不動産投資失敗本おすすめ2025!騙される前に読むべき必読書4選

不動産投資失敗本おすすめ2025!騙される前に読むべき必読書4選

「サラリーマンでも不労所得が得られる」「老後の年金代わりになる」——こうした甘い言葉で不動産投資に誘われ、数千万円の借金を背負った人が後を絶たない。

私は編集者として多くのビジネス書を手がけてきたが、不動産投資ほど「成功者の声」と「実態」がかけ離れている分野も珍しい。華やかな成功本が書店に並ぶ一方で、失敗して声を上げられない人がその何倍もいる。これが現実だ。

2020年にマイホームを購入した私自身も、「投資用不動産も持つべきでは」と何度か考えた。しかし、失敗事例を徹底的に調べるうちに、この世界の闇の深さを知った。今回は、その調査で出会った「騙される前に読むべき本」を厳選して紹介する。

やってはいけない不動産投資

朝日新聞記者による徹底取材、業界の闘い手口を暴く

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なぜ「失敗本」から学ぶべきなのか

不動産投資の世界では、成功者より失敗者のほうが圧倒的に多い。しかし、失敗者は声を上げにくい。恥ずかしさ、借金の重圧、「自己責任」という言葉——さまざまな理由で沈黙を強いられる。

一方、成功本を出している人の多くは、不動産会社の関係者か、セミナービジネスで利益を得ている人たちだ。ポジショントークには注意が必要である。

だからこそ、投資を始める前に「どうすれば失敗するのか」を知ることが重要だ。失敗パターンを学べば、同じ轍を踏まずに済む。

不動産投資失敗本を選ぶ3つのポイント

失敗から学ぶための本を選ぶ際は、以下のポイントを押さえてほしい。

1. 著者の立場を確認する

ジャーナリスト、業界経験者、実際の投資家——著者の立場によって視点が異なる。複数の立場からの本を読むことで、多角的な理解が得られる。

2. 具体的な事例が豊富か

抽象的な警告ではなく、「誰が、どのような物件に、いくら投資して、なぜ失敗したか」が具体的に書かれている本を選ぼう。

3. 業界構造の解説があるか

個々の失敗事例だけでなく、なぜそうした失敗が起きやすいのか、業界の構造的な問題まで踏み込んでいる本が理想的だ。

不動産投資失敗本おすすめ:警告・注意喚起系

まずは、投資を始める前に読むべき「警告本」を2冊紹介する。

『やってはいけない不動産投資』——記者の目が暴く業界の闇

やってはいけない不動産投資

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藤田知也著、朝日新聞記者として不動産投資の闇を追ってきた著者による警告の書。スルガ銀行問題をはじめ、業界で実際に起きた事件を取材した一次情報が詰まっている。

『やってはいけない不動産投資』の特徴は、ジャーナリストならではの客観的な視点だ。売る側でも買う側でもない第三者として、業界の構造的な問題を指摘している。新書で手軽に読めるため、不動産投資に興味を持ち始めた人の最初の一冊として最適だ。

『元営業部長だから知っている 不動産投資 騙しの手口』——内部告発者の証言

前田浩司著、不動産会社の元営業部長が業界の内部事情を暴露した一冊。営業現場で実際に使われている「騙しのテクニック」を、内部者の視点から詳細に解説している。

『元営業部長だから知っている 不動産投資 騙しの手口』は、「なぜ多くの人が騙されるのか」という疑問に答えてくれる。心理的なテクニック、都合の良い数字の見せ方、契約を急がせる手法など、知っておくだけで防御力が大幅に上がる内容だ。

不動産投資失敗本おすすめ:失敗事例・体験談系

次に、実際の失敗事例から学べる本を2冊紹介する。

『だから、失敗する!不動産投資【実録ウラ話】』——リアルな失敗談の宝庫

小嶌大介著、不動産コンサルタントとして多くの投資家を見てきた著者が、実際に遭遇した失敗事例を収録した一冊。

『だから、失敗する!不動産投資【実録ウラ話】』には、「こんな失敗があるのか」と驚くような事例が満載だ。サブリース契約の落とし穴、管理会社とのトラブル、物件選びの失敗など、カテゴリー別に整理されているため、自分が陥りやすい失敗パターンを予習できる。

『失敗事例に学ぶ!「不動産投資」成功の教科書』——失敗から成功へのプロセス

ふどうさんぽ著、不動産投資で失敗した人がどのようにリカバリーしたのか、成功に転じたのかまで追った一冊。単なる失敗事例集ではなく、そこからの学びと対策が示されている。

『失敗事例に学ぶ!「不動産投資」成功の教科書』の特徴は、「失敗しても終わりではない」という視点だ。失敗パターンを学ぶだけでなく、万が一失敗した場合のリカバリー方法も知っておきたい人におすすめだ。

よくある不動産投資の失敗パターン3選

本を読む前に、代表的な失敗パターンを把握しておこう。

1. ワンルームマンション投資の罠

「サラリーマンでも始めやすい」と言われるワンルームマンション投資だが、新築ワンルームの多くは購入した瞬間から含み損を抱える。家賃保証(サブリース)があっても、数年後に条件変更されるケースが多い。

2. 融資を使った過剰投資

「他人のお金で資産形成」という言葉に惹かれ、フルローンで物件を購入。空室や修繕費で収支が回らなくなり、借金だけが残るパターン。

3. 業者の言いなりになる

物件選び、管理会社選び、売却タイミング——すべてを業者任せにした結果、業者に有利な取引ばかりさせられる。自分で判断する知識がないまま投資を始めることの危険性だ。

まとめ——失敗は成功の母、ただし他人の失敗で学べ

不動産投資で「失敗から学ぶ」なら、自分の失敗より他人の失敗から学ぶべきだ。数千万円の授業料を払う必要はない。

今回紹介した4冊は、合計しても6,000円程度。この投資で数千万円の損失を防げるなら、安いものだろう。

特に投資を始める前の人には、まず『やってはいけない不動産投資』から読むことをおすすめする。業界の構造を理解した上で、それでも投資したいと思えるかどうか——その判断材料を得てから動いても遅くはない。

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高橋 啓介

大手出版社で書籍編集を10年経験後、独立してブロガーとして活動。科学論文と書籍を融合させた知識発信で注目を集める。

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    出版社勤務を経てフリーライターに。小説からビジネス書、漫画まで幅広く読む雑食系読書家。Z世代の視点から現代的な読書の楽しみ方を発信。
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    京都大学大学院で認知科学を研究する博士課程学生。理系でありながら文学への造詣も深く、科学と文学の交差点で新たな知の可能性を探求。
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    佐々木 健太

    元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。

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