マッチングアプリ疲れた人必読!メンタル回復に効いた本3冊と実践法

マッチングアプリ疲れた人必読!メンタル回復に効いた本3冊と実践法

「いいね」が来ても嬉しくない、メッセージが面倒、でも消す勇気もない——。

実は、マッチングアプリを利用している女性の91.5%が、同じような「マッチングアプリ疲れ」を経験していることが分かっています。私も例外ではありませんでした。

28歳、独身、フリーライター。出版社時代は忙しすぎて恋愛なんて考える暇もなく、フリーになってから「そろそろ真剣に考えないと」と始めたマッチングアプリ。最初はワクワクしていたのに、気づけば1年間、ただ疲れ続けていました。

そんな私が、本を通じて見つけた「マッチングアプリ疲れ」からの回復法をお話しします。同じような悩みを抱えている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

なぜマッチングアプリ疲れたのか?91.5%が経験する現実

フリーライターになって約2年。時間に余裕ができた分、周りの友人たちの結婚報告が妙に気になるようになりました。「私もそろそろ…」という焦りから始めたマッチングアプリでしたが、現実は思っていたよりもずっと大変でした。

大手出版社時代とのギャップ

出版社で働いていた頃は、毎日が忙しくて恋愛について深く考える余裕がありませんでした。でも、それはそれで楽だったんですよね。フリーになって時間ができた分、「恋愛しなきゃ」というプレッシャーが強くなったように感じます。

マッチングアプリを始めてみると、想像以上に心が消耗しました。プロフィール写真を選ぶ段階から始まって、「いいね」の数で一喜一憂し、メッセージのやり取りに疲れる日々。特に辛かったのは、「相手のプロフィールが信用できない」という感覚でした。

統計で見るマッチングアプリ疲れの実態

調べてみると、私の感じていた疲れは決して珍しいものではありませんでした。

  • メッセージのやり取りの煩わしさ: 79.3%
  • なかなか会えない・発展しない: 68.2%
  • 相手のプロフィールが信用できない: 52.1%
  • 同じような会話の繰り返し: 47.8%

数字で見ると、みんな同じようなことで疲れているんですよね。特に「同じような会話の繰り返し」って、本当にそう!「お仕事は?」「休日は何してますか?」「どちらにお住まいですか?」の無限ループ…毎回同じ質問をしているうちに、自分でも飽きちゃって。私だけじゃなかったんだと思うと、少し安心しました。

『恋愛地獄』との出会いが転機になった

そんな時に出会ったのが、神崎メリさんの『「恋愛地獄」、「婚活疲れ」とはもうサヨナラ!』でした。

この本のタイトルを見た瞬間、「私のことだ!」と思いました。神崎メリさん自身も離婚・再婚・出産を経験されていて、その等身大の体験談が心に響きました。

特に印象的だった3つのポイント

1. 「メス力」という考え方 「男心に寄り添い、しかし媚びずに、女性として凛と生きる力」を「メス力」と表現している点。これって、マッチングアプリで疲れている時って、つい相手に合わせすぎちゃうんですよね。自分らしさを見失いがちになる。

2. 「ど本命婚」への道筋 単にマッチングして付き合うのではなく、「本当に大切にされる関係」を築くことの重要性。これを読んで、私は数を追いかけすぎていたのかもと気づきました。

3. 実践的なアドバイス 月間150万PVのブログを運営されているだけあって、リアルな体験に基づいたアドバイスが豊富。理論だけじゃなくて、実際にどう行動すればいいかが分かりやすく書かれています。

マッチングアプリ疲れた心のメンタル回復法:自己肯定感が鍵

神崎メリさんの本を読んで気づいたのは、私の問題の根本は「自己肯定感の低下」にあったということでした。マッチングアプリを使っていると、どうしても「いいね」の数や相手からの反応で自分の価値を測ってしまいがちになります。

そこで手に取ったのが、藤井英雄さんの『マインドフルネスと7つの言葉だけで自己肯定感が高い人になる本』でした。

マインドフルネスと7つの言葉だけで自己肯定感が高い人になる本

40年の瞑想経験を持つ精神科医が教える、他者の評価に振り回されない心を育てる実践法

¥1,540(記事作成時の価格です)

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藤井英雄さんは精神科医で、40年の瞑想経験をお持ちの方。この本で特に役立ったのは、「他者の評価に振り回されない心の作り方」でした。

実践してみた「7つの言葉」

本の中で紹介されている「7つの言葉」を、実際にマッチングアプリで疲れた時に使ってみました。

1. 「私は私でいい」 相手からメッセージが来なくても、自分を否定しない。

2. 「今この瞬間を大切にする」 「いつ結婚できるんだろう」という不安ではなく、今の時間を楽しむ。

3. 「完璧でなくていい」 プロフィール写真も、メッセージも、完璧を求めすぎない。

この考え方は、『嫌われる勇気』をZ世代なりに解釈したら、人間関係が楽になった話で詳しく書いたアドラー心理学の「他者の評価から解放される」考え方と通じるものがありました。

正直、最初は半信半疑でした。でも、続けているうちに、マッチングアプリに対する感情が少しずつ変わってきました。「疲れる」よりも「自分らしくいられる相手を見つけたい」という気持ちが強くなったんです。

ハムスターのぽんずが教えてくれたこと

実は、この変化を一番感じたのは、愛しのハムスター「ぽんず」との時間でした。

以前は、ぽんずのお世話をしながらも、スマホでマッチングアプリをチェックしていることが多かったんです。ぽんずが回し車で遊んでいる間に「新しいいいねないかな?」なんて。でも、マインドフルネスを意識するようになってから、ぽんずとの時間により集中できるようになりました。

そうしたら気づいたんです。実は、ぽんずの写真をSNSにアップした時の方が、マッチングアプリの「いいね」より嬉しかったりして。「#ハムスター好きと繋がりたい」のハッシュタグで出会う人の方が話が合うなんて、ちょっと皮肉ですよね(笑)。

小さなことですが、「一人の時間も悪くない」「急がなくてもいいかも」と思えるようになったのは大きな変化でした。

デジタルデトックスの効果

3冊目に読んだのは、デジタルデトックスに関する本でした。マッチングアプリ疲れの根本的な原因の一つは、「常にアプリをチェックしてしまう」ことにあると気づいたからです。

週末のアプリ断食を試してみた

本に書かれていた「定期的なアプリ断食」を実践してみました。具体的には土曜日の朝10時から日曜日の夜10時まで、スマホの通知をオフにして、アプリ自体も一時的に削除。最初は「もしかして運命の人からメッセージが…」なんて思っちゃいましたけど、2週目からは「この時間があるから平日も頑張れる」に変わりました。

最初は週末の半日だけ、徐々に丸一日、そして週末まるまるアプリを見ない時間を作りました。

変化1:読書時間が増えた アプリを見ない時間に、積読していた本を読むように。月30冊のペースが維持できるようになりました。

変化2:友人との時間を大切にするように ブックカフェで友人と過ごす時間に、心から集中できるようになりました。

変化3:自分の時間の価値を再認識 一人でいることが苦痛ではなく、むしろ充実した時間だと感じられるようになりました。この変化については、『孤独は社会問題』一人時間を楽しむ心理学で詳しく書いていますが、「孤独」と「一人の時間」は全く違うものなんですよね。

3ヶ月後の私の変化

3冊の本を読んで実践してから約3ヶ月。マッチングアプリに対する私の向き合い方は大きく変わりました。

数値的な変化

  • アプリ使用時間: 1日平均2時間 → 30分程度
  • ストレス度(5段階評価): 4.5 → 2.0
  • 読書時間: 1日30分 → 1時間30分
  • 睡眠の質: 改善(アプリを寝る前に見なくなったため)

心境の変化

何より大きいのは、「急がなくてもいい」と思えるようになったことです。以前は「早く相手を見つけなきゃ」という焦りでいっぱいでしたが、今は「良い人に出会えたらいいな」くらいの気持ちで使えています。

マッチング数は減りましたが、やり取りが続く人は増えました。自分らしく振る舞えるようになったことで、本当に合う人との出会いが生まれやすくなったのかもしれません。

マッチングアプリ疲れた人へのメンタル回復ステップ

もしあなたも今、マッチングアプリで疲れているなら、一度立ち止まってみてください。

おすすめしたい3つのステップ

ステップ1:自分の疲れを認める 「みんなやってるから」「出会いがないから」と無理に続けるのではなく、疲れている自分を受け入れる。

ステップ2:本を通じて視点を変える 恋愛本でも自己啓発本でも、信頼できる著者の本を1冊読んでみる。新しい視点が得られるはずです。

ステップ3:デジタルデトックスを取り入れる 週に1日でも、アプリを見ない時間を作ってみる。自分の時間の価値を再発見できます。

まとめ:恋愛は人生の一部であって、すべてではない

1年間マッチングアプリで疲れ続けた私が学んだのは、「恋愛は人生を豊かにする要素の一つだけれど、すべてではない」ということでした。

自分らしくいられる時間、好きな本を読む時間、愛するペットとの時間。そういった「今ある幸せ」を大切にできるようになったとき、恋愛に対する向き合い方も自然と変わっていました。

マッチングアプリ疲れで悩んでいる方に、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。急がなくても大丈夫。あなたのペースで、あなたらしい恋愛を見つけていけばいいんです。

私も引き続き、本を読みながら、自分らしい恋愛を探していこうと思います。一緒に頑張りましょう!

この記事のライター

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森田 美優

出版社勤務を経てフリーライターに。小説からビジネス書、漫画まで幅広く読む雑食系読書家。Z世代の視点から現代的な読書の楽しみ方を発信。

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