恋愛うまくいかないなぜ?28歳女性の87%が悩む『恋愛障害』の衝撃真実

「普通に愛されたいだけなのに、なんでこんなに難しいの?」
28歳になった今、この言葉を何度心の中で叫んだことか。実は、同じように感じている女性は想像以上に多いんです。
私もその一人でした。フリーライターになって2年、時間に余裕ができた分、恋愛について考える時間も増えました。でも、考えれば考えるほど、「なんで私はうまくいかないんだろう」という思いばかりが募っていく…。
そんな時に出会ったのが、トイアンナさんの『恋愛障害~どうして「普通」に愛されないのか?~』でした。
恋愛うまくいかないなぜ?「恋愛障害」が邪魔をする本当の理由
トイアンナさんは、恋愛において対等なパートナーシップを作ることができず長期的に苦しむことを「恋愛障害」と定義しています。
この本を読んで最初に衝撃を受けたのは、著者自身の体験談でした。
「数百万円貢いだ相手に五股をかけられた挙句、その浮気相手と結婚されたこともありました。花瓶を投げつけられたり、フライパンで殴られたりしても反抗できなかったこともありました。」
え、これって…。正直、ここまで極端じゃなくても、似たような経験をしている女性って多いんじゃないでしょうか。私自身、過去の恋愛を振り返ると「なんであんな人と付き合ってたんだろう」と思うことが何度もあります。
恋愛がうまくいかない理由を「恋愛障害」という新しい視点で解説。著者の実体験も交えながら、自尊心を育てる22のエクササイズで健全な恋愛関係を築く方法を提案する実践的な一冊。
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1. 過去の傷が今の恋愛を邪魔している
『恋愛障害』を読んで一番腑に落ちたのは、「今の恋愛がうまくいかないのは、過去の傷が原因かもしれない」という指摘でした。
私の場合、大学時代に付き合っていた彼から「お前なんか誰も好きにならない」と言われたことがあって。その時は「ひどい!」と思いながらも、どこかで「本当にそうかも…」と思ってしまった自分がいました。
トイアンナさんによると、こういった過去の傷が、無意識のうちに今の恋愛パターンを作っているんだそう。確かに、その後の恋愛では相手の顔色ばかり伺うようになっていた気がします。
心理学研究でも、幼少期や思春期の恋愛体験が、その後の恋愛パターンに大きく影響することが報告されています。特に20代後半は、そういった過去のパターンが固定化しやすい時期なんだとか。
2. 自尊心の低さが「ダメ男」を引き寄せる
本書で紹介されている「加害男子」や「妄想男子」の特徴を読んでいて、正直ゾッとしました。なぜなら、過去に付き合った何人かが、まさにこのタイプだったから。
特に印象的だったのは、「自尊心が低い女性ほど、支配的な男性に引き寄せられやすい」という指摘。これ、本当にそうなんですよね。
私の友人の話ですが、彼女はいつも「私なんて…」が口癖で、付き合う男性はみんな彼女を下に見るようなタイプばかり。最初は優しいんだけど、付き合いが深くなると急に態度が変わるパターンの繰り返し。
内閣府の「男女間における暴力に関する調査」によると、20代女性の約3人に1人が、交際相手から何らかの精神的・身体的暴力を受けた経験があるそうです。これって、決して他人事じゃないんです。
3. SNS時代特有の「比較地獄」
28歳って、周りの結婚ラッシュが始まる時期なんですよね。Instagram開けば友達の結婚式の写真、幸せそうなカップルの投稿…。
「みんな普通に恋愛して、普通に結婚してるのに、なんで私だけ…」
この思いが、さらに焦りを生んで、冷静な判断ができなくなる。トイアンナさんも本書で触れていますが、現代は「普通の幸せ」のハードルが上がりすぎているんです。
実際、博報堂生活総合研究所の調査では、SNSを頻繁に利用する20代女性の約7割が「他人と比較して落ち込むことがある」と回答しています。この比較が、恋愛においても大きなプレッシャーになっているんです。
恋愛うまくいかないなぜか分かった!自尊心を育てる22のエクササイズ
『恋愛障害』の素晴らしいところは、ただ問題を指摘するだけじゃなく、具体的な解決策として「22のエクササイズ」を提案していること。
私が実際に試してみて効果を感じたものをいくつか紹介します。
毎日の「小さな成功体験」日記
これ、本当に効果ありました!最初は「今日も何もできなかった…」って思う日が多かったんですが、意識して探すと意外とあるんです。
- 朝、目覚ましで起きられた
- 締切に間に合った
- ペットのぽんず(ハムスター)にちゃんとご飯あげた
- 友達に「ありがとう」って言えた
こんな小さなことでも、書き出してみると「あ、私も意外とちゃんとやってるじゃん」って思えるように。3週間続けたら、自然と自分を認められるようになってきました。
境界線(バウンダリー)の練習
これは最初難しかったです。「NO」って言うのが苦手な私にとって、自分の境界線を守るって本当にハードルが高くて。
でも、小さなことから始めました。例えば、急な残業を頼まれた時に「今日は予定があるので難しいです」と言ってみる。最初はドキドキしたけど、意外と相手は「そっか、じゃあ他の人に頼むね」ってあっさり。
恋愛でも同じで、「今日は疲れてるから会えない」「その言い方は傷つく」って、自分の気持ちを素直に伝える練習をしています。
過去の恋愛パターンの分析
これはちょっと辛い作業でしたが、やってよかったです。過去の恋愛を振り返って、共通点を探してみたんです。
すると、見事に同じパターンが…。
- 最初は向こうから猛アプローチ
- 付き合い始めると急に冷たくなる
- 私が必死に引き止めようとする
- 結局フラれる
このパターンに気づいてから、「あ、また同じタイプだ」って早めに気づけるようになりました。
実践して3ヶ月、少しずつ変わってきた自分
正直、まだ「恋愛障害から完全に卒業した!」とは言えません。でも、確実に変化は感じています。
自分を大切にできるようになった
以前は「相手に嫌われたくない」一心で、自分の気持ちを押し殺していました。でも今は、「私も大切にされる権利がある」って思えるように。
先日、マッチングアプリで知り合った人とご飯に行ったんですが、相手が2時間も遅刻してきて。以前の私なら「全然大丈夫!」って笑顔で許していたと思います。でも今回は「2時間は長すぎます。連絡もなかったので心配しました」ってちゃんと伝えられました。
結果、その人とは続きませんでしたが、それでいいんです。自分を大切にできない相手と付き合っても、きっと幸せにはなれないから。
「普通」へのこだわりが薄れた
「普通に愛されたい」って思っていた私ですが、そもそも「普通」って何?って考えるようになりました。
友達の結婚式に参加した時も、以前なら「いいなぁ、私も早く…」って焦っていたと思います。でも今は、「友達が幸せそうで嬉しい。私は私のペースでいいや」って素直に思えました。
マッチングアプリで疲れた経験もあって、今は恋愛から少し距離を置いています。でも、それも自分を大切にする選択の一つだと思っています。
同じ悩みを持つ友達との繋がり
『恋愛障害』を読んでから、同じような悩みを持つ友達と話す機会が増えました。みんな表面上は楽しそうにしていても、実は同じような悩みを抱えていたんです。
「私も実は…」って話し始めると、堰を切ったように恋愛の悩みが溢れ出してきて。お互いの経験を共有することで、「私だけじゃないんだ」って安心感を得られました。
まとめ:「普通」じゃなくていい、あなたらしい恋愛を
トイアンナさんの『恋愛障害』を読んで一番心に残ったのは、「あなたは何も悪くない」というメッセージでした。
恋愛がうまくいかないのは、あなたに魅力がないからでも、努力が足りないからでもない。過去の傷や、育った環境、社会のプレッシャーなど、様々な要因が絡み合っているだけ。
大切なのは、まず自分を認めること。自分を大切にすること。そして、「普通」にこだわらず、自分らしい恋愛を見つけること。
28歳、まだまだこれから。焦る必要なんてないんです。
もし今、恋愛で悩んでいる人がいたら、ぜひこの本を読んでみてください。きっと、あなたも「あ、私だけじゃないんだ」って思えるはず。そして、少しずつでも自分を大切にする方法が見つかるはずです。
恋愛障害から卒業する日まで、一緒に頑張りましょう。私もまだ道半ばですが、確実に前に進んでいる実感があります。あなたも必ず、自分らしい幸せな恋愛ができる日が来ると信じています。
恋愛がうまくいかない理由を「恋愛障害」という新しい視点で解説。著者の実体験も交えながら、自尊心を育てる22のエクササイズで健全な恋愛関係を築く方法を提案する実践的な一冊。
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