友情漫画おすすめ5選!28歳が人間関係を見直した感動作品【NANA・ちはやふる他】
「最近、友達と会ってないな…」
ふと、そう思ったのは27歳の誕生日を迎えた日でした。出版社で働いていた頃は、毎日のように同期と愚痴を言い合っていたのに、いつの間にか連絡を取らなくなっていた。仕事が忙しいから、予定が合わないから、そんな理由をつけて、大切な人との時間を後回しにしていたんです。
そんな私が人間関係を見直すきっかけになったのが、友情をテーマにした漫画でした。
キャラクターたちの絆を追体験することで、「私も誰かとこんな関係を築きたい」「あの友達にまた会いたい」と思えるようになったんです。実際に私は28歳になった今、疎遠になっていた友人に連絡を取り、少しずつ関係を取り戻しています。
友情漫画が大人にこそおすすめな理由
「友情漫画って、学生時代に読むものでしょ?」と思う人もいるかもしれません。でも実は、大人になってからこそ響く作品がたくさんあるんですよね。
まず、社会人になると友人関係が変わること。学生時代のように毎日顔を合わせる環境がなくなり、友達との関係を維持するのに意識的な努力が必要になります。漫画のキャラクターたちが、環境が変わっても友情を大切にする姿に、ハッとさせられることが多いんです。
そして、大人だからこそ分かる友情の重みがあること。10代の頃は「友達がいて当たり前」だと思っていましたが、今は一人の友人がどれだけ貴重な存在か、身に染みて分かります。だからこそ、漫画の中の友情シーンに、以前より深く感動できるようになりました。
友情漫画おすすめ5選
1. NANA - 大人になっても続く友情
同じ名前の2人の女性が出会い、一緒に暮らし始める。それだけの話なのに、なぜこんなに胸が苦しくなるんでしょう。
主人公の2人のナナは、性格も生き方もまったく違います。恋愛体質で甘えん坊な小松奈々と、パンクバンドのボーカルとして成功を目指す大崎ナナ。普通なら交わらないはずの2人が、偶然の出会いから親友になっていく過程が丁寧に描かれています。
個人的に印象的だったのは、2人が喧嘩するシーン。友達だからこそぶつかり合える、でもだからこそ傷つく。そんな複雑な感情がリアルに描かれていて、自分の友人関係を重ねてしまいました。2005年・2006年に映画化、2006年にはアニメ化もされた名作です。
2. ちはやふる - 夢を追う仲間との絆
「競技かるた」という一見地味なテーマで、これほど熱くなれる漫画があるとは思いませんでした。
主人公の綾瀬千早は、幼馴染の真島太一、転校生の綿谷新と出会い、かるたの魅力に目覚めます。3人の絆を軸に、高校のかるた部での仲間たちとの成長が描かれていく。個人競技でありながら、「チーム」として戦う姿に何度も涙しました。
実は私、この漫画を読んで「一緒に何かを目指す仲間」の存在を羨ましく思ったんです。社会人になると、そういう関係を築く機会が減りますよね。だからこそ、千早たちの青春が眩しく感じられて。マンガ大賞2009を受賞し、広瀬すずさん主演で実写映画化もされた作品です。
3. orange - 友達を救うための奮闘
「10年後の自分から手紙が届いたら、あなたは何をしますか?」
高校2年生の菜穂のもとに届いた、26歳の自分からの手紙。そこには「翔を救って」という願いが書かれていました。転校生の翔に何が起こるのかを知った菜穂と友人たちは、未来を変えるために奮闘します。
この漫画の素晴らしいところは、菜穂だけでなく、友人たち全員が翔を救おうとするところ。一人では変えられない未来も、仲間と力を合わせれば変えられるかもしれない。そんなメッセージに、読み終わった後しばらく動けなくなりました。2015年に土屋太鳳さん主演で実写映画化、2016年にはアニメ化もされています。
4. 君に届け - 本当の友達を見つける
「貞子」と呼ばれて周りから避けられていた主人公が、本当の友達を見つけていく物語。
見た目が暗いというだけで誤解され続けてきた爽子が、クラスの人気者・風早翔太や、やの・千鶴という友人たちと出会い、少しずつ変わっていく。恋愛漫画として有名ですが、私は女友達との関係が好きなんです。
やのと千鶴は、最初は爽子を怖がっていたのに、話してみたら全然違うと気づいて、本当の友達になっていく。「先入観で人を判断してはいけない」「本当の自分を見せられる友達は貴重」。そんなことを教えてくれる作品です。2010年に実写映画化、アニメも大人気でした。
5. 海街diary - 血を超えた家族の絆
「友情」というより「家族」の物語ですが、血のつながりを超えた絆という意味で、ぜひ紹介させてください。
鎌倉に暮らす三姉妹のもとに、父の訃報が届きます。葬儀で出会った異母妹のすずを引き取り、四人で暮らし始める物語。姉妹であり、友人であり、時に親のような関係。その複雑で温かい絆に、何度も泣かされました。
個人的に好きなのは、四姉妹の何気ない日常シーン。一緒にごはんを食べたり、悩みを相談したり、ときにはぶつかり合ったり。「家族」という形にとらわれない、本当の意味での「つながり」を見せてくれます。2015年に是枝裕和監督で実写映画化され、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞も受賞しています。
友情漫画が教えてくれたこと
5作品を紹介してきましたが、共通しているのは「人との繋がりの大切さ」を問いかけてくること。
社会人になると、人間関係を「損得」で考えてしまうことがあります。「この人と付き合って何かメリットがあるか」「時間を使う価値があるか」。でも、漫画の中のキャラクターたちは、そんなことを考えずに友情を育んでいます。
私は27歳のとき、仕事が忙しいという理由で友人との約束を何度もキャンセルしていました。『NANA』を読んで「大切な人との時間を後回しにしていないか」と自問し、『ちはやふる』を読んで「一緒に何かを目指す楽しさ」を思い出しました。
今は月に一度、必ず友人と会う時間を作っています。それは漫画が教えてくれた、私なりの「友情の守り方」なのかもしれません。
人間関係に悩んでいる人、友達との関係を見直したい人。まずは漫画を読んで、「繋がり」について考えてみてください。答えは、きっと見つかるはずです。
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