女性リーダー本おすすめ5選!28歳で最年少マネージャーになった私の読書法

女性リーダー本おすすめ5選!28歳で最年少マネージャーになった私の読書法

「君、来月からチームリーダーね」

上司からそう言われた瞬間、嬉しさより先に「え、私なんかが?」という気持ちが湧いてきました。28歳、出版社を辞めてフリーライターになったばかり。でも、ある編集プロジェクトでチームをまとめることになったんです。

帝国データバンクの2024年調査によると、女性管理職比率の平均は10.9%。調査開始後、初めて10%台に乗りました。でも裏を返せば、まだ9割近くが男性なんですよね。

そんな中で「リーダーになって」と言われても、正直どうすればいいかわからない。周りに女性リーダーのロールモデルもいない。そんな私を救ってくれたのが、今回紹介する5冊の本でした。

なぜ「私なんかが」と思ってしまうのか

インポスター症候群という名前がついていた

「私には無理」「運が良かっただけ」「いつかバレる」

こんなふうに思ったこと、ありませんか?実はこれ、「インポスター症候群」という名前がついている心理状態なんです。1978年に心理学者のクランスとアイムスが研究で明らかにしました。

「インポスター」は英語で「詐欺師」という意味。周りから評価されても「本当の自分はそんなに優秀じゃない」「他の人を騙しているのでは」と思い込んでしまう状態のことです。

マイナビキャリアリサーチLabの調査では、「自分に能力がない」「自信がない」と回答する割合は女性の方が男性より多かったそう。特に男性が多い職場では、女性がこの症状に陥りやすいんです。

面白いデータがあるんです

同じ調査で、20代女性の72.4%が「30代までに管理職になりたい」と答えています。男性は60.2%なので、実は女性の方が早くキャリアアップしたいと思っているんですよね。

つまり、「リーダーになりたくない」んじゃなくて、「なりたいけど自信がない」という状態。これ、すごく共感します。

女性リーダー本おすすめ5選

1. 大きなキャリアビジョンを持ちたい人へ:『LEAN IN』

Facebook(現Meta)のCOOシェリル・サンドバーグさんが書いた『LEAN IN』は、世界中の女性に影響を与えたベストセラー。タイトルの「リーン・イン」は「一歩前に踏み出す」という意味です。

この本で一番印象に残っているのは「席に座る」というエピソード。会議で女性は後ろの席や端の席に座りがちだけど、「テーブルに着きなさい」と。最初は「そんな些細なこと?」と思ったけど、実際にやってみると、発言する機会が増えたんですよね。

もう一つ刺さったのが「完璧を待つな」というメッセージ。男性は6割の準備で手を挙げるけど、女性は10割準備できないと動けない、という話。これ、まさに私でした。

2. チームをまとめる力をつけたい人へ:『一生使える「女性リーダー」の教科書』

山本幸美さんの『一生使える「女性リーダー」の教科書』は、私の「リーダー像」を変えてくれた一冊です。

「管理・命令型のリーダーシップでは人は動かない」という冒頭の一文にハッとしました。私が無意識に想像していた「リーダー」って、強くて、声が大きくて、みんなを引っ張っていく人。でもこの本では「サーバント・リーダーシップ」、つまり「支える・育てるリーダーシップ」を提案しています。

「ついていきたい」と思われるリーダーになるには、命令ではなく共感。これなら私にもできるかも、と思えました。

3. 管理職の基本を学びたい人へ:『女性管理職の教科書』

小川由佳さんの『女性管理職の教科書』は、「そもそも管理職って何をすればいいの?」という疑問に答えてくれる本です。

著者の小川さんは、会社で初の女性マネージャーになった経験を持つ方。だからこそ、「女性だから」直面する悩みをよく理解してくれています。

この本で学んだのは「完璧じゃなくていい」ということ。リーダーだからって全部できる必要はない。得意なことは自分でやり、苦手なことは得意な人に任せる。そんな当たり前のことに気づかせてくれました。

4. 自分らしいスタイルを見つけたい人へ:『自分らしいリーダーシップの育て方』

同じく小川由佳さんの『自分らしいリーダーシップの育て方』は、「リーダーシップは一部の人だけのものじゃない」という考え方を教えてくれます。

この本の核心は「100人いれば100人のリーダーシップの形がある」ということ。強いリーダーだけがリーダーじゃない。聴くのが得意な人、調整が得意な人、アイデアを出すのが得意な人。それぞれの強みを活かしたリーダーシップがあるんです。

特に「巻き込み力」の章が参考になりました。一人で頑張るんじゃなくて、周りを巻き込んで一緒に進む。それが今の時代のリーダーシップなんだと実感しています。

5. リーダーになる不安を解消したい人へ:『はじめてリーダーになる女性のための教科書』

深谷百合子さんの『はじめてリーダーになる女性のための教科書』は、2024年6月に出版された最新刊。タイトル通り、「はじめて」の不安に寄り添ってくれる本です。

著者の深谷さんは、シャープ亀山工場で初の女性管理職になった方。40名の男性部下を抱えた経験があるそう。その実体験に基づいたアドバイスは、とても具体的で実践しやすいものばかりです。

「不安があるのは当たり前」「最初から完璧なリーダーはいない」。そんな言葉に何度も救われました。

若手女性リーダー成功の3つの心得

5冊を読んで、私なりに見えてきた成功法則をまとめます。

心得1:インポスター症候群を「知る」だけで楽になる

「私なんかが」という気持ちに名前がついていると知るだけで、少し楽になりました。これは私だけの問題じゃない。多くの女性が経験していることなんだ、と。

実践しているのは「成功日記」をつけること。小さなことでもいいから、うまくいったことを記録する習慣です。「企画が通った」「メンバーに感謝された」「締め切りに間に合った」。読み返すと、自分でも気づかなかった成長が見えてきます。

心得2:男性リーダーの真似をしない

最初は「強いリーダー」を演じようとして、失敗しました。声を大きくしたり、強気な態度を取ったり。でも全然うまくいかなかった。

『LEAN IN』にも書いてあるけど、女性が男性と同じように振る舞うと「感じが悪い」と思われることがある。だったら、自分らしいスタイルを見つけた方がいい。

私の場合は「聴くリーダーシップ」。メンバーの話をじっくり聴いて、一緒に解決策を考える。それが私に合ったスタイルでした。

心得3:「見える場所に立つ」勇気を持つ

これは『LEAN IN』の教えですが、意識的に「前に出る」ことを心がけています。

会議では前の方の席に座る。発言の機会があれば手を挙げる。完璧じゃなくても、まず行動する。

最初は怖かったけど、やってみると意外となんとかなる。むしろ「積極的だね」と評価されることが増えました。

まとめ:自分らしいリーダーシップを見つけよう

厚生労働省の調査によると、女性管理職比率は課長相当職で12.0%、係長相当職で19.5%。少しずつ増えてはいるけど、まだまだこれから。

だからこそ、若い世代の私たちがリーダーになる意味があると思うんです。「女性だから」という理由で躊躇するのはもったいない。

今回紹介した5冊の中で、まず1冊選ぶなら『LEAN IN』をおすすめします。グローバルな視点で、女性がキャリアで直面する課題と乗り越え方を学べます。文庫版なら持ち運びにも便利。

「私なんかが」と思ったら、それはインポスター症候群かもしれません。でも大丈夫。その不安を感じている時点で、あなたには成長する力がある。一緒に一歩前に踏み出しましょう。

リーダーシップ全般について学びたい方は、リーダーシップ本おすすめ30選もあわせてチェックしてみてください。男女問わず使えるリーダーシップの原則がまとまっています。

この記事のライター

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森田 美優

出版社勤務を経てフリーライターに。小説からビジネス書、漫画まで幅広く読む雑食系読書家。Z世代の視点から現代的な読書の楽しみ方を発信。

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