哲学漫画おすすめ5選!28歳が人生の意味を考えさせられた名作

哲学漫画おすすめ5選!28歳が人生の意味を考えさせられた名作

「私って、何のために生きてるんだろう」

28歳の誕生日を迎えた夜、ふとそんなことを考えてしまったんです。仕事は順調、友人関係も悪くない。でも、なんだかモヤモヤする。このまま流されて生きていって、本当にいいのかなって。

哲学の本を読んでみようかと思って本屋さんに行ったものの、分厚い専門書を前に完全に心が折れました。「実存主義」「形而上学」…漢字からして意味がわからない。

そんなとき、友人に勧められたのが哲学漫画でした。

ここは今から倫理です。 1

著者: 雨瀬シオリ

高校の倫理教師と生徒たちの物語。ニーチェ、カント、ソクラテスなど様々な哲学者の思想を現代の悩みに適用

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哲学漫画が人生の悩みに効く理由

「漫画で哲学なんて、ちゃんと学べるの?」

実は私も最初はそう思っていました。でも読んでみて気づいたのは、哲学って本来「難しい学問」じゃなくて「人生をどう生きるか」を考えることなんですよね。

哲学漫画のいいところは、難解な概念をストーリーの中で自然に理解できること。「ニーチェの永劫回帰とは」なんて説明されても頭に入らないけど、漫画のキャラクターが悩んで、その考え方に救われる姿を見ると、「あ、そういうことか」ってストンと腑に落ちるんです。

しかも、2000年以上前の哲学者たちが悩んでいたことって、驚くほど今の私たちと同じ。「自分らしく生きるには」「幸せとは何か」「死をどう受け入れるか」。人類は昔から同じことで悩んできたんだなって、ちょっと安心したりもします。

おすすめ哲学漫画5選

1. ここは今から倫理です。 - 現代の悩みに哲学が寄り添う

個人的に一番おすすめしたいのがこの作品。高校の倫理教師・高柳が、様々な悩みを抱える生徒たちと向き合う物語です。

「倫理」って聞くと堅苦しいイメージがあるかもしれないけど、扱われるテーマは「自傷行為」「SNSでの承認欲求」「家族との確執」など、めちゃくちゃ現代的。その悩みに、ニーチェやカント、ソクラテスの思想がそっと寄り添うんです。

印象的だったのは、「死にたい」と思っている生徒に高柳先生がかけた言葉。哲学者の言葉を借りながらも、決して説教くさくない。読んでいて思わず泣いてしまいました。

ドラマ化もされて(山田裕貴さん主演)、累計230万部を突破。全10巻で完結しているので、一気読みもしやすいです。

2. ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。 - 哲学者が現世に降臨!

タイトルが長い!でもこのタイトル、内容をそのまま表しています。京都に住む女子高生・アリサの前に、なんとニーチェが現世に降臨するんです。

しかも降臨するのはニーチェだけじゃない。サルトル、ショーペンハウアー、キルケゴール、ハイデガー、ヤスパース…錚々たる哲学者たちが次々と登場して、アリサの悩みに答えていきます。

この漫画のすごいところは、各哲学者の「キャラ」がしっかり立っていること。ニーチェは情熱的で少し厨二病っぽいし、ショーペンハウアーは厭世的でネガティブ。「この人、本当にこんな感じだったのかも」って想像が膨らむんですよね。

原作は作家・哲学ナビゲーターの原田まりるさんによる小説で、第五回京都本大賞を受賞。哲学に興味を持つ入り口として、本当におすすめです。

3. 方法序説(まんがで読破)- 「我思う、ゆえに我あり」の真意

「我思う、ゆえに我あり」。哲学の授業で一度は聞いたことがある言葉ですよね。でも、その意味を本当に理解している人ってどれくらいいるんでしょう。

実は私、この言葉の意味を長年勘違いしていました。「考えているから存在している」くらいの意味だと思っていたんです。でも「まんがで読破」シリーズでデカルトの『方法序説』を読んで、「あ、全然違った」って衝撃を受けました。

デカルトがこの言葉に至るまでの思考過程、「疑いえないものは何か」を徹底的に突き詰めていく姿勢。それが漫画だとストーリーとして追体験できるんです。194ページでサクッと読めるのもポイント。

まんがで読破シリーズは他にも『ソクラテスの弁明』『ツァラトゥストラはかく語りき』など哲学の名著が揃っているので、気になったものから読んでみるのもおすすめ。

方法序説(まんがで読破)

デカルト原作、バラエティ・アートワークス漫画。まんがで読破シリーズ

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4. マンガでわかる世界の名著 - NHK「100分de名著」から生まれた入門書

NHKの人気番組「100分de名著」。私もたまに見るんですが、あの番組の内容をマンガ化したのがこの本です。

番組では1冊の名著を4週にわたって解説するんですが、そのエッセンスを漫画でギュッと凝縮。哲学だけでなく文学や社会思想の名著も含まれているので、「哲学に限らず、名著全般に興味がある」という人にぴったり。

特にいいなと思ったのは、「なぜこの本が名著と言われているのか」という背景もしっかり描かれていること。単に内容を紹介するだけじゃなく、その本が書かれた時代背景や、現代にどう通じるのかまで解説してくれます。

哲学漫画というより「教養漫画」に近いかもしれないけど、知的好奇心をくすぐられる一冊です。

5. NHK「100分de名著」ブックス サルトル 実存主義とは何か

「実存主義」って言葉、聞いたことはあるけど説明できる?って言われると困りますよね。私もそうでした。

サルトルの「実存主義とは何か」は、まさにその「実存主義って何?」に答えてくれる本。そしてこの「100分de名著」ブックスシリーズは、その名著をとことん分かりやすく解説してくれます。

「人間は自由の刑に処せられている」というサルトルの言葉が、最初は何のことかわからなかったんです。でもこの本を読んで、「自由であることの責任の重さ」を理解したとき、自分の人生の選択に対する見方が変わりました。

「選ばないことも選択である」「他者の視線が自己を形成する」。現代を生きる私たちにとって、サルトルの思想は驚くほど響くものがあります。

哲学漫画を楽しむコツ

私が実践している哲学漫画の楽しみ方を3つ紹介します。

1. 気になった哲学者は深掘りする

漫画で興味を持った哲学者がいたら、その人の他の思想も調べてみる。「ニーチェって他に何を言ってるんだろう」って検索するだけで、どんどん世界が広がります。

2. 自分の悩みと照らし合わせる

「この考え方、今の自分に使えるかも」って視点で読むと、哲学が急に身近になります。漫画の登場人物と自分を重ねて考えてみるのもおすすめ。

3. 友人と語り合う

「この哲学者の考え方、どう思う?」って話すと、意外な気づきがあったりします。哲学って本来、対話から生まれるものだから。

まとめ:漫画から始める哲学の世界

哲学って、生きていくための「道具」なんだと思います。

2000年以上前から、人類は「どう生きるべきか」を考え続けてきた。その知恵が、漫画という形で私たちの手の届くところにある。これってすごいことだと思いませんか?

28歳で「人生の意味がわからない」と悩んでいた私は、哲学漫画を通じて少しだけ答えに近づけた気がします。答えが出たわけじゃない。でも、「答えを探し続けること自体に意味がある」って、ソクラテスも言ってるしね。

「難しそう」と敬遠していた方こそ、ぜひ一冊手に取ってみてください。きっと、自分の人生を考えるきっかけになるはずです。

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この記事のライター

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森田 美優

出版社勤務を経てフリーライターに。小説からビジネス書、漫画まで幅広く読む雑食系読書家。Z世代の視点から現代的な読書の楽しみ方を発信。

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