積立投資本おすすめ5選!38歳が実践した教育資金1000万円の作り方

積立投資本おすすめ5選!38歳が実践した教育資金1000万円の作り方

「72の法則」で資産が倍になる年数が分かる

「72の法則」をご存知でしょうか。資産が倍になるまでの年数を「72÷金利(利回り)」で計算できる法則です。年利4%なら18年、年利6%なら12年で資産が倍になります。私がこの法則を知ったとき、教育資金の準備に対する考え方が根本から変わりました。

38歳、2児の父である私には、5歳の長女と2歳の長男がいます。2人の大学資金として合計1000万円を準備したい。貯金だけでは到底間に合わない。そんな悩みを抱えていたときに出会ったのが、積立投資の本でした。

野村アセットマネジメントのデータによると、元本100万円を年利4%で30年運用した場合、単利と複利では約104万円もの差がつくそうです。複利の力を味方につければ、教育資金の準備は決して難しくありません。

今回は、私が実際に読んで実践した積立投資本を5冊ご紹介します。

【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術

著者: 山崎元水瀬ケンイチ

シリーズ累計7万2000部のベストセラー。新NISAに完全対応した最新版

¥869(記事作成時の価格です)

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なぜ積立投資で教育資金を準備すべきなのか

30年積立なら「全ての開始年でプラス」という驚きのデータ

野村證券の調査によると、配当込みTOPIXに毎月5万円ずつ30年間積立投資した場合、1989年以降の全ての開始年においてプラスの結果が出ています。一方、5年積立では32回中12回がマイナス、10年積立では27回中11回がマイナスでした。

このデータが示すのは、長期積立の圧倒的な安定性です。教育資金の準備期間は子供が生まれてから大学入学まで約18年。この期間を活かせば、積立投資は非常に有効な手段となります。

教育費の現実:大学まで1000万円以上

文部科学省の「子供の学習費調査」によると、幼稚園から高校まで全て公立でも約574万円、大学(私立文系)を含めると約1000万円が必要です。私立を選べば2000万円を超えることも珍しくありません。

この金額を貯金だけで準備するのは、正直なところ厳しい。月5万円を18年間貯めても1080万円。しかし、同じ金額を年利5%で積立投資すれば約1740万円になります。この差額660万円が、複利の力です。

積立投資本おすすめ5選:教育資金を確実に作る

1. 投資初心者なら「ほったらかし投資術」

『【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術』は、経済評論家の山崎元氏と投資ブロガーの水瀬ケンイチ氏による共著です。シリーズ累計7万2000部を超えるベストセラーで、2024年スタートの新NISAにも完全対応しています。

この本の魅力は、「何をすればいいか」が極めてシンプルに書かれていること。結論は「低コストの全世界株式インデックスファンドを買って持ち続ける」。これだけです。

実践のポイント

  • 投資先は全世界株式インデックスファンド1本
  • 信託報酬は0.1%以下のものを選ぶ
  • 新NISAのつみたて投資枠を最大限活用
  • 相場を見ない、売らない、積立額を変えない

私はこの本を読んで、投資に対する「難しい」というイメージが完全に払拭されました。

【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術

著者: 山崎元水瀬ケンイチ

シリーズ累計7万2000部のベストセラー。新NISAに完全対応した最新版

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2. 論理的に理解したいなら「普通の人が資産運用で99点をとる方法」

『普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方』は、ソフトウェアエンジニアのHayato Ito氏による著書です。2020年に公開されたウェブ記事が300万PVを超え、はてなブックマークで年間1位を獲得。その内容を全面書き下ろしで書籍化したものです。

エンジニア的な思考で資産運用を解説しているのが特徴で、「やるべきこと」は年に30分で完結すると明言しています。投資に時間をかけたくない人、論理的に納得してから行動したい人に最適です。

この本から学んだこと

  • 投資は「最適化問題」として考える
  • 複雑なことをする必要はない
  • 市場平均に乗ることが最も合理的
  • 時間をかけても成績は上がらない

外資系コンサルタント出身の私にとって、このロジカルなアプローチは非常に腑に落ちました。

普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方

300万人が読んだ人気記事が書籍化。年に30分で完結する資産運用術

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3. 投資の本質を学ぶなら「敗者のゲーム」

『敗者のゲーム[原著第8版]』は、チャールズ・エリス氏による世界100万部の超ロングセラーです。「なぜ資産運用に勝てないのか」という問いに、明確な答えを示しています。

エリス氏は、投資を「敗者のゲーム」と表現します。テニスの試合でアマチュアは「勝つ」のではなく「負けない」プレーをすることが重要なように、投資でも「負けない」戦略が最も有効だというのです。

敗者のゲームの核心

  • プロが勝てないのだから、アマチュアはなおさら
  • インデックス運用が最も合理的
  • コストを最小限に抑えることが重要
  • 長期投資で市場に居続けること

この本を読んで、私は「アクティブファンドに投資する理由がない」と確信しました。

敗者のゲーム[原著第8版]

著者: チャールズ・エリス

世界100万部の超ロングセラー。資産運用の常識を変えた伝説の一冊

¥1,870(記事作成時の価格です)

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4. インデックス投資の原点を知るなら「インデックス投資は勝者のゲーム」

『インデックス投資は勝者のゲーム』は、バンガード・グループ創業者のジョン・C・ボーグル氏による名著です。インデックスファンドを世界で初めて個人投資家向けに販売した「インデックスの父」が、その哲学を語っています。

ボーグル氏の主張は一貫しています。「コストこそが投資リターンを決める最大の要因である」。アクティブファンドの高い手数料は、長期的に見ると投資家のリターンを大きく蝕むのです。

この本から学んだこと

  • インデックスファンドは「負けない」ための最良の選択
  • 低コストにこだわることの重要性
  • 長期投資の威力は複利効果で増幅される
  • シンプルな戦略が最も強い

投資の原点を知りたい人には必読の一冊です。

インデックス投資は勝者のゲーム

バンガード・グループ創業者による投資の名著。インデックスの父の哲学

¥1,980(記事作成時の価格です)

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5. 実践者の体験から学ぶなら「お金は寝かせて増やしなさい」

『改訂版 お金は寝かせて増やしなさい』は、個人投資家の水瀬ケンイチ氏による実践記です。著者は20年以上にわたってインデックス投資を続け、資産が1億円を超える「億り人」となりました。

この本の魅力は、理論だけでなく「涙と苦労の実践記」が含まれていること。リーマンショック、東日本大震災、コロナショックなど、数々の暴落を乗り越えた体験談は、これから投資を始める人の心の支えになります。

水瀬氏の投資哲学

  • 暴落時こそ積立を続ける
  • 相場を予測しようとしない
  • 投資は「退屈」であるべき
  • 時間を味方につける

2024年の改訂版では新NISAに対応し、最新の投資環境に合わせた内容になっています。

改訂版 お金は寝かせて増やしなさい

著者の資産が1億円超え。20年の実践記と新NISA対応の最新版

¥1,760(記事作成時の価格です)

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教育資金1000万円を作る具体的なプラン

私が実践している教育資金の積立プランをご紹介します。これは『ほったらかし投資術』と『99点をとる方法』を参考に設計しました。

前提条件

  • 長女(5歳):13年後に大学入学
  • 長男(2歳):16年後に大学入学
  • 目標:1人500万円ずつ、合計1000万円

具体的な積立プラン

子供月額期間想定利回り予想資産額
長女3万円13年5%約640万円
長男2.5万円16年5%約720万円

新NISAのつみたて投資枠(年間120万円)を活用すれば、運用益は非課税。これが大きなアドバンテージになります。

投資先の選定

私が選んだのは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。信託報酬は0.05775%と業界最低水準。『ほったらかし投資術』でも推奨されている商品です。

選んだ理由

  • 世界中の株式に分散投資
  • 信託報酬が極めて低い
  • 純資産額が大きく安定している
  • 新NISAつみたて投資枠の対象

NISAを活用した投資の詳細については、NISA本おすすめ2025!新NISAで老後資金2000万円を作る厳選10冊も参考にしてください。

積立投資を成功させる3つの鉄則

5冊の本から学んだ、積立投資を成功させるための鉄則をまとめます。

鉄則1:相場を見ない

『敗者のゲーム』で強調されているのは、「市場に居続けること」の重要性です。相場を見ると、つい「売りたい」「買い増したい」という感情が湧いてきます。しかし、そのタイミングで行動すると、多くの場合は失敗します。

私は証券会社のアプリを削除しました。月に1回、積立の状況を確認するだけ。これで余計な感情に振り回されることがなくなりました。

鉄則2:暴落時こそ続ける

『お金は寝かせて増やしなさい』で水瀬氏が繰り返し強調しているのは、「暴落時こそ積立を続ける」ということです。株価が下がれば、同じ金額でより多くの口数を買えます。これが「ドルコスト平均法」の威力です。

私も2020年のコロナショック時に積立を続けました。あのとき売っていたら、今の資産は半分以下だったでしょう。

鉄則3:コストにこだわる

『インデックス投資は勝者のゲーム』でボーグル氏が説くように、コストは投資リターンに直結します。信託報酬が1%違えば、30年後には資産額に大きな差がつきます。

信託報酬の違いによる30年後の差(月3万円積立、年利5%の場合)

  • 信託報酬0.1%:約2,460万円
  • 信託報酬1.0%:約2,080万円
  • 差額:約380万円

たった0.9%の差が、380万円もの違いを生むのです。

子供への金融教育も忘れずに

積立投資で教育資金を準備するだけでなく、子供自身に金融リテラシーを身につけさせることも重要です。子供のお金教育に効く絶対読むべき3冊と年齢別実践法では、年齢に応じた金融教育の方法を解説しています。

まとめ:複利の力を味方につけて教育資金を準備する

積立投資の本から学んだ最大の教訓は、「時間を味方につける」ことです。72の法則が示すように、年利4%で18年運用すれば資産は倍になります。子供が生まれたその日から積立を始めれば、大学入学時には十分な資金が準備できます。

今回ご紹介した5冊は、いずれも「シンプルに、長く、続ける」という共通のメッセージを持っています。複雑なことをする必要はありません。低コストのインデックスファンドを選び、淡々と積み立てる。それだけで、教育資金1000万円は決して夢ではないのです。

まずは1冊から始めてみてください。投資への不安が、確信に変わる瞬間が必ず訪れます。

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佐々木 健太

元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。

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