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レビュー

概要

ENGLISH JOURNAL 2022年10月号は、アルクが発行する英語学習誌のアーカイブのひとつ。本号は“聞く力”をテーマに据え、ポッドキャスト的な音声ダウンロードコンテンツと連動して学習者のリスニング力向上を支援する。雑誌特集では、米英ニュースやSNSから抽出したリアルな会話表現を具体的な文脈とともに取り上げ、リスニングの際に注意すべき「つなぎ言葉」「聞き逃しやすい同音語」「文末音の変化」などの現場で使えるスキルを紹介する。

内容とポイント

特集では、英語圏の若年層が使うスラングや略語を正確に聞き取るための耳づくりを行う。たとえば“what’s up?”や“hold tight”など、直訳では意味が伝わりづらいフレーズについて、同じフレーズが登場するポッドキャスト段落を実際に聞いて意味を体感し、スクリプトとともにスピーカーの表情や場面背景を想像する。さらに「音節の脱落」(gonna→/gənə)の音声パターンを波形とともに示して実際の音の密度を可視化し、「聞き流す」から「聞き取る」へと学習のモードを切り替えるガイドラインを提供する。巻末には編集部が過去号から抜粋した「学生の悩み」をQA形式でまとめ、ライティングや発音にもアドバイスを与えている。

類書との比較

英語学習誌の中では、NHK出版『ラジオ英会話』シリーズが放送を媒体にした「放送+スクリプト」スタイルで聞く力を育てる一方、本号は印刷された雑誌と音声DLのハイブリッドにより“自分で計画しやすい”学習スケジュールを提供する。具体的には、ENGLISH JOURNALは「ニュース+インタビュー+対談」を一冊でまとめる構成で、段落ごとの速さや話者の背景を明示。これに対し『ラジオ英会話』は講師が学習者を導く構成で、受け身の学びに近い。類書『Voice of America Learning English』誌と比べると、ENGLISH JOURNAL はメタ認知的な学習アクション(聞いた内容を要約する・特徴的な表現を転写する)を促すワークを付加し、学習者自身が“聞き取るクセ”を自律的に育てられる点で異なる。

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    大手出版社で書籍編集を10年経験後、独立してブロガーとして活動。科学論文と書籍を融合させた知識発信で注目を集める。
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    佐々木 健太

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