泣ける小説おすすめ6選!電車で読んで思わず号泣した28歳の体験談

泣ける小説おすすめ6選!電車で読んで思わず号泣した28歳の体験談

最近、思いっきり泣いたのはいつですか?

実は私、普段あまり泣かないタイプなんです。映画を観ても「いい話だな」で終わることが多くて、涙腺が壊れてるんじゃないかと本気で心配していた時期がありました。

でも、小説だけは違ったんですよね。

27歳のある日、通勤電車で『君の膵臓をたべたい』を読んでいたら、気づいたら涙がボロボロ。マスクをしていた時期だったからなんとかごまかせたものの、鼻をすする音は隠せず、周りの視線が痛かった…。

あの経験から、私は「泣ける小説」の魅力にどっぷりハマりました。泣いた後って、不思議と心がスッキリするんです。日々のモヤモヤが涙と一緒に流れていくような感覚。

この記事では、泣くことが苦手だった私が実際に号泣した小説を6冊紹介します。「最近感動していない」「思いっきり泣きたい」という方にぜひ読んでほしい作品ばかりです。

君の膵臓をたべたい

著者: 住野よる

住野よるのデビュー作。余命宣告を受けた少女と「僕」の切ない青春物語。

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泣ける小説を選ぶときのポイント

泣ける小説って、実はたくさんあるんですよね。でも、人によって「泣けるポイント」が違うから、自分に合った作品を選ぶことが大切です。

私が泣ける小説を選ぶときに意識しているポイントは3つあります。

自分が共感できるテーマかどうか

恋愛で泣きたいのか、家族愛で泣きたいのか、友情で泣きたいのか。自分が今求めている感動のタイプを知ることが大事です。

個人的には、年齢によって刺さるテーマが変わってきた実感があります。20代前半は恋愛モノで泣いていたけど、最近は家族や人生をテーマにした作品にグッときます。

読みやすい文体かどうか

せっかくいい話でも、文章が難しすぎると感情移入できないんですよね。特に泣きたいときは、スラスラ読めて物語に没入できる作品を選ぶのがおすすめです。

評価だけでなく、あらすじを確認する

「泣ける」というレビューだけで選ぶと、自分のツボと違って全然泣けないことも。あらすじを読んで、自分が興味を持てるストーリーかどうか確認してから読み始めると失敗が少ないです。

泣ける小説おすすめ6選

1. 君の膵臓をたべたい(住野よる)

こんな人におすすめ:青春時代の切なさを味わいたい人、映画やアニメは観たけど原作を読んでいない人

冒頭でも書きましたが、私が電車で号泣したのがこの作品です。

膵臓の病気で余命わずかな少女・桜良と、クラスメイトの「僕」の物語。タイトルのインパクトがすごいですが、読み終わるとこのタイトルの本当の意味がわかって、また泣けます。

特に泣けたのは、桜良が「僕」に残したメッセージのシーン。「どうして今まで気づかなかったんだろう」という後悔と、「もう遅い」という切なさが一気に押し寄せてきて、涙が止まりませんでした。

映画化もされていますが、小説の方が「僕」の心情描写が丁寧で、より深く感情移入できます。

君の膵臓をたべたい

著者: 住野よる

住野よるのデビュー作。2016年本屋大賞第2位。映画化・アニメ化もされた大ベストセラー。

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2. そして、バトンは渡された(瀬尾まいこ)

こんな人におすすめ:家族の形について考えたい人、温かい涙を流したい人

2019年本屋大賞受賞作です。主人公の優子は、血の繋がらない親に何度も育てられてきた女性。「かわいそう」と思いきや、読み進めると全然違うことがわかります。

この作品のすごいところは、悲しい涙じゃなくて、温かい涙が流れるところ。血の繋がりがなくても、こんなに深い愛情があるんだって、家族の本当の意味を考えさせられます。

私が一番泣いたのは、優子の結婚式のシーン。今まで優子を育ててきた「親たち」の想いが一気に明らかになって、ページをめくる手が震えました。

読み終わった後、自分の家族に連絡したくなる作品です。

そして、バトンは渡された

2019年本屋大賞受賞作。血の繋がらない親たちに育てられた少女の、温かい家族の物語。

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3. 旅猫リポート(有川浩)

こんな人におすすめ:猫好きの人、動物との絆で泣きたい人

猫好きなら絶対に読んでほしい1冊。飼い主のサトルと猫のナナが、ナナの新しい飼い主を探す旅に出る物語です。

最初は「なんで手放すの?」って疑問に思うんですが、読み進めるうちにその理由がわかってきて…。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、サトルがナナを手放そうとする本当の理由を知ったとき、私は声を出して泣きました。

ナナ視点で語られる部分があるのも、この作品の魅力です。猫から見た人間の世界、猫なりの愛情表現が愛おしくて、読みながら何度もうちの猫(いないけど)を想像しました。

猫を飼っている人は、読んだ後に愛猫をぎゅっと抱きしめたくなるはずです。

旅猫リポート

有川浩の感動作。猫のナナと飼い主サトルの最後の旅を描く。映画化もされた人気作。

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4. ナミヤ雑貨店の奇蹟(東野圭吾)

こんな人におすすめ:ミステリー好きで感動作も読みたい人、伏線回収が好きな人

東野圭吾といえばミステリーのイメージですが、この作品は感動作です。でも、東野圭吾らしい緻密な構成はそのままで、最後に全ての伏線が回収される快感も味わえます。

舞台は、悩み相談を受け付けていた「ナミヤ雑貨店」。過去と現在を繋ぐ不思議な手紙のやりとりを通じて、人々の人生が交差していきます。

泣けるポイントはいくつもあるのですが、特に印象的だったのは、過去の相談者が現在どうなったかが明らかになるシーン。自分の返事が誰かの人生を変えていたって知ったとき、涙腺崩壊でした。

「人と人は繋がっている」というメッセージが、じんわりと心に染みる作品です。

ナミヤ雑貨店の奇蹟

東野圭吾の感動作。時を超えた手紙のやりとりで繋がる人々の物語。

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5. 永遠の0(百田尚樹)

こんな人におすすめ:戦争をテーマにした作品を読みたい人、家族の歴史に興味がある人

累計400万部超のベストセラーです。特攻隊員だった祖父の真実を、孫が追いかけていく物語。

正直、最初は「戦争モノは重そう」と思って避けていました。でも読み始めたら止まらなくなって、一気読みしてしまいました。

主人公の祖父・宮部久蔵は「海軍一の臆病者」と呼ばれていた人物。でも、彼がなぜ「死にたくない」と言い続けたのか、その本当の理由がわかったとき、涙が溢れて止まりませんでした。

特攻という悲劇的な時代を描きながらも、そこにある「生きたい」という強い想いと、家族への愛が胸を打ちます。読み終わった後、しばらく放心状態でした。

永遠の0

400万部超のベストセラー。零戦パイロットだった祖父の真実を孫が追う感動作。

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6. コーヒーが冷めないうちに(川口俊和)

こんな人におすすめ:短編で読みやすい作品を探している人、後悔を抱えている人

「過去に戻れる」という設定の喫茶店を舞台にした4つの短編集。ただし、ルールがあって、「コーヒーが冷めるまでの間しか過去にいられない」「過去を変えることはできない」という制約があります。

「過去を変えられないのに、戻る意味があるの?」と思いますよね。私も最初はそう思いました。でも、過去を変えられなくても、「伝えられなかった言葉を伝える」ことの大切さを、この作品は教えてくれます。

4つの話すべてで泣きましたが、特に認知症の妻を持つ夫の話がダメでした。妻がまだ自分を覚えていた頃に戻って、伝えたかった言葉を伝えるシーンは、読みながら嗚咽が漏れました。

短編だから読みやすいし、どの話から読んでも楽しめます。忙しい人にもおすすめです。

コーヒーが冷めないうちに

著者: 第1巻

過去に戻れる喫茶店を舞台にした4つの感動物語。シリーズ累計100万部超。

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泣ける小説を読むときのコツ

周りを気にしない環境で読む

私の電車号泣事件のように、人前で泣くのは恥ずかしいですよね。泣ける小説を読むときは、自宅やカフェの個室など、周りを気にせず泣ける環境を選ぶのがおすすめです。

時間に余裕があるときに読む

泣いた後は感情が高ぶっていて、すぐに次の予定に移れないこともあります。寝る前や休日など、時間に余裕があるときに読むと、余韻にも浸れます。

ティッシュを用意しておく

これ、意外と大事です。泣けそうな本を読むときは、必ずティッシュを手の届く場所に置いておきましょう。

まとめ:泣くことで心がリセットされる

泣ける小説の魅力は、単に「泣ける」だけじゃないんですよね。

泣いた後って、不思議と心がスッキリしているんです。日々のストレスや、言葉にできないモヤモヤが、涙と一緒に流れていく感覚。科学的にも、泣くことでストレスホルモンが排出されると言われています。

「最近泣いていないな」と感じている人は、ぜひ今回紹介した作品を手に取ってみてください。きっと、久しぶりに心が動く体験ができるはずです。

個人的なおすすめは、初めて読むなら『君の膵臓をたべたい』、家族愛で泣きたいなら『そして、バトンは渡された』、短時間で読みたいなら『コーヒーが冷めないうちに』です。

読書で心を潤す時間、作ってみませんか?

君の膵臓をたべたい

著者: 住野よる

泣ける小説の定番。映画化・アニメ化もされた大ベストセラー。

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この記事のライター

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森田 美優

出版社勤務を経てフリーライターに。小説からビジネス書、漫画まで幅広く読む雑食系読書家。Z世代の視点から現代的な読書の楽しみ方を発信。

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