レビュー
概要
『王様達のヴァイキング』1巻は、現代のサッカー界を舞台に、「王」の称号をかけた超競争的なリーグで〈王様〉たちが技と身体を再調整するフットボール漫画。若手選手たちが体幹と呼吸のリズムを鍛えながら、試合終盤にでも自分の身体を再チューニングする姿が描かれる。
読みどころ
- 試合の途中で選手たちが緊張のあまり身体のリズムを崩すと、監督が「呼吸のリズムを取り戻せ」と指示する場面があり、読者は視覚的にも心拍のペースを追える。細かいコマ割りで脚の角度や腕の振りを記録する構成が、身体の再調整に集中させる。
- 1巻では、各試合の戦術が「リズム」として語られる。パス回しのテンポ、攻撃と守備の切り替えタイミング、ベンチの指示すらも身体のリズムを変える触媒として描かれる。
- 雨でぬかるんだピッチでは、選手の足元の水しぶきが波打ち、身体のバランスを損なうたびに視線が揺れる。ファンも含めた視覚的な揺れが身体のリズムを共有する方式になっている。
類書との比較
スポーツ漫画としては『キングダムサーガ』などの熱狂と通じるが、本作は身体的なニュアンスを「バイキング」のように荒々しく扱う。トレーニングの科学とリズムの再構築が並行する点が独自。
こんな人におすすめ
- 身体を再チューニングするリズムを物語で追いかけたい人。
- サッカーの戦術と身体感覚を同時に味わいたい人。
感想
1巻では、身体が崩れてもすぐにリズムを取り戻せるたくましさが伝わってくる。