レビュー
概要
上巻に続き、人類の歴史をグローバルな視点で描き、科学革命以降の帝国・資本主義・国民国家・未来のシナリオを扱う。現代に至る制度・技術・幸福の再定義とともに、科学的合理性と神話の共存を探る。
読みどころ
- 近代科学の発展と帝国主義の関係を、経済データ・政治制度の変化と共に複合的に描写。
- 資本主義の拡張と市場の規範化を統計・図解で示し、信用・銀行・金融危機との関係を論じる。
- 国民国家と民族の構成を、神話・教育・軍隊の構造と共に再帰的に図示。
類書との比較
『歴史の終わり』よりも制度と科学の動態を追い、再現性ある説明を優先。『未来の人類学』よりも文化と力の交差点を丁寧に扱い、現代を問い直す素材として秀逸。
こんな人におすすめ
歴史・政治・経済の交差点に興味がある人。
感想
未来の制度を考える際の基盤として、再度読み返したい構成だった。