英語学習挫折を繰り返す人へ!28歳OLが見つけた中断OK・罪悪感ゼロの柔軟メソッド

英語学習挫折を繰り返す人へ!28歳OLが見つけた中断OK・罪悪感ゼロの柔軟メソッド

「また今日も英語の勉強ができなかった…」

ベッドに入る前、スマホの英語学習アプリを見ながらため息をつく。連続学習記録は「0日」にリセットされ、胸がチクリと痛む。これ、私の2年前までの日常でした。

大学時代から数えると、英語学習に挑戦した回数は軽く10回以上。参考書は本棚に並んでいるのに、どれも最初の30ページくらいで止まってる。オンライン英会話も3回無料体験して、そのまま放置。「今度こそ!」って始めるたびに、1〜2週間で挫折の繰り返し。

でも、28歳になった今、私のTOEICスコアは750点。簡単な英会話もできるようになりました。何が変わったかって?「完璧にやらなきゃ」という呪縛から解放されたんです

なぜ私たちは英語学習で挫折するのか

実は、英語学習の挫折率ってめちゃくちゃ高いんです。ある調査によると、英語学習を始めた人の約70%が3ヶ月以内に挫折しているそう。私だけじゃなかったんだ、とちょっと安心したのを覚えています。

挫折する理由を改めて分析してみると、みんな似たようなパターンにハマってることが分かりました。

完璧主義の罠にハマる

「毎日2時間勉強する!」「3ヶ月でTOEIC800点!」みたいな高すぎる目標を立てちゃうんですよね。最初の数日は気合いでなんとかなるけど、残業で疲れた日や、友達との飲み会があった日は当然できない。そして「あぁ、またできなかった」って自己嫌悪に陥る。

私の場合、「毎日単語帳を50個覚える」とか無謀な計画を立ててました。2日目で挫折して、「やっぱり私には無理」ってなって、そのまま放置。典型的なパターンです。

成果が見えなくて心が折れる

英語学習って、正直すぐには成果が見えないんですよね。1週間頑張ったからって、急に英語が話せるようになるわけじゃない。この「努力と成果のタイムラグ」に耐えられなくて、多くの人が挫折しちゃう。

私も「こんなに頑張ってるのに、全然上達してない気がする」って何度思ったことか。特に、オンライン英会話で全然話せなかった時は、本当に心が折れそうになりました。

「楽しくない」が致命的

これ、意外と見落としがちなんですけど、楽しくない学習は絶対に続かないんです。学生時代の勉強みたいに、ひたすら単語を暗記したり、文法問題を解いたり。正直、つまらないですよね。

私も最初は「勉強なんだから楽しくなくて当たり前」って思ってました。でも、それが大きな間違いだったんです。

28歳で見つけた「柔軟メソッド」の誕生

転機は去年の春でした。また新しい英語学習本を買おうとしていた時、ふと思ったんです。「また同じこと繰り返すの?」って。

そこで、今までとは全く違うアプローチを試すことにしました。それが、私が「柔軟メソッド」と呼んでいる学習法です。

1日5分でもOK、0分の日があってもOK

まず、最低ラインを思いっきり下げました。「毎日2時間」じゃなくて「1日5分」。しかも、できない日があっても罪悪感を持たない。これが最初のルールです。

実際、仕事で疲れ切った日は、ベッドで英語のYouTube動画を5分見るだけ。それでも「今日も英語に触れた」って自分を褒めるようにしました。不思議なことに、5分のつもりが気づいたら30分見てた、なんてこともよくありました。

好きなコンテンツから始める

勉強っぽい教材は一旦封印。代わりに、自分が心から楽しめるコンテンツを教材にしました。

私の場合は、Netflixの『エミリー、パリへ行く』にドハマり。最初は日本語字幕で見て、2回目は英語字幕、3回目は字幕なしでチャレンジ。大好きなドラマだから、セリフを覚えちゃうくらい何度も見ました。

あと、好きなアーティストのインタビュー動画を見たり、インスタで海外インフルエンサーをフォローしたり。「勉強」じゃなくて「趣味」として英語に触れる時間を増やしていきました。

習慣のアンカリング作戦

新しい習慣を作るのって大変だけど、既にある習慣に紐付けると意外と簡単なんです。

私の場合:

  • 朝のコーヒータイム → 英語ニュースアプリを5分チェック
  • 通勤電車 → 英語Podcastを聴く
  • お風呂時間 → 防水スピーカーで英語の音楽

特に効果的だったのが、朝のコーヒータイム。コーヒーを淹れている間と飲んでいる間の10分間を「英語タイム」に設定。この時間だけは、罪悪感なくスマホを見てOKというルールにしたんです。

記録して可視化、でもゆるく

学習記録アプリ「Studyplus」を使って、勉強時間を記録するようにしました。でも、ここでも柔軟に。5分でも記録するし、「Netflix見た」とか「インスタで英語投稿読んだ」とかも全部カウント。

面白いのが、記録を始めると「今日はまだ0分だ」って気づいて、寝る前に5分だけでもやろうって気持ちになること。完璧じゃなくていいから、とにかく「ゼロじゃない」を目指しました。

実践編:今すぐ始められる5つのステップ

ここからは、実際に私がやって効果があった方法を、ステップバイステップで紹介します。

ステップ1:現在地を知る(でも落ち込まない)

まず、今の英語力を把握しましょう。でも、ここで大事なのは**「今はこのレベル」って受け入れること**。私は無料のオンラインテストでTOEIC予想スコアを調べたら450点でした。正直ショックだったけど、「ここからスタート」って前向きに捉えるようにしました。

ステップ2:楽しいコンテンツを3つ見つける

勉強教材じゃなくて、純粋に楽しめる英語コンテンツを最低3つ見つけてください。

私のおすすめ:

  • Netflix/YouTube(好きなジャンルの動画)
  • Podcast(通勤中に聴ける)
  • Instagram/TikTok(スキマ時間にサクッと)

ポイントは、日本語でも見たいと思うコンテンツを選ぶこと。料理が好きなら海外の料理チャンネル、ファッションが好きならファッション系YouTuberとか。

ステップ3:1日5分の習慣アンカーを作る

既存の習慣に5分の英語時間をくっつけます。おすすめのタイミング:

  • 朝起きてすぐ(ベッドの中で英語ニュースアプリ)
  • 朝食/コーヒータイム(英語動画を見る)
  • 通勤時間(Podcast or オーディオブック)
  • ランチタイム(英語記事を読む)
  • お風呂時間(英語の音楽やラジオ)
  • 寝る前(英語日記を3行書く)

最初は1つだけでOK。私は朝のコーヒータイムから始めました。

ステップ4:仲間を見つける(SNSでOK)

一人だと挫折しやすいけど、仲間がいると続きやすい。でも、リアルで英語学習仲間を見つけるのって難しいですよね。

私はTwitterで「#英語学習」のハッシュタグをつけて学習記録をツイートし始めました。すると、同じように頑張ってる人たちと繋がれて、お互いに「いいね」で励まし合える関係に。

今では、週1回オンラインで友達と英会話練習会もやってます。お互い初心者レベルだから、間違えても恥ずかしくないし、「今週のフレーズ」を決めて練習したり、楽しく続けられています。

ステップ5:月1回の振り返り(でも自分に優しく)

月に1回、その月の学習を振り返ります。でも、ここでも柔軟に。

私の振り返りルール:

  • できたことを3つ書く(どんなに小さくてもOK)
  • 楽しかったことを1つ書く
  • 来月トライしたいことを1つ書く(義務じゃない)

例えば、「毎日5分は達成できた」「Netflixのセリフを1つ覚えた」「英語の曲を口ずさめるようになった」とか、本当に些細なことでいいんです。

挫折しそうになった時の対処法

正直に言うと、この1年間で何度も「やめようかな」って思いました。でも、そんな時のための対処法を用意しておいたおかげで、なんとか続けられています。

「3日坊主上等!」マインド

3日続いたら、それだけで素晴らしい。1週間続いたら奇跡。そんな感じで、ハードルを下げまくるのがコツです。

実際、私も何度か1週間くらい英語学習をサボったことがあります。以前の私なら「もうダメだ」って完全に諦めてたけど、今は「1週間お休みしたから、リフレッシュできた!また今日から5分やろう」って気軽に再開できるようになりました。

成果を感じられない時は視点を変える

「全然上達してない」って感じる時は、違う角度から成果を探してみてください。

私が見つけた小さな成果:

  • 英語アレルギーがなくなった
  • 街で外国人に道を聞かれても逃げなくなった
  • 洋楽の歌詞が少し聞き取れるようになった
  • 英語のインスタ投稿にいいねできるようになった

TOEICの点数だけが成果じゃない。英語との距離が縮まったこと自体が、大きな成果なんです。

つまらなくなったら即チェンジ

使ってる教材やアプリがつまらなくなったら、すぐに変えちゃいましょう。「せっかく買ったのに」とか「みんなが良いって言ってるのに」とか考える必要なし。

私も、評判の良い英語学習アプリをいくつか試しましたが、合わないものはすぐアンインストール。結果的に、自分に合うものだけが残って、それが継続につながりました。

3ヶ月後、半年後、1年後の変化

柔軟メソッドを始めて、少しずつですが確実に変化がありました。

3ヶ月後:英語が日常の一部に

最初の3ヶ月は、正直そんなに英語力は伸びませんでした。でも、英語に触れることが当たり前になったんです。

朝起きたら自然と英語ニュースアプリを開くし、電車では英語Podcast。これが「勉強」じゃなくて「習慣」になったことが、一番大きな変化でした。

半年後:リスニング力の向上を実感

半年経った頃、Netflixを英語字幕で見ていて「あれ?前より聞き取れてる」って気づきました。完璧じゃないけど、なんとなく内容が分かるレベルに。

この頃からオンライン英会話も始めました。最初は25分のレッスンが地獄のように長く感じたけど、「完璧に話そうとしない」「間違えてもOK」のマインドで、なんとか続けられました。

1年後:TOEIC750点達成!

そして1年後、ついにTOEIC750点を取ることができました!正直、もっと低いと思ってたから、自分でもびっくり。

でも、点数以上に嬉しかったのは、英語を使うことが怖くなくなったこと。仕事で外国人のお客様が来ても、片言だけど対応できるようになったし、海外旅行でも現地の人と簡単な会話を楽しめるようになりました。

おすすめツール&教材

私が実際に使って良かったものを紹介します。全部使う必要はないので、気になったものから試してみてください。

アプリ系

Cake英会話 短い動画でフレーズを学べるアプリ。1レッスン3分くらいなので、本当にスキマ時間にぴったり。実はReal英会話アプリで毎日10分の学習法と組み合わせると、日常会話力がグンと上がります。

HelloTalk 言語交換アプリ。日本語を学びたい外国人と繋がれるので、お互いに教え合える。私はここで韓国人の友達ができて、お互いの言語を教え合ってます。

mikan 英単語アプリの定番。ゲーム感覚で単語を覚えられるから、意外と続けられる。

動画・音声系

Netflix + Language Learning with Netflix(Chrome拡張機能) この組み合わせが最強。日英同時字幕で見られるし、分からない単語をクリックすると意味が出てくる。

TED Talks 無料で質の高いプレゼンが見られる。日本語字幕もあるから、最初は日本語で内容を理解してから英語で見るのがおすすめ。

All Ears English Podcast アメリカ人女性2人の会話形式のPodcast。実際の会話で使えるフレーズがたくさん学べる。

書籍

ここで、私の英語学習を支えてくれた本を紹介します。

英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法

英語日記を使った学習法で、留学なしで英語を話せるようになった著者の実体験。私も英語日記始めました!

¥1,833(記事作成時の価格です)

amazon.co.jp

Amazonで見る

実は私、この本に出会って英語日記を始めたんです。最初は「I’m tired today.」みたいな簡単な文から。でも、毎日3行書くだけで、自分の言いたいことを英語で表現する力がついてきました。

完璧じゃなくていい、続けることがすべて

最後に、一番伝えたいことを。

英語学習に「完璧」なんて必要ないんです。

毎日やらなくてもいい。 5分しかできなくてもいい。 1週間サボっても、また始めればいい。

大切なのは、細く長く続けること。英語学習は短距離走じゃなくてマラソン。いや、もっと言えば「お散歩」くらいの気持ちでいいんです。

私も今でも、忙しい時は数日英語に触れない日があります。でも、もう罪悪感は感じません。「また明日から5分やろう」って、気軽に再開できるようになりました。

この1年で学んだのは、**「挫折」は「終わり」じゃなくて「休憩」**だということ。休憩したら、また歩き始めればいい。そんなゆるい気持ちで続けていたら、気づいたら英語が話せるようになっていました。

もし今、英語学習に挫折して落ち込んでいる人がいたら、ぜひこの柔軟メソッドを試してみてください。完璧主義を捨てて、楽しいことから始めて、5分でもOK。きっと、1年後の自分が「続けて良かった」って思える日が来るはずです。

一緒に、ゆるーく楽しく英語学習を続けていきましょう!

英語は3語で伝わります【どんどん話せる練習英文100】

複雑な文法は不要!シンプルな3語で伝える英語術。完璧主義を捨てて、まずは伝えることから始められる実践的な一冊です。

¥1,584(記事作成時の価格です)

amazon.co.jp

Amazonで見る

この記事のライター

森田 美優の写真

森田 美優

出版社勤務を経てフリーライターに。小説からビジネス書、漫画まで幅広く読む雑食系読書家。Z世代の視点から現代的な読書の楽しみ方を発信。

森田 美優の他の記事を見る
要約・書評・レビューから学術的考察まで、今話題の本から知識を深めるための情報メディア

検索

ライター一覧
  • 高橋 啓介
    高橋 啓介
    大手出版社で書籍編集を10年経験後、独立してブロガーとして活動。科学論文と書籍を融合させた知識発信で注目を集める。
  • 森田 美優
    森田 美優
    出版社勤務を経てフリーライターに。小説からビジネス書、漫画まで幅広く読む雑食系読書家。Z世代の視点から現代的な読書の楽しみ方を発信。
  • 西村 陸
    西村 陸
    京都大学大学院で認知科学を研究する博士課程学生。理系でありながら文学への造詣も深く、科学と文学の交差点で新たな知の可能性を探求。
  • 佐々木 健太
    佐々木 健太
    元外資系コンサルタントから転身したライター。経済学の知識を活かしながら、健康・お金・人間関係の最適化を追求。エビデンスベースの実践的な知識発信を心がける。
Social Links
このサイトについて

※ 当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。