料理本おすすめ5選!ズボラ女子でも続く時短&節約レシピで月2万円の食費削減
「仕事終わりに料理なんて無理」「レシピ本買っても結局作らない」——そんな経験、ありませんか?
実は私もつい1年前まで、コンビニ弁当と外食で月5万円以上の食費を使っていました。NISAを始めて「投資額を増やしたいなら、まず食費を削るしかない」と気づいたものの、料理への苦手意識は相当なもの。最初に買った料理本は、工程が多すぎて1品も作らないまま本棚の肥やしになりました。
でも今は違います。月の食費は2.5万円程度。しかも、毎日コンビニ弁当を食べていた頃より、明らかに体調がいいんです。
その変化をもたらしてくれたのが、今回紹介する5冊の料理本でした。どれも「料理が苦手」「時間がない」「面倒くさい」という私のような人間でも続けられる、本当に使える本ばかりです。
なぜ自炊は挫折するのか?料理本選びの失敗パターン
料理本を買っても続かない理由、心当たりがある方も多いのではないでしょうか。私が最初に失敗した原因は、明らかに「本の選び方」を間違えていたことでした。
失敗パターン1:工程が多すぎる本を選んでしまう
「本格的に作りたい」という気持ちから、料理研究家の本を選んでしまいがちです。でも、料理経験が少ない状態で「①玉ねぎをみじん切りにする②弱火で10分炒める③小麦粉を入れてダマにならないよう混ぜる…」と10工程以上あるレシピを見ると、読んだだけで疲れてしまいます。
失敗パターン2:珍しい調味料を要求される
「カルダモン」「五香粉」「ナンプラー」——おしゃれなレシピ本によく出てくる調味料です。1回のレシピのためにわざわざ買っても、その後使い道がなくて冷蔵庫の奥で眠ることに。私の家には、3年前に買ったカルダモンがまだあります(使用回数:1回)。
失敗パターン3:「15分」と書いてあるのに実際は30分かかる
レシピに書いてある調理時間は、プロの料理家が慣れた手つきで作った場合の時間です。野菜を切るのに時間がかかる初心者にとって、「15分レシピ」が30分以上かかるのは当たり前。この「思ってたより時間かかる」という落胆が、モチベーションを削いでいきます。
総務省の家計調査(2023年)によると、34歳以下の単身勤労者世帯の食費の平均は月額43,650円。外食費だけで13,586円を占めています。自炊に切り替えれば節約できることは明らかなのに、なぜ多くの人が挫折してしまうのか。
答えはシンプルです。「自分に合った本を選べていないから」。
では、どんな料理本なら続けられるのか。私が実際に使い倒した5冊を紹介します。
料理本おすすめ5選!ズボラでも続く時短レシピ本
1. 電子レンジ調理の最強本『syunkonカフェごはん レンジでもっと! 絶品レシピ』
私が最初に手に取って「これなら作れる!」と思えた本が、山本ゆりさんの『syunkonカフェごはん レンジでもっと! 絶品レシピ』です。
この本のすごいところは、「火を使わない」という一点に徹底しているところです。材料を耐熱容器に入れて、レンジでチンするだけ。フライパンを洗う必要がないので、後片付けも楽。しかも価格が858円と、気軽に試せるのも嬉しいポイントでした。
最初に作ったのは「レンジで作るペペロンチーノ」。パスタを折って耐熱容器に入れ、具材と調味料を入れてチンするだけなのに、ちゃんと美味しい。この成功体験が、「私でも料理できるかも」という自信につながりました。
山本ゆりさんの文章は、ブログのような親しみやすさがあって読んでいて楽しいんです。「失敗しても大丈夫」という雰囲気が伝わってきて、料理への苦手意識がある人でも気負わずに始められます。
2. 料理の基礎が身につく『リュウジ式至高のレシピ』
レンジ調理に慣れてきたら、次に挑戦したいのがリュウジさんの『リュウジ式至高のレシピ 人生でいちばん美味しい! 基本の100品』です。
「ズボラ飯」とは一見対極にあるように見えるこの本ですが、実は「料理の正解」がわかるようになるという意味で、結果的に時短につながります。
たとえば「肉野菜炒め」。なんとなく作ると、野菜がべちゃっとしたり、肉が固くなったりしますよね。この本では「野菜は先に炒めてから取り出す」「肉は強火でさっと焼く」といった、美味しく作るためのコツが写真付きで丁寧に解説されています。
一度「正解」を知ってしまえば、レシピを見なくても作れるようになる。その結果、調理時間も短縮されるんです。私は唐揚げとチャーハンのレシピを完全に覚えて、今では15分で作れるようになりました。
3. 究極のズボラ飯『宇宙一ずぼら絶品めし』
「包丁を使いたくない」「洗い物を最小限にしたい」——そんな日のための救世主が、だれウマさんの『宇宙一ずぼら絶品めし』です。
この本の魅力は、「楽をすること」に全力を注いでいる点です。「材料は最大5つ」「包丁はなるべく使わない」「ワンパン・ワンボウル調理」——料理が面倒な理由をすべて排除したレシピが並んでいます。
私のお気に入りは「悪魔のカルボナーラうどん」。冷凍うどんを使うので麺を茹でる必要がなく、フライパンひとつで完結します。疲れて帰ってきた日でも「これなら作れる」と思える、まさに救世主のような一冊です。
4. 時短×節約の最強本『Mizukiの簡単*時短CAFEレシピ』
節約を意識するなら、Mizukiさんの『Mizukiの簡単*時短CAFEレシピ』もおすすめです。
月間300万アクセスの人気ブログ「奇跡のキッチン」から生まれた248品を収録。定番おかずからスイーツまで、時短・簡単レシピが満載。
¥1,078(記事作成時の価格です)
amazon.co.jp
Amazonで見る「食材は3つまで」「調味料は3つまで」というルールで作られたレシピは、買い物も調理も迷わずに済みます。しかも10〜15分で完成するものがほとんど。
特に「鶏むね肉のマヨポン焼き」は、安い鶏むね肉が驚くほど柔らかくジューシーに仕上がるレシピです。材料費を抑えながら、満足度の高い食事が作れるので、節約志向の方には本当におすすめ。
私はこの本のおかげで、「安い食材=美味しくない」という思い込みが完全に覆りました。
5. 手間を極限まで省く『世界一ラクチンなのに超美味しい! 魔法のてぬきごはん』
最後に紹介するのは、てぬキッチンさんの『世界一ラクチンなのに超美味しい! 魔法のてぬきごはん』です。
「てぬき」というネーミングが最高ですよね。ポリ袋で材料を混ぜてそのまま調理したり、トースターで放置するだけのレシピだったり、「こんな手抜きでいいの?」と思うほど簡単なのに、ちゃんと美味しい。
料理へのハードルを極限まで下げてくれる本なので、「とにかく何でもいいから自炊を始めたい」という方に最適です。
料理本を使い倒すための3つのコツ
せっかく良い本を買っても、使い方次第では宝の持ち腐れになってしまいます。私が実践している「料理本を使い倒すコツ」を3つ紹介します。
コツ1:最初の1週間は同じレシピを作り続ける
新しい本を買うと、あれもこれも作りたくなりますよね。でも最初は、1つのレシピを1週間作り続けることをおすすめします。
理由は簡単。「レシピを見なくても作れる」状態になるまで繰り返すことで、その料理が自分のレパートリーとして定着するからです。私は最初の1ヶ月で3品だけ覚えましたが、それだけでも「今日は何を作ろう」という迷いが減って、自炊のハードルがぐっと下がりました。
コツ2:材料はスーパーの特売品から逆算する
レシピに忠実に材料を揃えようとすると、意外と高くつきます。私は逆に、スーパーの特売品をチェックしてから「この食材で作れるレシピ」を探すようにしています。
たとえば鶏むね肉が安ければ、『Mizukiの簡単*時短CAFEレシピ』から鶏むね肉のレシピを探す。キャベツが安ければ、『リュウジ式至高のレシピ』の回鍋肉を作る。これだけで、食費が大幅に節約できます。
農林水産省の試算によると、3食すべてを外食からすべて自炊に切り替えると、月額約28,000円の節約になるそうです。私の場合、完全自炊ではなく週の半分程度の自炊でも、月2万円以上の節約につながっています。
コツ3:「作らない日」を許容する
実は、節約を成功させる一番のコツは「完璧を目指さないこと」かもしれません。疲れた日は無理に作らず、カップ麺でも冷凍食品でもOK。「週に3回自炊できたら上出来」くらいの気持ちでいると、長続きします。
私も今でも、週末は外食することが多いです。でも平日に3〜4回自炊するだけで、月の食費は確実に減ります。何より、「自炊しなきゃ」というストレスがなくなったことで、料理を楽しめるようになりました。
実は節約が続かない原因は意志力ではなく環境設計にあるという話を以前書きましたが、料理でも同じことが言えます。「頑張って料理しよう」ではなく、「頑張らなくても料理できる仕組み」を作ることが大切なんです。
自炊を続けるための具体的なアクションプラン
ここまで読んで「よし、自炊始めよう」と思った方に、具体的なアクションプランを提案します。
1週目:レンジ調理から始める
まずは『syunkonカフェごはん レンジでもっと!』から1品選んで作ってみてください。火を使わないので失敗しにくく、成功体験を積みやすいです。
2週目:同じレシピを繰り返す
最初に作った料理を、1週間毎日作ります。「またこれ?」と思うかもしれませんが、レシピを見なくても作れるようになることが目標です。
3週目:レパートリーを1つ増やす
2品目に挑戦します。『宇宙一ずぼら絶品めし』から、包丁を使わないレシピを選ぶと挫折しにくいです。
4週目以降:少しずつレベルアップ
ここまで来れば、自炊の習慣がついているはず。『リュウジ式至高のレシピ』で「ちゃんとした料理」に挑戦したり、『Mizukiの簡単*時短CAFEレシピ』で節約レシピを増やしたり、自分のペースで楽しんでください。
まとめ:料理本選びで自炊のハードルは劇的に下がる
料理が続かない最大の理由は「本の選び方」を間違えていること。自分に合った本を選べば、誰でも自炊は続けられます。
今回紹介した5冊は、どれも「料理が苦手」「時間がない」「面倒くさい」という人でも使い続けられる本ばかり。最初の1冊は858円の『syunkonカフェごはん レンジでもっと!』をおすすめします。失敗しにくい価格帯で、成功体験を積むのに最適です。
私はこの5冊のおかげで、月5万円だった食費を2.5万円に削減できました。浮いた2.5万円は、毎月NISAの積立額に上乗せしています。1年続ければ30万円の差。これが10年、20年と続けば、複利の力でとんでもない差になります。
料理は「頑張るもの」じゃなくて、「楽しむもの」。自分に合った料理本を見つけて、無理なく自炊生活を始めてみてください。




