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レビュー

概要

女性向けに、日常の「楽しく続けられる」貯金習慣を作るという趣旨で、毎日の行動の小さな積み重ねを重視した指南書。一週間の予算を「フィーリング系」と「実績系」に分けて振り分け、毎日 1 日分の「予定」と「実績」を書き込むマンスリーダイアリー付きで構成。貯金の目的(旅行、学び、趣味)を「色」で区別し、継続の動機づけを視覚的に強化する。

読みどころ

  • ムダ遣いと感じる瞬間を客観的に記録する「3 秒メモ」アイデアが特徴で、財布を開けるたびに支出の理由を書き添える習慣が身につく。感情をリセットするために、予算に変化があったときは 5 つの質問(なぜ? 何を? どうする? どう感じた? いつ使う?)に答える形式を提示。
  • 第 3 章では「お金の流れ図」を作り、収入・支出・貯蓄のバランスを可視化。エクセルや家計簿アプリとは違い、自分の行動を手描きで書き出すことを重視し、行動のトリガー(食べログ・動画視聴・衝動買い)との関係をマッピング。
  • 後半では「趣味と貯金の両立」を扱い、達成した際の祝福の儀式(寄せ書き・写真を撮る)と次の目標設定をセットにすることで、達成感の循環をつくる。

類書との比較

同じく女性向けの『お金の女子会』がマインドセット中心であるのに対し、こちらは行動ベースのシステムで差別化。『貯金 10 万円ノート』が手帳とノートの融合なら、この本は日々の行動の日記が中心で、感情面の誘導(色分け・祝福)に加えて、行動の記録が大きく占める。日課化のメカニズムやフィードバックループの設計もしっかりしている。

こんな人におすすめ

日々の収支をざっくりしか把握していない人や、ムダ遣いをやめたい女子大学生・新社会人。無理のない範囲で貯金を始めたい人、貯金が三日坊主になってしまう人にも。

感想

取材したデータを背景にしながらも、強すぎない語り口で「お金を味方にする習慣」を提示しており、実験的に 1 週間だけ試すときのガイドとして優れていた。色分けと ritual(祝福)の組み合わせが、貯金を自己肯定感につなげる構成になっていて、自分の行動を批判するのではなく肯定することで長続きするように思った。

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    大手出版社で書籍編集を10年経験後、独立してブロガーとして活動。科学論文と書籍を融合させた知識発信で注目を集める。
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    佐々木 健太

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