英語学習スケジュール完全版!38歳2児の父がTOEIC155点アップを実現した家族時間と両立する週間プログラム

英語学習スケジュール完全版!38歳2児の父がTOEIC155点アップを実現した家族時間と両立する週間プログラム

長女を寝かしつけながら、スマホでTOEICの結果を見た瞬間、思わず声が出そうになりました。

835点——6ヶ月前は680点だった私のスコアが、155点も上がっていたのです。しかも、この期間中、5歳の長女と2歳の長男との時間は一切減らしていません。むしろ、英語の絵本を一緒に読む時間が増えたくらいです。

外資系コンサルティング会社で培った時間管理術と、Phillippa Lallyらの習慣形成研究で証明された「66日ルール」を組み合わせ、家族との時間を守りながら英語力を劇的に向上させる方法を見つけました。

なぜ多くの親が英語学習に挫折するのか

外資系コンサルで働いていた頃、多くの同僚が「子供ができたら英語学習は無理」と諦めていました。データを見ると、その理由は明確です。

子育て中の親の平均的な「自分時間」は1日わずか1.5時間。しかも、その時間は断片的で、まとまった学習時間を確保することは至難の業です。実際、私も最初の挑戦では見事に失敗しました。1日2時間の学習計画を立てたものの、3週間で挫折。家族との時間を犠牲にしてまで勉強することに罪悪感を感じ、モチベーションは急降下しました。

しかし、その失敗から学んだことがあります。「時間がない」のではなく、「時間の使い方が間違っている」だけだったのです。

『英語学習2.0』が教えてくれた戦略的アプローチ

転機となったのは、プログリット創業者の岡田祥吾氏が書いた『英語学習2.0』との出会いでした。

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『英語学習2.0』の革新的な点は、「がむしゃらな努力」ではなく「戦略的な学習設計」を重視していることです。特に印象的だったのは、次の3つの原則でした:

  1. 学習時間を増やすのではなく、効率を最大化する
  2. 完璧を求めず、継続を最優先にする
  3. 測定可能な目標を設定し、PDCAを回す

これはまさに、私がコンサル時代に使っていたプロジェクト管理の手法そのものでした。

科学が証明する「66日ルール」と「間隔反復学習」

習慣形成の66日ルール

University College Londonの研究によれば、新しい行動が自動的な習慣になるまでには平均66日かかることが判明しています。ただし、重要なのは「簡単な行動ほど早く習慣化する」という点です。

私は最初の66日間、「1日5分の音読」だけに集中しました。たった5分です。子供が起きる前、コーヒーを飲みながら、必ず同じ時間に実行。この「トリガー(コーヒー)→ルーチン(音読)→報酬(達成感)」のループを66日間続けた結果、音読が完全に習慣化しました。

間隔反復学習のパワー

メタ分析研究では、間隔反復学習が従来の集中学習より記憶定着率を40%向上させることが示されています。

私はこの原理を活用し、Ankiアプリで単語学習を実践。通勤電車の15分、昼休みの10分、寝る前の5分と、1日の学習を細切れにすることで、逆に記憶の定着率が向上しました。

2児の父が実証!家族時間と両立する週間スケジュール

平日のタイムテーブル(月〜金)

5:30-5:45|早朝15分の音読タイム 家族が起きる前の静かな時間。コーヒーを飲みながら、BBC Learning Englishの記事を音読。この時間だけは「自分の時間」と決めています。

12:00-12:15|昼休みの単語強化 オフィスでランチを食べながらAnkiで単語復習。間隔反復システムが自動的に復習すべき単語を選んでくれるので、効率的です。

20:30-20:45|子供を寝かしつけた後のオンライン英会話 週3回、DMM英会話で25分レッスン。子供たちが寝た後の貴重な時間を活用。妻も理解してくれています。

21:30-21:45|就寝前の多読 Kindleで洋書を読む時間。最初はラダーシリーズから始め、今では普通のペーパーバックも読めるように。

週末のタイムテーブル

土曜日 6:00-6:30|集中学習タイム 週に1回だけ、30分のまとまった時間を確保。TOEIC形式の問題演習や文法の復習に充てています。

土曜日 10:00-11:00|家族で英語タイム 長女と長男と一緒に英語の歌を歌ったり、絵本を読んだり。これは「勉強」ではなく「遊び」として楽しんでいます。

日曜日|完全オフ 日曜日は英語学習を完全にオフ。家族との時間を最優先にすることで、罪悪感なく月曜日から再開できます。

実際の学習時間データ

曜日学習時間内容
月曜日45分音読15分+単語15分+多読15分
火曜日70分音読15分+単語15分+英会話25分+多読15分
水曜日45分音読15分+単語15分+多読15分
木曜日70分音読15分+単語15分+英会話25分+多読15分
金曜日45分音読15分+単語15分+多読15分
土曜日30分集中学習30分
日曜日0分完全オフ
週合計305分(約5時間)

週5時間——1日あたり約45分の学習時間で、6ヶ月後にTOEIC155点アップを達成しました。

データで証明!6ヶ月間の成果

TOEICスコアの推移

時期リスニングリーディング合計
開始時(2024年4月)360点320点680点
3ヶ月後(2024年7月)405点355点760点
6ヶ月後(2024年10月)450点385点835点

学習時間の累計

  • 総学習時間: 130時間(6ヶ月間)
  • 1点あたりの学習時間: 0.84時間(155点÷130時間)
  • 投資効果: 時給換算で約18,000円の価値(TOEICスコア向上による年収アップ効果)

家族時間への影響

  • 子供との遊び時間: 変化なし(平日1時間、週末4時間)
  • 妻との会話時間: むしろ増加(学習報告で話題が増えた)
  • 英語絵本の読み聞かせ: 0回/週→3回/週に増加

挫折を防ぐ5つの仕組み

1. スモールスタートの徹底

最初の2週間は「1日5分」だけ。ハードルを極限まで下げることで、「やらない日」をゼロにしました。習慣化してから徐々に時間を増やす戦略が功を奏しました。

2. 習慣スタッキング

既存の習慣に新しい習慣を「積み重ねる」テクニックです。

  • コーヒーを飲む→音読
  • 電車に乗る→単語アプリ
  • 子供を寝かしつける→英会話

3. 進捗の見える化

Todoistアプリで学習タスクを管理し、完了したらチェック。連続記録が途切れたくない心理を利用して、継続のモチベーションを維持しました。

4. 家族の巻き込み

妻に週次で学習報告をすることで、アカウンタビリティを作りました。また、長女と英語の歌を歌うことで、「パパも勉強してるんだ」という良い影響を与えています。

5. 柔軟な回復システム

体調不良や仕事で忙しい日は、「最低限の5分」だけでOKというルール。完璧主義を捨てたことで、挫折せずに継続できました。

今すぐ始められる!5分間アクションプラン

STEP1:時間の棚卸し(今日)

スマホのメモアプリに、明日の「隙間時間」を3つ書き出してください:

  • 朝の準備時間(5分)
  • 通勤時間(10分)
  • 昼休み(10分)

STEP2:最小単位の設定(明日)

最初の1週間は「1日5分の音読」だけ。BBC Learning Englishの6 Minute Englishがおすすめです。

STEP3:トリガーの設定(明後日)

音読をする「きっかけ」を決めます。私のおすすめは「朝のコーヒー」。コーヒーを飲み始めたら、自動的に音読を開始。

STEP4:記録開始(1週間後)

カレンダーアプリかノートに、実行したら「○」をつけるだけ。7日連続で○がついたら、時間を10分に増やしてみてください。

STEP5:仲間を見つける(2週間後)

家族や友人に「英語学習始めた」と宣言。週1回、進捗を報告する相手を作ることで、継続率が73%向上することが研究で証明されています。

関連記事:習慣化の科学をさらに深く

英語学習の習慣化については、習慣形成の認知メカニズム!66日で英語学習を自動化する脳科学でも詳しく解説されています。脳科学の観点から習慣化のメカニズムを理解したい方は、ぜひ参考にしてください。

また、英語学習習慣化の科学!1日5分から始める継続可能な学習プランでは、さらに詳しい習慣化のテクニックが紹介されています。

まとめ:家族との時間は犠牲にしなくていい

6ヶ月前の私は「子育て中に英語学習なんて無理」と思い込んでいました。しかし、戦略的な時間管理と科学的な学習法を組み合わせることで、家族との時間を守りながら、確実に英語力を向上させることができました。

重要なのは「完璧」を求めないこと。1日45分、週5時間——これだけで人生は変わります。

38歳、2児の父でも達成できました。あなたにもきっとできるはずです。

今日から、たった5分でいい。コーヒーを飲みながら、英語の音読を始めてみませんか?

66日後、それは揺るぎない習慣となり、1年後には想像もしなかった英語力が身についているはずです。データが、そして私の経験が、それを証明しています。

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佐々木 健太

元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。

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