子供のリーダーシップ漫画おすすめ7選!仲間を導く力を育てる名作ガイド
「パパ、リーダーって何?」
6歳の娘が、幼稚園の帰りにそう聞いてきました。どうやら、クラスで「お当番リーダー」を決めることになったらしい。
外資系コンサル時代、私はプロジェクトリーダーとして数十人のチームを率いた経験があります。しかし、6歳の娘にリーダーシップを説明するのは、想像以上に難しかった。
「みんなをまとめる人だよ」と答えたものの、娘は「まとめるって何?」と首をかしげるばかり。
発達心理学の研究によると、子供のリーダーシップは「支配型」ではなく「協調型」から始まるのが自然な発達過程とされています。仲間と協力し、信頼関係を築く中で、自然とリーダーシップが育っていくのです。
そして、漫画の主人公が仲間を導く姿を見ることは、子供にとって強力な「代理経験」になります。今回は、2児の父として、子供のリーダーシップを育てる漫画を7作品厳選してご紹介します。
子供のリーダーシップを育てる漫画の3つの条件
おすすめ漫画を紹介する前に、「リーダーシップを育てる漫画」の条件を整理しておきましょう。
1. 主人公が仲間と信頼関係を築く
リーダーシップの基盤は「信頼」です。主人公が仲間を信じ、仲間から信じられる関係を築く過程が描かれていることが大切です。
2. チームで困難を乗り越える場面がある
一人では達成できない目標に、チームで挑む。その過程で、役割分担や協力の大切さを学べる作品が理想的です。
3. リーダーの失敗や葛藤も描かれている
完璧なリーダーは存在しません。主人公が失敗し、悩み、それでも前に進む姿が描かれていると、子供は「リーダーも人間なんだ」と理解できます。
では、具体的な作品を見ていきましょう。
【未就学児〜】ドラえもん
まずは、「仲間を守るリーダーシップ」を学べる国民的作品です。
『ドラえもん』の日常回では、のび太はリーダーとは程遠い存在です。しかし、映画版では大きく変わります。
「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争」では、のび太が小さな宇宙人を守るために立ち上がります。「弱い者を守りたい」という気持ちが、のび太をリーダーに変えるのです。
実践してみた結果、6歳の娘と映画を見た後、「のび太はなぜみんなを助けようとしたと思う?」と聞くと、「友達だから」「守りたかったから」と答えました。リーダーシップの原点は「守りたい」という気持ちなのかもしれません。
親子で話し合いたいポイント:
- のび太はなぜ勇気を出せた?
- 仲間を守るために、どんなことができる?
- リーダーって、強い人だけがなれるの?
【小学校低学年〜】キャプテン翼
「チームを引っ張るキャプテンシップ」を学べる作品です。
『キャプテン翼』の主人公・大空翼は、その名の通りチームのキャプテンです。しかし、翼のリーダーシップは「命令」ではなく「背中で見せる」タイプ。
誰よりも練習し、誰よりもサッカーを楽しむ。その姿勢がチームメイトを引っ張ります。「俺についてこい」ではなく、「一緒に上を目指そう」というリーダーシップです。
効果で考えると、翼の「率先垂範」は、子供にとって最も真似しやすいリーダーシップの形です。「まず自分がやる」という姿勢を学べます。
親子で話し合いたいポイント:
- 翼くんはどうやってチームをまとめてる?
- キャプテンに必要なことって何だと思う?
- 自分がリーダーなら、どうやってチームを引っ張る?
【小学校低学年〜】ONE PIECE
「仲間を信じるリーダーシップ」の教科書です。
『ONE PIECE』の主人公・ルフィは、決して「完璧なリーダー」ではありません。方向音痴で、計画性はゼロ。しかし、仲間を信じる力は誰にも負けません。
「俺は剣術を使えねェんだコノヤロー!!! 航海術も持ってねェし!! 料理も作れねェし!! ウソもつけねェ!! 俺は助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!」
この名言に、ルフィのリーダーシップの本質があります。自分の弱さを認め、仲間を信じる。それがルフィ流のリーダーシップです。
娘と読んでいて気づいたのは、ルフィが「ありがとう」と「ごめん」を素直に言えることです。リーダーこそ、感謝と謝罪ができることが大切なのかもしれません。
親子で話し合いたいポイント:
- ルフィはなぜ仲間に慕われる?
- 「助けてもらう」ことは恥ずかしいこと?
- リーダーに必要な「信じる力」って何?
【小学校低学年〜】MAJOR
「チームを鼓舞するリーダーシップ」を学べる作品です。
『MAJOR』の主人公・茂野吾郎は、情熱で周りを巻き込むタイプのリーダーです。
弱小チームに入っても、諦めない。「絶対に勝てる」と信じて練習する。その姿に、周りのメンバーも感化されていきます。
吾郎の「絶対に諦めない」姿勢は、時に無謀に見えることもあります。しかし、その情熱がチームを一つにするのです。リーダーには、理屈を超えた「熱量」が必要なことを教えてくれます。
親子で話し合いたいポイント:
- 吾郎はどうやってチームを強くした?
- 「諦めない」ことの大切さって何?
- 情熱でみんなを引っ張るリーダーってどう思う?
【小学校中学年〜】ハイキュー!!
「異なるタイプのリーダーシップ」を学べる作品です。
『ハイキュー!!』の魅力は、様々なタイプのリーダーが登場することです。
烏野高校のキャプテン・澤村大地は、チームをまとめる「調整型」リーダー。一方、ライバル校の及川徹は、カリスマ性でチームを引っ張る「牽引型」リーダー。どちらが正解ということはなく、それぞれのスタイルがあります。
エビデンスによれば、リーダーシップには「指示型」「支援型」「参加型」「委任型」など複数のスタイルがあり、状況に応じて使い分けることが効果的とされています。『ハイキュー!!』は、その多様性を自然に学べる作品です。
親子で話し合いたいポイント:
- いろんなタイプのキャプテンがいるね。どれが好き?
- 自分に合ったリーダーのやり方ってある?
- リーダーじゃない人も、チームで大切な役割があるよね
【小学校高学年〜】SLAM DUNK
「責任を背負うリーダーシップ」を学べる名作です。
『SLAM DUNK』のキャプテン・赤木剛憲は、「責任感」の塊のようなリーダーです。
チームが弱くても、後輩が問題を起こしても、すべてを背負って前に進む。「骨が折れてもいい、歩けなくなってもいい。やっとつかんだチャンスなんだ」——この覚悟がチームを全国大会に導きます。
赤木の姿を見ていると、リーダーには「覚悟」が必要なことがわかります。しかし同時に、一人で抱え込みすぎる危険性も描かれています。仲間に頼ることも、リーダーの大切な仕事なのです。
親子で話し合いたいポイント:
- 赤木キャプテンはどんな苦労をしてる?
- リーダーは全部一人でやらなきゃいけない?
- チームのために「責任を持つ」ってどういうこと?
【小学校高学年〜】宇宙兄弟
「支え合うリーダーシップ」を学べる作品です。
『宇宙兄弟』には、宇宙飛行士の選抜試験で「チームワーク」を試される場面が多く登場します。
主人公・南波六太は、決してカリスマ的なリーダーではありません。しかし、チームメンバーの良いところを見つけ、それぞれが活躍できる場を作る。いわゆる「サーバント・リーダーシップ」の実践者です。
実践してみた結果、娘と「宇宙兄弟」を読んでから、「みんなが得意なことを活かすリーダー」という考え方を話すようになりました。リーダーは「偉い人」ではなく、「みんなを活かす人」なのだと。
親子で話し合いたいポイント:
- ムッタはどうやってチームをまとめた?
- 「みんなの良いところを見つける」って大事だね
- リーダーじゃなくても、チームに貢献できることは?
年齢別リーダーシップ漫画の読み方
最後に、年齢に合わせた漫画の読み方をまとめておきます。
| 年齢 | おすすめ作品 | 学べるリーダーシップ |
|---|---|---|
| 5-7歳 | ドラえもん(映画版) | 仲間を守る勇気 |
| 7-9歳 | キャプテン翼、ONE PIECE | 信じる力、背中で見せる姿勢 |
| 9-11歳 | MAJOR、ハイキュー!! | 情熱、リーダーの多様性 |
| 11-13歳 | SLAM DUNK、宇宙兄弟 | 責任感、サーバント・リーダーシップ |
漫画でリーダーシップを育てる3つのコツ
1. 「どうしてみんながついてくるの?」と聞く
漫画を読んだ後、「主人公になぜみんながついてくるのか」を聞いてみましょう。リーダーシップの本質——信頼、尊敬、共感——について考えるきっかけになります。
2. 「自分ならどうする?」と問いかける
同じ状況に置かれたら、子供自身はどう行動するか。この問いかけは、リーダーシップを「自分ごと」として考える練習になります。
3. 日常の小さな「リーダー体験」を任せる
家族での外出計画、弟妹の面倒、グループ活動の取りまとめ——小さな「リーダー体験」を任せることで、漫画で学んだことを実践できます。
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リーダーシップと合わせて育てたい力についても、おすすめ漫画を紹介しています。
まとめ:リーダーシップは「仲間との関係」から生まれる
今回紹介した7作品を、リーダーシップのタイプ別にまとめます:
| 作品 | 学べるリーダーシップ | おすすめ年齢 |
|---|---|---|
| ドラえもん | 仲間を守る勇気 | 未就学児〜 |
| キャプテン翼 | 背中で見せるキャプテンシップ | 小学校低学年〜 |
| ONE PIECE | 仲間を信じる力 | 小学校低学年〜 |
| MAJOR | 情熱でチームを鼓舞する | 小学校低学年〜 |
| ハイキュー!! | リーダーシップの多様性 | 小学校中学年〜 |
| SLAM DUNK | 責任を背負う覚悟 | 小学校高学年〜 |
| 宇宙兄弟 | 仲間を活かすサーバント型 | 小学校高学年〜 |
リーダーシップは、生まれつきの才能ではありません。仲間との信頼関係を築く中で、少しずつ育っていくものです。
漫画は、その「関係づくり」の教科書になります。主人公が仲間とどう関わり、どう信頼を築いていくか。その過程を追体験することで、子供のリーダーシップが育っていきます。
まずは1冊から。親子で一緒に読む時間が、お子さんの「仲間を導く力」を育てる第一歩になるはずです。
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