2人育児本おすすめ5選!38歳2児の父が実践したきょうだい育児のコツ

2人育児本おすすめ5選!38歳2児の父が実践したきょうだい育児のコツ

「下の子が生まれてから、上の子が言うことを聞かなくなった」「赤ちゃん返りがひどくて、どうしていいかわからない」

私には5歳の娘と2歳の息子がいます。息子が生まれたとき、それまでしっかり者だった娘が急に甘えん坊になり、赤ちゃんのように振る舞い始めました。正直、戸惑いました。

1 more Baby応援団の調査によると、2人目出産後に上の子の赤ちゃん返りが起きる家庭は約44%。平均期間は5.3ヶ月です。つまり、半数近くの家庭が同じ悩みを抱えているのです。

今回は、38歳2児の父として、きょうだい育児に本当に役立った本を5冊厳選しました。データと実体験に基づいて、「上の子ファースト」の実践法をお伝えします。

きょうだいの育て方

西宮市初の男性保育士として勤務後、大阪教育大学准教授を務める著者によるきょうだい育児の専門書

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なぜ「きょうだい育児」は難しいのか

上の子が感じている本当のストレス

赤ちゃん返りをしない子もいますが、それでも上の子は環境の変化によって多かれ少なかれストレスを抱えています。ある例では、3歳の上の子が下の子をとても可愛がっていたため「赤ちゃん返りがない」と思っていたら、しばらくして上の子が円形脱毛症になってしまったケースもあります。

私自身、娘が「弟のことは好き」と言いながらも、夜泣きが増えたり、保育園に行きたがらなくなったりした経験があります。表面的な行動だけでなく、心の奥底にある不安に気づくことが大切だと痛感しました。

「生まれ順で性格が決まる」は科学的に否定されている

「長男だからしっかりしている」「末っ子だから甘えん坊」という話をよく聞きます。しかし、米ヒューストン大学の大規模研究によると、米国の高校生44万人以上を追跡した結果、「生まれた順番と性格特性の関連性は限りなくゼロに近い」ことが明らかになっています。

これは重要な発見です。「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」という言葉は、科学的な根拠がないだけでなく、上の子に不要なプレッシャーを与えている可能性があります。

親のリソースは有限という現実

北海道大学・東京大学の研究では、「資源希釈仮説」が示されています。きょうだい数が多いほど、子ども一人あたりに配分される親からの資源(資金・時間・注意)が少なくなるという仮説です。

経済学を学んだ私の視点から言えば、これは当然の帰結です。親の時間とエネルギーは有限であり、子どもが増えれば一人あたりの配分は減ります。だからこそ、効率的に愛情を伝える方法を知ることが重要なのです。

きょうだい育児本おすすめ5選

1. きょうだい関係の基本を学ぶ:『きょうだいの育て方』

きょうだいの育て方

西宮市初の男性保育士として勤務後、大阪教育大学准教授を務める著者によるきょうだい育児の専門書

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著者の小崎恭弘氏は、西宮市初の男性保育士として勤務した後、大阪教育大学教育学部准教授を務めています。NPO法人ファザーリング・ジャパン顧問でもあり、まさに「父親目線のきょうだい育児」の専門家です。

『きょうだいの育て方』の最大の特徴は、きょうだい育児に特化している点です。一般的な育児書と違い、上の子と下の子それぞれへの接し方、きょうだいげんかへの対応、きょうだいの関係づくりなど、2人以上の子どもを育てる親が直面する具体的な悩みに答えてくれます。

私がこの本から学んだのは、「きょうだいを平等に扱おうとしなくていい」という考え方です。平等を意識しすぎると、かえって上の子は「自分は下の子と同じ扱いなんだ」と感じてしまう。年齢や状況に応じて、それぞれに必要な対応をすることが大切だと気づきました。

2. すぐに使えるテクニック集:『てぃ先生の子育て○×図鑑』

てぃ先生は、SNS総フォロワー140万人超の現役保育士です。著書累計70万部を突破しており、その人気の秘密は「今日から使える具体的なテクニック」にあります。

『子どもが伸びるスゴ技大全』は、保育の現場で実際に効果があった方法を、○×形式でわかりやすく解説しています。きょうだいげんかへの対応、上の子の赤ちゃん返りへの声かけなど、2人育児で「こんなときどうすればいい?」という場面で即座に役立つ内容です。

私が特に参考になったのは、「不意打ちの愛情表現」という考え方です。子どもが求めていないときに「だいすき」と抱きしめる。これが赤ちゃん返り対策として非常に効果的だと実感しています。

3. 2人目の総合ガイド:『2人め育児安心BOOK』

最新 2人め育児安心BOOK

2人目の妊娠・出産から育児まで、1人目との違いを網羅した総合ガイド

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『2人め育児安心BOOK』は、2人目の妊娠・出産から育児まで、1人目との違いを網羅した総合ガイドです。「1人目とは、妊娠も出産も違うことがいっぱい」というサブタイトルが示すように、2人目ならではの悩みに焦点を当てています。

2人育児の節約術、上の子と下の子を同時にケアする時間管理、ワンオペ時の対応など、実用的な情報が詰まっています。特に2人目を検討中の方や、妊娠中の方におすすめです。

私がこの本を読んだのは息子が生まれる前でしたが、「2人目は意外と楽になる部分もある」という視点を持てたことで、過度な不安を感じずに済みました。

4. 科学的な声かけを学ぶ:『自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方』

自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方

著者: 島村華子

オックスフォード大学児童発達学博士による、モンテッソーリ教育に基づく声かけの科学

¥1,650(記事作成時の価格です)

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著者の島村華子氏は、オックスフォード大学で児童発達学の博士号を取得した研究者です。モンテッソーリ教育とレッジョ・エミリア教育を研究し、科学的な根拠に基づいた「ほめ方・叱り方」を解説しています。

『自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方』は、3歳〜12歳の子どもを対象としており、きょうだい育児にも応用できる内容です。特に、きょうだい間で「比較しないほめ方」「一人ひとりの努力を認める声かけ」など、2人以上の子どもを育てる際に陥りがちな落とし穴を避ける方法が学べます。

私がこの本から得た最大の学びは、「結果ではなくプロセスをほめる」という原則です。「お姉ちゃんはできたのに」ではなく、「あなたは自分なりに頑張っていたね」と伝えることで、きょうだい間の不要な競争を避けられます。

5. データに基づく判断をしたい人に:『科学的根拠で子育て』

著者の中室牧子氏は、慶應義塾大学総合政策学部教授で、コロンビア大学で教育経済学のPh.D.を取得しています。37万部のベストセラー『「学力」の経済学』の著者であり、『科学的根拠で子育て』はその待望の続編として7万8000部を突破しました。

この本の特徴は、「将来の収入を上げる教育とは?」「子育てには時間をかけないといけないのか?」など、親が漠然と感じている疑問に、最新の学術論文から信頼性の高いエビデンスを引用して答えている点です。

データを重視する私にとって、この本は心強い味方です。「きょうだいがいると学力は下がるのか?」「教育費はどう配分すべきか?」など、2人育児における経済的な判断の参考になります。

2人育児を成功させる3つの鉄則

5冊の本を読んで見えてきた、きょうだい育児成功の共通点をまとめます。

鉄則1:「上の子ファースト」を徹底する

赤ちゃん返り対策の基本は、「赤ちゃんより上の子を優先する」ことです。ただし、これは単に上の子を優先するだけではありません。

ポイントは「不意打ちの愛情表現」です。上の子が要求していないときに、突然「だいすき」と言いながら抱きしめる。「今日も頑張ったね」と声をかける。この不意打ちの愛情が、上の子の心を満たします。

また、下の子はなるべく置くか、おんぶにして、上の子がいつでもママやパパの胸元に飛び込める状態を作ることも重要です。私自身、息子をおんぶしながら娘と遊ぶ時間を意識的に作るようにしました。

鉄則2:「比較しない」「役割を押しつけない」

「お兄ちゃんなんだから」「お姉ちゃんなのに」という言葉は禁句です。最新の研究が示すように、生まれ順と性格には関連がありません。上の子に「年上だから我慢しなさい」と押しつけることは、科学的根拠がないばかりか、上の子に不要なストレスを与えます。

きょうだいを比較することも避けるべきです。「弟はできているのに」ではなく、それぞれの子どもの成長を個別に見て、努力のプロセスをほめる。これが、きょうだい間の健全な関係を育む基本です。

鉄則3:「手を抜く」ことに罪悪感を持たない

2人育児は、どうしても1人育児より大変です。親のリソースは有限なのですから、効率化は正義です。便利家電、宅配サービス、時には一時保育など、使えるものは積極的に活用すべきです。

完璧な育児を目指す必要はありません。疲弊した親からは、良い育児はできません。適度に手を抜いて、持続可能な育児を目指すことが、結果的に子どもたちのためになります。

まとめ:きょうだい育児は「戦略」で乗り越える

赤ちゃん返りの発生率は約44%。つまり、半数近くの家庭が同じ悩みを抱えています。あなただけが苦しんでいるわけではありません。

今回紹介した5冊は、それぞれ異なるアプローチできょうだい育児を支援してくれます。きょうだい関係の基本を学びたい方は『きょうだいの育て方』を、すぐに使えるテクニックが欲しい方は『てぃ先生の子育て○×図鑑』から手に取ってみてはいかがでしょうか。

私自身、5歳の娘と2歳の息子の育児に日々奮闘しています。完璧な親ではありませんが、本から学んだ知識と、データに基づいた判断で、少しずつ改善を重ねています。この記事が、同じように2人育児に悩む方の参考になれば幸いです。

きょうだいの育て方

西宮市初の男性保育士として勤務後、大阪教育大学准教授を務める著者によるきょうだい育児の専門書

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子どもの教育に興味がある方は、子供の英語教育本おすすめ5選子供プログラミング本おすすめ5選もあわせてご覧ください。

この記事のライター

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佐々木 健太

元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。

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    京都大学大学院で認知科学を研究する博士課程学生。理系でありながら文学への造詣も深く、科学と文学の交差点で新たな知の可能性を探求。
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