- 7つの心理トリガーを具体的に解説
- 読者の心理を理解できるようになる
- 短時間で読める分量
個人的に一番使えるようになったのは「相手のメリットを先に伝える」というテクニックです。以前は「このサービスは〇〇です」という説明から始めていたのですが、「あなたは〇〇ができるようになります」という書き方に変えただけで、反応が明らかに変わりました。
3. 10倍売れるWebコピーライティング
Web上で商品やサービスを売りたい人には必読の一冊です。著者のバズ部は、Webマーケティング業界では知らない人がいないほど有名なメディアで、そのノウハウが惜しみなく詰まっています。
おすすめポイント
- ランディングページの構成が学べる
- 具体的なテンプレートが使える
- コンバージョン率の考え方がわかる
私はこの本を読んでから、クライアントへの提案書の書き方が変わりました。「問題提起→解決策→証拠→行動喚起」という流れを意識するだけで、提案の通過率が上がったんです。
4. ザ・コピーライティング
コピーライティングの原点とも言える一冊です。1932年に書かれた本ですが、その内容はまったく色褪せていません。価格は少し高めですが、一生使える知識が手に入ります。
おすすめポイント
- 広告の歴史と原則が学べる
- テスト・検証の重要性がわかる
- 長く使える本質的な知識
特に「効果を測定する」という考え方は、この本で学びました。どんなに良いコピーを書いても、結果を検証しなければ成長しない。当たり前のことなのに、私はずっと「書いて終わり」にしていたんですよね。
5. 伝え方が9割
コピーライティングの入門書として最適な一冊です。元コピーライターの佐々木圭一さんが、「ノーをイエスに変える技術」を解説しています。
おすすめポイント
- コピーライティング初心者に最適
- 日常でも使えるテクニック
- 読みやすく、すぐに実践できる
「サプライズ法」「ギャップ法」など、具体的なテクニックがわかりやすく解説されています。私は最初にこの本から読み始めて、コピーライティングへの興味が湧きました。
心理トリガーを活用するコツ
本を読むだけでなく、実践することが大切です。私が特に意識している「心理トリガー」の活用法をお伝えします。
コツ1:希少性を使う
「残り3席」「期間限定」「今だけ」といった言葉は、読者の行動を促します。ただし、嘘は絶対にダメ。本当に限定のときだけ使うようにしています。
私がよく使うのは「初回限定価格」という表現です。新規のお客様だけの特別価格を設定することで、行動のきっかけを作れるんですよね。
コツ2:社会的証明を入れる
「累計10万部突破」「98%のお客様が満足」「〇〇さんも愛用」といった表現は、読者に安心感を与えます。人は他者の行動を参考にする傾向があるからです。
私はクライアントワークで「過去の実績」を必ず入れるようにしています。「累計100記事以上納品」「継続率90%以上」など、数字で示すと説得力が増すんです。
コツ3:ベネフィットを先に伝える
商品の特徴ではなく、読者が得られるメリットを先に伝える。これがコピーライティングの基本です。
例えば「この掃除機は吸引力が強いです」ではなく、「毎日の掃除が5分で終わります」という書き方。読者は「自分にとって何がいいのか」を知りたいんですよね。
文章で売れるようになって変わったこと
コピーライティングを学んでから、私の仕事と収入は大きく変わりました。
変化1:単価が3倍になった
以前は文字単価1円以下の仕事ばかりでしたが、今では1記事3万円以上の案件も受けられるようになりました。LP制作や広告文の仕事も増えています。
変化2:提案が通るようになった
クライアントへの提案書や企画書の書き方が変わり、採用率が上がりました。「読者を動かす」技術は、ビジネスのあらゆる場面で役立つんですよね。
変化3:自信がついた
「文章で売れる」という自信がついたことで、新しい仕事にもチャレンジできるようになりました。フリーランスとして生きていく上で、この自信は何よりの財産です。
話し方や伝え方全般を学びたい方には、話し方本おすすめ5選!28歳が会話力を上げてフリーランス営業を成功させた方法も参考になります。文章だけでなく、対面でのコミュニケーションスキルを高めたい方にはぴったりの記事です。
まとめ:まずは一冊から始めよう
コピーライティングは、特別な才能がなくても身につけられるスキルです。本を読んで、少しずつ実践していけば、確実に文章で売れるようになります。
迷ったら、まずは『セールスコピー大全』から始めてみてください。実践的なテンプレートが豊富で、すぐに使える内容が詰まっています。
1ヶ月後には、きっと「文章で売る」ことに自信が持てるようになっているはず。一緒にコピーライティングの世界を楽しみましょう。




