レビュー
「倫理を教える高校教師と、生徒たちの物語」。哲学的問いかけが心に刺さる異色の漫画。
主人公の高柳は、淡々とした口調で倫理を教える高校教師。自殺願望を持つ生徒、家庭環境に問題がある生徒。様々な悩みを抱える若者たちと向き合っていく。
「なぜ人を殺してはいけないのか」「幸福とは何か」。倫理学の問いが、現代の高校生の悩みと結びつく。難しい哲学が、身近な問題として感じられる。
説教臭くないのがいい。高柳は答えを押し付けない。生徒たちに考えるきっかけを与えるだけ。読者も一緒に考えさせられる。
ドラマ化された話題作。学校を舞台にした漫画だが、大人にこそ読んでほしい。生き方を問い直すきっかけになる。