英語勉強本おすすめ厳選15冊!社会人がTOEIC900点を独学で達成した最強ロードマップ
「英語を勉強したいけど、どの本から始めればいいかわからない」
社会人として英語学習を始めようとした私も、最初はこの悩みを抱えていました。書店に行けば英語学習本が山のようにあり、どれを選べばいいのか途方に暮れたことを今でも覚えています。
結論から言うと、正しい順序で正しい本を使えば、独学でもTOEIC900点は十分に達成可能です。私自身、仕事をしながら約1年半で400点台から900点超えを達成しました。その過程で使った本は、実は意外と少なかったのです。
この記事では、年間200冊以上の本を読む編集長の私が、英語勉強本を単語・文法・リスニング・スピーキング・TOEIC対策の各分野で厳選。さらに、効率的な学習ロードマップもお伝えします。
英語勉強本を選ぶ3つのポイント
英語学習本を選ぶ前に、押さえておくべきポイントがあります。これを間違えると、いくら良い本を買っても効果が半減してしまいます。
1. 自分のレベルに合った本を選ぶ
英語学習で最もありがちな失敗は、背伸びして難しい本を選んでしまうことです。TOEIC400点台の人が900点向けの単語帳を使っても、挫折するだけ。まずは自分の現在地を正確に把握することが重要です。
TOEICのスコアを目安にすると、以下のようなレベル分けができます。
| レベル | TOEICスコア目安 | 適した教材 |
|---|---|---|
| 初級 | 400点以下 | 中学英語復習、基本単語2000語 |
| 中級 | 400〜600点 | 金のフレーズ、基本文法書 |
| 上級 | 600〜800点 | 公式問題集、実践演習 |
| 最上級 | 800点以上 | 弱点補強、時間配分練習 |
2. 1冊を徹底的にやり込む
「あれもこれも」と手を出すのは英語学習の大敵です。同じジャンルの本を複数買うより、1冊を5周、10周と繰り返す方が確実に力がつきます。
私の経験では、単語帳は最低でも7周はしないと定着しません。1周目で覚えられなくても焦らないでください。それが普通です。
3. 音声付きの本を選ぶ
現代の英語学習で音声なしの本を使うのは、正直もったいない。リスニング力はもちろん、発音やイントネーションの習得にも音声は必須です。最近の本はほとんどが無料音声ダウンロードに対応しているので、必ず活用しましょう。
単語・語彙本おすすめ5選
英語力の土台は語彙力です。どんなに文法を完璧にしても、単語を知らなければ読めないし聞けない。まずは単語帳から始めましょう。
金のフレーズ(TOEIC対策の王道)
TOEIC対策で最初に手に取るべき1冊。著者のTEX加藤氏は満点を100回以上取得している超人で、その膨大なデータベースから「本当に出る単語」だけを厳選しています。
『金のフレーズ』の最大の特徴は、単語を「フレーズ」で覚える点。単語単体ではなく、実際にTOEICで出る形で覚えられるため、テスト本番での即応力が段違いです。
600点、730点、860点、990点とレベル別に構成されているので、自分のレベルに合わせて進められます。まずは600点レベルの400語を完璧にするところから始めてみてください。
金のセンテンス(金フレの進化版)
金フレの例文版。360文で1500語以上を習得
¥979(記事作成時の価格です)
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『金のフレーズ』を1冊終えた人におすすめなのが、この『金のセンテンス』。360の例文の中に1500語以上の頻出単語が詰め込まれており、文脈の中で単語を覚えられます。
金フレが「点」で覚えるなら、金センは「線」で覚える感覚。リーディングパートの文章を読む力も同時に鍛えられるので、一石二鳥です。
DUO 3.0(英語学習の定番中の定番)
発売から20年以上経った今でも売れ続けている驚異的なロングセラー。560本の例文に、重複なしで2569の見出し語が収録されています。
『DUO 3.0』の凄さは、例文のクオリティの高さ。ネイティブが日常で使う自然な表現ばかりなので、TOEIC対策だけでなく実際の英会話にも役立ちます。
別売りの復習用CDを使えば、約1時間で560文すべてを聞き流せるので、通勤時間の活用に最適です。
速読速聴・英単語 Core1900 ver.6
英語の長文を読みながら単語を覚えたい人向け。ニュース記事や評論文など、実際に出題されるような英文の中で単語を学べます。
2024年3月に発売されたver.6では、70%以上の英文が刷新され、より現代的なトピックに対応。英検2級から準1級を目指す人に最適なレベル設定です。
究極の英単語 SVL Vol.1
「そもそも基礎単語に不安がある」という人は、このシリーズから始めるのがおすすめ。Vol.1は初級の3000語で、中学・高校レベルの単語を総復習できます。
SVL(Standard Vocabulary List)という科学的な語彙リストに基づいているので、本当に重要な単語から順番に学べる設計になっています。
文法本おすすめ3選
文法は英語の「ルール」。ルールを知らずにゲームはできません。ただし、文法書は1冊で十分。深追いしすぎないことが大切です。
一億人の英文法
NHKの英語講師としてもおなじみの大西泰斗先生による文法書。従来の「ルールを暗記する」アプローチではなく、「ネイティブがなぜそう言うのか」という感覚から文法を理解させてくれます。
『一億人の英文法』を読むと、「なるほど、だからこう言うのか!」という発見の連続。丸暗記が苦手な人に特におすすめです。
分厚い本ですが、読み物として面白いので意外とサクサク読めます。私は通勤電車の中で2週間ほどで読了しました。
英文法ポラリス1 標準レベル
文法の「知識」を「使える力」に変えるための問題集。スタディサプリの英語講師として絶大な人気を誇る関正生先生の著作です。
単なる問題の羅列ではなく、なぜその答えになるのかを論理的に解説してくれるので、応用力がつきます。大学入試向けですが、TOEIC対策にも十分使えます。
基本からわかる英語リーディング教本
英文を「正確に」読む力をつけたい人向けの1冊。著者の薬袋善郎氏が提唱する「Parsing」という手法で、英文の構造を論理的に分析する方法を学べます。
TOEICのPart 7(長文読解)で「なんとなく」で読んでしまう癖がある人は、この本で読み方を根本から見直すことをおすすめします。
リスニング・発音本おすすめ2選
日本人の英語学習者が最も苦手とするのがリスニング。その原因の多くは「発音」にあります。自分が発音できない音は聞き取れないのです。
英語耳 改訂3版
「リスニングが苦手」という人の多くは、そもそも英語の発音を正しく理解していません。『英語耳』は発音記号の読み方から丁寧に解説し、「聞ける耳」を作ってくれます。
この本の画期的なところは、「発音練習がリスニング力向上につながる」というアプローチ。自分で正しく発音できるようになると、不思議とその音が聞き取れるようになります。
私はこの本で初めてLとRの違いを「体感」できました。CDを使って毎日15分の発音練習を3ヶ月続けたところ、リスニングスコアが50点以上アップしました。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
「読めるけど話せない」という人の救世主。日本語を見て瞬時に英語に変換するトレーニングで、スピーキングの瞬発力を鍛えます。
使われている英文は中学レベルなので、「こんな簡単な文も咄嗟に出てこない」という自分の弱点に気づかされます。でもそれでいいんです。簡単な文を瞬時に作れるようになることが、英会話上達の第一歩だから。
この本は声に出して練習することが前提なので、リスニング力とスピーキング力を同時に鍛えられます。
TOEIC対策本おすすめ5選
TOEICで高得点を取るには、TOEIC特有の「クセ」を知ることが重要です。公式問題集を中心に、効率的に対策しましょう。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 12
ETS作成の最新公式問題集。本番と同じクオリティ
¥3,300(記事作成時の価格です)
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TOEIC対策で絶対に外せないのが公式問題集。TOEICを作成しているETSが出版しているので、本番と同じクオリティの問題が解けます。
私は公式問題集を全巻揃えて、繰り返し解きました。同じ問題を何度も解くことで、TOEICの「パターン」が見えてくるんです。
最新のNo.12から始めて、時間があれば過去のナンバーにも手を出すのがおすすめ。ただし、あまり古いものは出題傾向が変わっている可能性があるので、No.8以降を推奨します。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 10
No.12と合わせて持っておきたい1冊。公式問題集は複数冊用意して、時間を計りながら本番形式で解く練習を重ねることが大切です。
金の文法(Part 5対策)
Part 5対策の決定版。82の金のルール付き
¥979(記事作成時の価格です)
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Part 5(文法問題)が苦手な人は、この1冊で対策しましょう。『金のフレーズ』と同じTEX加藤氏の著作で、「82の金のルール」として文法のポイントがまとまっています。
Part 5は慣れれば「見た瞬間に答えがわかる」問題が増えてきます。この本でパターンを叩き込んでおけば、Part 5を短時間で終わらせて、Part 7に時間を回せるようになります。
TOEIC900点への学習ロードマップ
最後に、私がTOEIC400点台から900点超えを達成した学習ロードマップをお伝えします。あくまで一例ですが、参考にしてください。
Phase 1: 基礎固め期(1〜2ヶ月目)
目標: 中学英語の完全マスター、基本単語2000語の習得
使う本:
- 『究極の英単語 SVL Vol.1』
- 『一億人の英文法』(通読)
この時期は焦らないことが大切。基礎がしっかりしていないと、後で必ずつまずきます。中学英語に不安がある人は、ここに時間をかけてください。
Phase 2: インプット強化期(3〜4ヶ月目)
目標: TOEIC頻出単語の習得、リスニング力の基礎固め
使う本:
- 『金のフレーズ』(600点・730点レベル)
- 『英語耳 改訂3版』
- 『瞬間英作文』
『金のフレーズ』は毎日100語ずつ進め、週末に復習するサイクルがおすすめ。『英語耳』の発音練習は毎日15分でOKです。
Phase 3: 実践演習期(5〜6ヶ月目)
目標: TOEIC形式への慣れ、時間配分の習得
使う本:
- 『公式問題集』(2冊以上)
- 『金のフレーズ』(860点レベル)
- 『金の文法』
公式問題集は必ず時間を計って解くこと。2時間通しで解く練習を週に1回は入れましょう。最初は時間が足りなくて当たり前。繰り返すうちに慣れてきます。
Phase 4: 仕上げ期(7〜8ヶ月目以降)
目標: 弱点補強、900点突破
使う本:
- 『公式問題集』(追加分)
- 『金のセンテンス』
- 弱点に応じた対策本
この時期は、自分の弱点を分析して集中的に対策します。リスニングが弱いのか、Part 7の時間が足りないのか。弱点によって使う本を選んでください。
まとめ:最初の1冊は金のフレーズから
英語学習本選びで迷ったら、まずは『金のフレーズ』から始めることをおすすめします。TOEIC対策として最も効率的ですし、基礎単語力の向上は他のすべての学習に良い影響を与えます。
私自身、最初は「こんな薄い本で大丈夫?」と不安でしたが、7周、8周と繰り返すうちに、TOEICの問題文が「読める」ようになっていく感覚を味わいました。
英語学習は長い旅です。焦らず、自分のペースで進めてください。正しい本と正しい方法があれば、必ず目標に到達できます。












