子供の環境漫画おすすめ7選!地球を守る意識を育てる名作ガイド
「地球温暖化って何?」「なんでプラスチックを減らすの?」
6歳の娘からこんな質問を受けたとき、正直なところ、どう説明すればいいか困ってしまいました。難しい言葉を使えば理解できないし、かといって簡単すぎると本質が伝わらない。
そんな悩みを抱えていたとき、ふと手に取ったのが『風の谷のナウシカ』でした。娘と一緒に読み進めるうちに、「環境が壊れるってこういうことなんだね」と自然に理解してくれたのです。
環境省の令和2年度調査によると、約80%の人が環境について具体的に学ぶ機会を持っていないにもかかわらず、環境教育を受けた人の半数以上が意識や行動の変化を実感しています。特に注目すべきは、29歳以下の若年層で「環境教育を受けたから」という行動変化の動機が15%と最も高いという結果です。
つまり、子供のうちに環境について学ぶ機会を持つことが、将来の行動変化につながるのです。
2児の父として、子供たちの環境意識を育てるために実際に読んでいる環境漫画を7作品厳選してご紹介します。
環境漫画を選ぶ3つのポイント
子供に環境漫画を選ぶ際、私が重視しているポイントが3つあります。
1. 「怖さ」よりも「希望」が描かれているか
環境問題は深刻なテーマですが、子供に恐怖心だけを植え付けても意味がありません。問題提起だけでなく、「どうすれば良くなるのか」という希望が描かれている作品を選びましょう。
2. 科学的な正確さがあるか
漫画とはいえ、誤った情報を刷り込んでしまっては逆効果です。監修者がいる学習漫画や、科学的な考証がしっかりした作品を選ぶことが大切です。
3. 子供が自分から読みたくなるストーリー性
どんなに教育的に優れていても、子供が読みたがらなければ意味がありません。魅力的なキャラクターや引き込まれるストーリーがある作品を選びましょう。
環境漫画おすすめ7選
1. 風の谷のナウシカ|環境汚染と再生の物語
環境汚染によって荒廃した世界を舞台に、自然との共存を模索する少女ナウシカの物語です。映画版も有名ですが、原作漫画は全7巻で、より深い環境哲学が描かれています。
学べるテーマ:環境破壊の危険性、生態系の回復力、人間と自然の共存
おすすめの年齢:小学校高学年〜中学生
娘と読んだとき、「腐海って怖いけど、地球を浄化してるんだね」という感想に驚きました。子供なりに自然の力を理解してくれたようです。
2. ジャングル大帝|野生動物と人間の関係を考える
手塚治虫が1950年代に描いた、自然保護のメッセージを込めた不朽の名作です。ライオンのレオを中心に、野生動物と人間の関係、自然環境の大切さが描かれています。
学べるテーマ:野生動物の尊厳、密猟問題、自然保護の意義
おすすめの年齢:小学校低学年〜
連載開始から70年以上経った今でも色あせないテーマ性があります。3歳の息子も動物たちの冒険に夢中になっています。
3. Dr.STONE|科学の力で文明を再建
人類が石化した世界で、科学の力で文明を再建していく物語です。環境問題を直接扱っているわけではありませんが、「科学で問題を解決する」という姿勢を学べます。
学べるテーマ:科学的思考、持続可能な発展、問題解決能力
おすすめの年齢:小学校高学年〜
「なぜ」「どうして」という科学的な問いかけが随所にあり、子供の好奇心を刺激します。環境問題を解決するのも科学の力だと実感できる作品です。
4. ドラえもん のび太と緑の巨人伝|身近な植物への感謝
植物と環境保護をテーマにしたドラえもん映画の漫画化作品
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2008年公開の映画を完全漫画化した作品です。のび太が育てた苗木のキー坊との友情を通じて、植物の大切さと環境保護のメッセージが込められています。
学べるテーマ:植物への感謝、環境保護の大切さ、自然との友情
おすすめの年齢:小学校低学年〜
ドラえもんという親しみやすいキャラクターを通じて、小さな子供でも環境問題に触れることができます。娘が庭の植物を「キー坊みたい」と大切にするようになりました。
5. 地球の秘密|12歳の少女が描いた環境漫画
1991年、島根県の12歳の少女・坪田愛華さんが描いた環境漫画です。国連グローバル500賞を子供として初めて受賞し、11か国語に翻訳されて世界中の子供たちに読まれています。
学べるテーマ:地球環境の仕組み、公害問題、環境運動の意義
おすすめの年齢:小学校中学年〜
同世代の子供が描いたという事実が、子供たちに「自分にもできる」という勇気を与えてくれます。SDGsが提唱される30年も前に、その目標が盛り込まれているという先見性も注目です。
6. マンガでわかる!地球環境とSDGs|体系的に学べる学習漫画
SDGsと環境問題を体系的に学べる学習漫画シリーズ
¥16,500(記事作成時の価格です)
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SDGsと環境問題を体系的に学べる学習漫画シリーズです。文部科学省のESD推進にも沿った内容で、学校教育の補完としても活用できます。
学べるテーマ:SDGs17の目標、地球温暖化、生物多様性、海洋プラスチック問題
おすすめの年齢:小学校中学年〜
図書館や学校向けのセット販売が中心ですが、その分しっかりとした監修が入っています。研究に基づいた正確な情報を子供に伝えたい親御さんにおすすめです。
7. 蟲師|自然との調和を幻想的に描く
「蟲」という生命の原生体と人間の関わりを描いた幻想的な物語です。自然を支配するのではなく、共存するという日本古来の自然観が描かれています。
学べるテーマ:自然との共存、生態系の神秘、謙虚さの大切さ
おすすめの年齢:中学生〜
直接的な環境問題ではありませんが、自然に対する畏敬の念や共生の精神を学べます。「蟲と共棲していくはなし。それは自然と共棲していくのに似ている」というレビューの通り、深い環境哲学が込められています。
年齢別おすすめの読ませ方
6〜8歳:興味を持たせる入り口として
この年齢では、まず「自然って面白い」「動物って可愛い」という感覚を育てることが大切です。
おすすめ作品:ジャングル大帝、ドラえもん のび太と緑の巨人伝
読み聞かせから始めて、一緒に感想を話し合いましょう。「レオはどう思ったかな?」「キー坊みたいな植物、育ててみる?」といった対話が効果的です。
9〜11歳:科学的な興味を広げる
この年齢になると、「なぜ?」という疑問を持ち始めます。科学的な視点を入れた作品が響きやすくなります。
おすすめ作品:Dr.STONE、地球の秘密、マンガでわかる!地球環境とSDGs
読んだ後に、実際に環境に関する実験や観察をしてみるのもおすすめです。我が家では『Dr.STONE』を読んだ後、石鹸を手作りしてみました。
12歳〜:深い環境哲学を学ぶ
中学生以上になると、より深いテーマを理解できるようになります。人間と自然の関係について、哲学的に考える作品を選びましょう。
おすすめ作品:風の谷のナウシカ、蟲師
これらの作品は、一度読んで終わりではありません。大人になってから読み返すと、また違う発見があります。
親子で取り組める実践アクション
漫画を読んだだけで終わらせず、実際の行動につなげることが大切です。我が家で実践している3つのアクションをご紹介します。
1. 「環境日記」をつける
週に1回、子供と一緒に「今週やった環境に良いこと」を日記に書きます。「ゴミを分別した」「電気を消した」など小さなことでOKです。
2. 地域の自然観察
月に1回は近くの公園や自然の中に出かけ、季節の変化を観察します。漫画で読んだ知識と実際の自然を結びつけることで、理解が深まります。
3. 「もったいない」を口癖に
食べ残しや無駄遣いをしたときに、「もったいないね」と声をかけます。日常的な意識づけが、長期的な行動変化につながります。
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食と命のつながりを学ぶなら、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ:漫画から始まる環境への関心
環境問題は難しいテーマですが、漫画を通じて学ぶことで、子供たちの心に自然と染み込んでいきます。
環境省の調査が示すように、若いうちに環境教育を受けることは、将来の行動変化につながります。日本のユネスコスクールが世界最多の1,120校あるように、環境教育への関心は高まっています。
大切なのは、「怖い」「難しい」で終わらせないこと。今回紹介した7作品は、いずれも希望や解決策が描かれています。
まずは1冊、お子さんと一緒に読んでみてください。きっと「地球を守るって、自分にもできるんだ」という気持ちが芽生えるはずです。
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