レビュー

「みんな違って、みんないい」。等身大の高校生たちを描く、優しい青春漫画。

主人公の岩倉美津未は、石川県の田舎から東京の進学校に入学した高校1年生。生真面目で空気が読めないところがあるが、純粋な優しさで周囲の心を開いていく。

本作の特徴は、「悪い人がいない」こと。一見冷たそうなクラスメイトも、派手なギャルも、みんな事情を抱えている。表面だけではわからない、人の内面の複雑さを丁寧に描いている。

恋愛よりも友情、競争よりも共存。現代の高校生のリアルな空気感を捉えながら、読んでいて心があたたかくなる作品。

アニメ化で話題になった本作。「がんばらなくてもいい」「自分のままでいい」というメッセージが、疲れた大人にも響く。優しい世界に浸りたいときに。

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