レビュー
概要
オーソモレキュラー療法の基礎を栄養素のレベルから丁寧に解説し、慢性疾患・精神症状に対する予防・改善を目的として取り入れる方法を紹介する入門書。身体のバイオケミカル反応を図解しながら、血液検査の結果をどう読み解くか、サプリメントや食生活の調整をどう設計するかを実践的に示す。
読みどころ
- 第1章で栄養素(ビタミンB群、ビタミンD、マグネシウム、オメガ3)の作用と不足症状を平易に説明し、日本人の食生活の傾向と照らし合わせる。
- 第2章では血液検査(MCHC、ALT、フェリチンなど)と心理状態の関連をコラムで取り上げ、検査値を「どの栄養素が足りないか」のヒントへ変えるリフレーミングシートを添付。
- 第4章は実践パートで、生活リズム・睡眠・運動・食事を 2 週間サイクルで記録するワークシートを提示し、改善のループを視覚化する。
類書との比較
『栄養で脳を整える』は精神科的側面が中心だが、本書は慢性疾患全般(慢性疲労、腸内環境、免疫)を包含する総合的な視点で、再現性の高いプランニングを支援する。『サプリメント医学』よりも生活習慣との接続が密で、試験値をもとにしたステップが多い。
こんな人におすすめ
長引く体調不良に悩む人、医師・栄養士・トレーナーで栄養処方を検討する人。
感想
検査値と食事・サプリをセットで追うことで、メタボ対策にも役立つ整理ができた。