レビュー

音楽と恋愛、そして人生の選択が濃密に絡み合う物語。二人のナナの距離感は、若さと大人の境界を揺らす。バンド活動の熱さと、日常の脆さが同時に描かれるのが強い。

音楽はキャリアでもあり、逃げ場でもある。その二面性が人物の行動原理を深くし、共感を生む。感情を言語化できない瞬間に、音楽が代弁者になる描写が印象的だ。

恋愛漫画として読むよりも、人生の「選び方」を学ぶ作品として読むと響く。大人にほど刺さる音楽漫画。

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