クリスマス絵本おすすめ10選!2児の父が選ぶ家族の思い出を作る名作
「読み聞かせをすると、語彙力が3倍伸びる」
38歳、5歳の娘と2歳の息子を持つ私がこのデータを知ったのは、長女が生まれた頃でした。東北大学の川島隆太教授の研究によると、読み聞かせをされた子は、されていない子と比べて3倍相当の語彙の伸びがみられたそうです。
文部科学省の全国学力・学習状況調査でも、読み聞かせを積極的に行った家庭の子どもは、学力テストの平均正答率が高いという結果が出ています。しかも国語だけでなく、算数・数学の正答率も高くなることがわかっています。
我が家ではクリスマスシーズンになると、毎晩1冊ずつ絵本を読む「アドベント読み聞かせ」を実践しています。今回は、5年間で読み聞かせてきた中から、特におすすめのクリスマス絵本10冊を年齢別にご紹介します。
0〜2歳におすすめのクリスマス絵本3選
1. はじめてのクリスマス絵本に:『ノンタン!サンタクロースだよ』
幅広い世代から愛されるロングセラー『ノンタン』シリーズのクリスマス編です。うさぎサンタやくまサンタなど、いろいろな動物のサンタクロースが登場するのが特徴。
2歳の息子は「ねこサンタさんは?」と毎回聞いてきます。繰り返しの言葉とリズムが心地よく、まだ言葉がうまく話せない子でも楽しめます。親世代も自分の子ども時代を懐かしみながら読めるのも魅力です。
2. クリスマスの意味を伝える:『クリスマスってなあに』
ミッフィーの作者、ディック・ブルーナによるクリスマス絵本の定番です。星にみちびかれて旅をする東方の3博士、イエス・キリストの誕生の物語を通じて、クリスマスの本当の意味を子どもにやさしく伝えてくれます。
シンプルな線と色使いなので、0歳の赤ちゃんでも楽しめます。「なぜサンタさんが来るの?」という質問に答えるための土台にもなる一冊です。
3. しかけで楽しむ:『まどから おくりもの』
五味太郎さんのしかけ絵本の名作です。窓から見える姿と、ページをめくった実際の姿が違う!という仕掛けが子どもたちを夢中にさせます。
1983年から読み継がれているロングセラー。娘が2歳の頃、何度も「もう1回!」とせがまれたのを覚えています。子どもが自分でページをめくりたがるので、主体的に絵本に参加できるのも良いところです。
3〜5歳におすすめのクリスマス絵本4選
4. 細部まで楽しい:『100にんのサンタクロース』
100人のサンタクロースが住む町で、1年かけてクリスマスの準備をする様子を描いた絵本です。サンタの持ち物や服装には100人分の個性があり、表紙を眺めているだけでも楽しくなってきます。
5歳の娘のお気に入りは「眼鏡をかけたサンタさん」と「赤いスニーカーのサンタさん」。何度読んでも新しい発見があるので、クリスマスまでの期間、繰り返し楽しめます。
5. 働く車×クリスマス:『おたすけこびとのクリスマス』
大人気「おたすけこびと」シリーズのクリスマス編。サンタクロースが電話をかけ、働く車をそろえたこびとたちがプレゼント配りを手伝う、という斬新な設定です。
乗り物好きな子どもにはたまらない一冊。クレーン車やフォークリフトがクリスマスの夜に活躍する姿に、2歳の息子も目を輝かせています。
6. 心温まる物語:『よるくまクリスマスのまえのよる』
「サンタさん、本当に来てくれるかな?」と不安に思う「ぼく」のもとに、夜みたいに黒いくまの子・よるくまがやってくる物語です。酒井駒子さんの優しいタッチの絵が、子どもの繊細な心に寄り添います。
クリスマス前夜に読むのがおすすめ。娘が「サンタさん来るかな?」と心配しているときに読むと、安心して眠れるようになりました。寝る前の読み聞かせにぴったりです。
7. 国民的絵本のクリスマス編:『ぐりとぐらのおきゃくさま』
1967年から読み継がれている『ぐりとぐら』シリーズのクリスマス編です。雪の日、森で見つけた大きな足跡をたどっていくと……。最後に登場する大きなケーキに、子どもたちの目が輝きます。
「ぐり」と「ぐら」という名前のリズムが心地よく、読み聞かせをしていると自然と声が弾みます。1967年の発売以来、世代を超えて愛されている理由がわかる一冊です。
5歳以上におすすめのクリスマス絵本3選
8. サンタの秘密がわかる:『サンタクロースと小人たち』
サンタクロースはどんな所に住んで、どんな暮らしをしているの?この素朴な疑問に、サンタと同じ国(フィンランド)に住む作家マウリ・クンナスが答えてくれます。
1981年の発売以来、26の言語に翻訳されて世界中で愛されている絵本。サンタの1年間の生活が詳しく描かれているので、「サンタさんって普段何してるの?」という質問に答えられるようになります。5歳の娘は「サンタさんの家に行ってみたい」と言い出しました。
9. 詩的な美しさ:『クリスマスのまえのばん』
1822年にクレメント・クラーク・ムアが書いた詩に、ターシャ・テューダーが美しい絵を添えた名作です。日本図書館協会選定図書にも選ばれています。
詩の韻を踏んだリズムが心地よく、読み聞かせをしていると自然と声が落ち着いてきます。クリスマスイブの夜、静かに読みたい一冊。ターシャ・テューダーの絵は大人が見ても美しく、親子で一緒に楽しめます。
10. 分け合う喜びを学ぶ:『おおきいツリー ちいさいツリー』
ウィロビーさんのおやしきに届いた大きな大きなツリー。大きすぎて先っぽを切ると、その切れ端が次の人へ……。どんどん小さくなりながらも、みんなを幸せにしていくクリスマス・ストーリーです。
1963年にアメリカで刊行されて以来、長く愛されている絵本。「分け合うことで幸せが広がる」というメッセージが、クリスマスの精神を自然と教えてくれます。
家族でクリスマス絵本を楽しむ3つの法則
法則1:アドベント読み聞かせを実践する
12月1日から毎日1冊ずつ読み聞かせをする「アドベント読み聞かせ」がおすすめです。クリスマスまでの24日間を、絵本と一緒にカウントダウン。
楽天ママ割の調査によると、8割以上の家庭で絵本の読み聞かせが行われていますが、毎日続けている家庭は少数派。クリスマスシーズンをきっかけに習慣化すると、その後も続けやすくなります。
我が家では寝る前の10分を「絵本タイム」にしています。短い絵本なら2〜3冊読めますし、子どもたちも「今日は何を読む?」と楽しみにしています。
法則2:年齢に合った絵本を選ぶ
ベネッセと東京大学の共同調査によると、約50%の子どもの読書時間が0分という結果が出ています。読書習慣を身につけるには、年齢に合った絵本選びが重要です。
0〜2歳向け
- 短い文章と繰り返しのリズム
- カラフルではっきりした絵
- しかけ絵本も効果的
3〜5歳向け
- ストーリーのある物語
- 細部まで楽しめる絵
- 登場人物への共感
5歳以上向け
- 長めの物語に挑戦
- テーマ性のある内容
- 詩的な表現も理解できる
法則3:対話を生む読み聞かせをする
読み聞かせは一方的に読むだけでなく、対話を取り入れると効果が高まります。香港大学の研究では、読み聞かせ時間が多いほど、母親の子育てストレスも低下することがわかっています。
私が実践している対話のポイントは3つ。
- 問いかけを入れる:「サンタさんは何を持ってきたかな?」「このあとどうなると思う?」
- 子どもの言葉を待つ:急いで読み進めず、子どもが考える時間を確保
- 感想を共有する:「パパはこのシーン好きだな」と自分の感想も伝える
まとめ:家族の思い出は絵本から始まる
読み聞かせには、語彙力の向上、学力アップ、親子の絆を深めるなど、多くの効果があることがわかっています。特にクリスマスシーズンは、家族で絵本を楽しむ絶好の機会です。
今回紹介した10冊の中で、まず1冊選ぶなら『100にんのサンタクロース』をおすすめします。何度読んでも新しい発見があり、家族で「このサンタさん見つけた!」と盛り上がれます。0〜2歳のお子さんなら『ノンタン!サンタクロースだよ』から始めてみてください。
測定できるものは改善できる。まずは今年のクリスマスから、毎晩1冊の読み聞かせを始めてみてはいかがでしょうか。
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