レビュー
「すごいね!」はNGワード。モンテッソーリとレッジョ・エミリア教育に基づく、科学的な子育て本。
著者はオックスフォード大学で児童発達学の博士号を取得。最新の研究に基づき、子どもの自主性を伸ばす声かけを解説している。
「おざなりほめ」「人中心ほめ」が問題だと指摘する。「すごい!」「えらい!」は具体性がなく、子どもは何が良かったのかわからない。「頭がいい」と褒めると、失敗を恐れるようになる。
代わりに「プロセスほめ」を推奨。「最後まで諦めなかったね」「色の組み合わせを工夫したね」。結果ではなく過程を認める。これが自己肯定感と粘り強さを育てる。
叱り方についても具体的。感情的に怒らず、行動と感情を分離する。「あなたは悪い子」ではなく「その行動は良くない」と伝える。子育て中の親はもちろん、部下を持つ人にも参考になる。