『不安を解消する本』Z世代の不安にどう向き合うか - 28歳が選ぶ心が軽くなる4冊

夜中にSNSを見ながら感じる、あの不安の正体
実は私も、夜中にインスタを見ながら「なんで私はこんなにダメなんだろう」って思うことがよくあるんです。友達の充実した投稿を見ては落ち込み、朝起きたらまずスマホをチェックして、また疲れる…そんな日々の繰り返し。
28歳になって気づいたのは、これって20代特有の不安なのかもしれないということ。私たちの世代は、物心ついた時からSNSがあって、常に誰かと比較される環境で育ってきました。そりゃあ不安にもなりますよね。
今回は、そんな不安でいっぱいになった時に私を救ってくれた本を4冊紹介します。どの本も、今の時代を生きる私たちの悩みに寄り添ってくれる内容なんです。
不安を解消する方法を探している方に、まずおすすめしたいのがこちらの本です。
1秒で不安が吹き飛ぶ?精神科医Tomyの魔法の言葉
『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』の魅力
まず紹介したいのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』。タイトルを見た時、正直「1秒で?そんなわけないでしょ」って思ったんですよね。でも、実際に読んでみたら、本当に心がスッと軽くなる言葉がたくさんありました。
この本の特徴は、221個もの不安解消フレーズが載っていること。例えば、「他人の評価なんて、所詮は他人の主観でしかない」とか「完璧な人なんていない。だから完璧を目指さなくていい」みたいな、シンプルだけど心に響く言葉たち。
個人的に刺さったのは、「SNSの『いいね』の数は、あなたの価値を決めるものではない」という言葉。インスタの投稿でいいねが少ないと落ち込んでいた私には、まさに必要な言葉でした。
なぜ若い世代に効くのか
精神科医Tomyさんは、現代のSNS社会で生きる若者の悩みをよく理解していて、それに対する具体的な言葉を用意してくれています。特に、承認欲求や他人との比較で苦しむ私たちの世代には、本当に効果的なんです。
SNS疲れの特効薬『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』
第1回メンタル本大賞受賞!SNS時代の人間関係の悩みを解消する、イラスト付きエッセイ。読むだけで心が軽くなると話題沸騰。
¥1,320(記事作成時の価格です)
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Amazonで見るタイトルから伝わる「どうでもよさ」の大切さ
次に紹介したいのが、『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』です。このタイトル、めちゃくちゃ好きなんですよね。悩んでる相手は、きっと今頃のんきにパフェでも食べてるよ、という発想の転換。
イラストレーターのJamさんが描く、ゆるくて可愛いイラストと一緒に、SNS時代特有の人間関係の悩みが解消されていきます。「既読スルーされた…」「なんであの人はいつも私にだけ冷たいの?」そんな悩みに対して、「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ」って思えるようになるんです。
実際に試してみた効果
私も実際に、LINEの既読スルーで悩んだ時にこの考え方を試してみました。「相手は今頃、Netflix見ながらポテチ食べてるかも」って想像したら、なんだか急にどうでもよくなって。実は相手も単に返信を忘れてただけで、後から普通に連絡が来たんですよね。
人間関係の悩みに関しては、『嫌われる勇気』を20代なりに解釈して実践してみた経験でも詳しく書いたのですが、他人の目を気にしすぎることから解放されると、本当に楽になります。
悩みって、自分の頭の中で大きくしちゃってることが多いんだなって気づかされました。
デジタルネイティブ世代必読『スマホ脳』
スマホが不安を増幅させる仕組み
『スマホ脳』は、ちょっと違う角度から不安にアプローチする本です。スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンが、スマホが私たちの脳に与える影響を科学的に解説してくれます。
読んでいて「あー、だから私はこんなに不安になりやすいのか」って納得することがたくさんありました。例えば、スマホの通知音に反応してドーパミンが出る仕組みとか、SNSで他人と比較することで不安が増幅される理由とか。
個人的に衝撃だったのは、「スマホを1日に150回もチェックしている」という統計。私、絶対それ以上見てる…って思いました。
デジタルデトックスの提案
この本を読んで、実際にスマホとの付き合い方を変えてみました。寝る前の1時間はスマホを見ない、朝起きてすぐにSNSをチェックしない、通知をオフにする…小さなことですが、確実に不安が減りました。
完全にスマホを手放すのは無理でも、上手に距離を取ることで、不安をコントロールできるようになるんです。
同世代からのメッセージ『20代で得た知見』
同世代だからこそ分かる悩み
最後に紹介するのが、『20代で得た知見』。著者のFさんは、私たちと同じ20代。だからこそ、悩みの内容がめちゃくちゃリアルなんです。
「将来が不安すぎて夜眠れない」「周りはみんな順調そうに見える」「自分だけ取り残されてる気がする」…読んでいて「これ、完全に私じゃん」って思うことばかり。
でも、同じような悩みを抱えながらも、少しずつ前に進んでいく姿に勇気をもらえます。完璧じゃなくていい、みんな同じように悩んでるんだって思えるようになりました。
Z世代の不安、その正体と向き合い方
なぜ私たちはこんなに不安なのか
これらの本を読んで気づいたのは、Z世代特有の不安には明確な理由があるということ。SNSによる常時比較社会、情報過多、将来への不確実性…私たちは、親世代とは全く違う環境で生きているんですよね。
でも、だからこそ、その不安と上手に付き合う方法を見つけることが大切。完全に不安をなくすことはできなくても、コントロールする方法はあるんです。
本から学んだ実践的な方法
4冊の本から学んだ、私が実際に試している不安解消法をまとめてみました:
- 言葉の力を使う:不安になったら、精神科医Tomyの言葉を思い出す
- 視点を変える:「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ」精神で考える
- デジタルデトックス:スマホとの距離を意識的に取る
- 共感する:同世代の悩みを知って、自分だけじゃないと思う
森田美優的・本と一緒に取り入れたい不安解消習慣
カフェで本を読む時間の大切さ
私が最近ハマっているのが、週末のカフェ読書タイム。スマホは機内モードにして、お気に入りのカフェで本を読む時間を作るようにしています。
この時間があるだけで、1週間の疲れがリセットされる感じがするんですよね。特に不安解消系の本は、落ち着いた環境で読むと、より心に響きます。
ハムスターのぽんずに学ぶ「今」を生きること
実は、うちのハムスター「ぽんず」を見ていても、不安解消のヒントをもらうことがあります。ぽんずは、過去を悔やむこともなく、将来を不安に思うこともなく、ただ今を一生懸命生きているんです。
ひまわりの種を頬袋いっぱいに詰め込んで、幸せそうな顔をしているぽんずを見ていると、「私も今この瞬間を大切にしよう」って思えます。
日記アプリで感情を整理
本を読むだけじゃなく、自分の感情を整理することも大切。私は寝る前に、その日感じた不安や嬉しかったことを日記アプリに書くようにしています。
書いているうちに「あれ?そんなに大したことじゃないかも」って気づくことも多いんです。アウトプットすることで、頭の中がスッキリします。
不安と上手に付き合っていくために
完璧を求めない勇気
Z世代の私たちは、SNSで見る「完璧な生活」に憧れがち。でも、これらの本を読んで分かったのは、完璧な人なんていないということ。
みんな何かしらの不安を抱えながら生きています。大切なのは、その不安を否定するのではなく、上手に付き合っていくこと。
自分に合った方法を見つける
今回紹介した4冊の本は、それぞれアプローチが違います。言葉の力、視点の転換、科学的理解、共感…自分に合った方法を見つけることが大切です。
私の場合は、全部をミックスして使っています。状況によって、必要な本を手に取るようにしているんです。
まとめ:本は心の処方箋
不安でいっぱいになった時、本は最高の味方になってくれます。特に今回紹介した4冊は、Z世代の私たちの悩みに寄り添ってくれる内容ばかり。
完全に不安をなくすことはできなくても、上手に付き合う方法は必ずあります。まずは気になった1冊から手に取ってみてください。きっと、あなたの心を軽くしてくれるはずです。
ちなみに、『嫌われる勇気』をZ世代なりに解釈したら、人間関係が楽になった話でも書きましたが、アドラー心理学も不安解消にはとても効果的でした。人間関係の不安が特に強い方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
それでは、今日も不安と上手に付き合いながら、自分らしく生きていきましょう。本があれば、きっと大丈夫です。
以下の本たちが、あなたの不安を和らげる味方になってくれることを願っています。